1カービィさんの小説

【アニメ版 第二期 星のカービィ】第2話 BDM社の秘密 


カービィとバグジーは今、どちらも身構えている状態である。一瞬でも動いたら戦いが再開するといった感じだ。

カービィ「ぽよ………」

バグジー「バグ〜〜〜〜……」

そして、それを見守るフーム達もそこにいた。沈黙は長い時間続いた。……そして!

バグジー「………バグッ!」

カービィ「!!ぽよ!」

バグジーは突進を仕掛けてきたが、カービィは間一髪で避けた。そして、それが合図だったかのように、カービィに向かって連続で突進を仕掛けていった。カービィはギリギリながらも避け続ける。

フーム「カービィ、しっかり!」

デデデ「バグジー!早くカービィをやっつけるゾイ!」

フームとデデデ大王はそれぞれの戦っている者に向かって応援している。

バグジー「バグ〜〜〜……」

バグジーは突進の攻撃はあまり有効ではないと判断したのか、一回止まった。

フーム「今度は何を仕掛ける気……?」

フームはまた、新たな攻撃がくるのではと心配した。

バグジー「バグ〜〜〜……ジッ!」

フーム「?あの魔獣が何かを出してきたわ……。」

バグジーが出してきたのは……てんとう虫みたいな奴だった。数は二匹いる。

デデデ「あいつ、いつの間に部下みたいな魔獣を……」

エスカル「これも、パワーアップの影響でゲスかねぇ?」

そのてんとう虫は、かなりの速さでカービィに突っ込んでいった。カービィは急いで避ける、が、もう一方のてんとう虫に捕まってしまった!

カービィ「ぷぇっ!?」

そしててんとう虫は、地面に叩きつけるようにカービィを投げた。地面に衝撃が走る

フーム「カービィ!」

またもやカービィは地面に埋まってしまった。しかし、カービィが抜け出そうとする間に、別のてんとう虫がカービィを地面から無理矢理ひっこ抜いて、バグジーにパスするように投げた。バグジーはそれをキャッチし、今度は飛び上がって前の地面に叩きつけた。地面が揺れ、またカービィが地面に埋まる。

カービィ「ぽ………よ………」

デデデ「でぇっははは!カービィは手も足も出ないゾイ!」

エスカル「ま、あんなちっちゃな手足じゃ手も足も出ないでゲスな。にひひひひひひ。」

デデデ大王とエスカルゴンは馬鹿にするように笑った。そんな中、フームはあることを思いついた。

フーム(そうだわ!バグジーは吸い込めなくても、その周りにいるてんとう虫を吸い込めば…!)

そしてフームは叫んだ。

フーム「カービィ!てんとう虫を吸い込んで〜!」

カービィ「ぽ………よ!」

カービィは地面の中から這い出て、フームの言う通りに吸い込んだ。てんとう虫はカービィの吸い込みに気付き、急いで地面にしがみつこうとしたが、一匹が間に合わず、カービィの口の中に吸い込まれた。そしてカービィは相手の能力をコピーした。その姿は青い鉢巻きをしている姿だった。

ブン「ありゃ、スロウカービィか?」

フーム「でも何かが違う気がする……」

フーム達の言う通り、カービィの体は茶色っぽかった。

???「ふむ、私も初めて見るコピー能力だ。」

フーム「メタナイト卿!」

いつの間にか、メタナイト卿が少し高い岩の上に立っていた。

ブン「いつの間にそこにいたんだ?」

メタ「陛下が見覚えのある魔獣を連れて出ていったのでついていっただけだ。」

フーム「それにしても、メタナイト卿も知らないコピー能力……」

フームが呟く中、てんとう虫の魔獣がカービィに飛びかかってきた。しかし、カービィはそれを避けようとはしなかった。

フーム「!?カービィ!?」

フームはその光景に驚いた。このままではてんとう虫にやられてしまうと思っていた。そして掴まれた!……のは、なんとてんとう虫の方である。カービィにしっかり掴まれていて、上に掲げている。そして……

カービィ「はぁっ!」

カービィはてんとう虫を目の前の地面に叩きつけた。その反動で大きくバウンドし……

バグジー「バグッ!」

見事にバグジーに当たった。

メタ「なるほど、あれはスープレックスカービィだ。」

フーム「スープレックスカービィ?」

ブン「どういう能力なんだ?」

メタ「スープレックスカービィは、物をリフトアップし、敵に投げつける技だ。今の技は“ボディスラム”というものだ!」

バグジー「バグ〜〜〜……ジッ!」

メタナイト卿が説明している間に、バグジーが今度は四匹のてんとう虫を出してきた。カービィも一匹のてんとう虫にめがけて突進し、リフトアップした。そして……

カービィ「はっ!」

前にジャンプしててんとう虫にダメージを与えた。

メタ「今のは“パイルドライバー”だ!」

次にカービィは次のてんとう虫をリフトアップし、今度は後方にてんとう虫を叩きつけた。

メタ「お次は“ジャーマンスープレックス”か……。」

そしてまたてんとう虫を掴み、一旦地面に置いて腕で殴り付けるようにダメージを与えた。

メタ「今度は“鉄砲水ラリアット”か!」

そんな光景を見ていたデデデ大王は黙っていられなかった。

デデデ「え〜〜い、何をしておる!!さっさとカービィをやっつけるゾ〜イ!!」

デデデ大王に促されながらもてんとう虫はカービィにつっかかっていった……が、またもや掴まってしまった。そして……

カービィ「“岩石落とし”!」

カービィが大きくジャンプし、見事にバグジーに叩き付けた。

バグジー「バガァァァァ!!」

ブン「す、すげぇ……!!」

フーム「大ダメージを与えたわ!」

エスカル「へ、陛下!だだ、大ピンチでゲスよ!?」

デデデ「わかっておる!バグジーよ、しっかりせい!!」

バグジー「ババ、バグ、ジ〜〜……」

バグジーはよろめきながらも、なんとか立った。そこへ……

カービィ「ふっ!!」

カービィが突進して、バグジーを重々しくながらも掴んだ。

バグジー「バ、バグッ!?」

そしてバグジーを下に置き……

カービィ「“猛烈ストンピング”!」

バグジー「バガガガガガガガガッ!!」

バグジーの腹に強烈なキック連打を浴びせた。これにはバグジーも応えた。そして、カービィは空高く飛び上がり……

カービィ「“ピンポイントキック”!」

バグジー「バギャア!!」

とどめの一撃を食らわした。

バグジー「バ…バグ………」

体力の限界がきてるのか、バグジーの体に電気が迸り、そして……

バグジー「…ジィーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

バグジーから光が出てきて、大爆発を起こした。

ブン「やったーーー!!」

フーム「カービィの勝利よ!!」

カービィが勝ったことに喜ぶ二人。しかし、デデデ大王とエスカルゴンはそうではなかった。

エスカル「陛下!や、やられてしまいましたでゲスよ!?」

デデデ「い、一旦城に帰るゾ〜〜イ!!」

デデデ大王はそう言うと、デデデカーを発進させ、その場を立ち去った。

フーム「あ、また行っちゃった……」

……場面は変わり、ここはデデデ城の玉座の部屋。今、スクリーンにいるソード・ダークマターと話している。

デデデ「お前が送った魔獣はカービィに倒されてしまったゾイ!」

エスカル「倒せる筈じゃなかったんでゲスか!?」

ソドマタ「落ち着き下さい、陛下。私もまさか新しいコピー能力があるというのは予想外です。もしかしたらこの先、新たなコピー能力が出ることでしょう。」

デデデ「そいつはちょっと厄介だゾイ。」

ソドマタ「ですので、もし新しい能力で魔獣が倒されてしまった場合は値段の三桁ほど値下げ致します。」

エスカル「ほほぉ、えらく気前が良いでゲスな。」

ソドマタ「ちなみに、今回お送りしたバグジーは値段が10000000ですが、新しい能力によって倒されたので、10000に値下げ致します。」

デデデ「でぇっははははは!!こいつは安いゾイ!では近い内に払っておくから待っておるゾイ!」

ソドマタ「わかりました。では…」

そう言ってソード・ダークマターは画面から姿を消した。

エスカル「…で、例のごとく…」

デデデ「払わんゾイ!でぇ〜はっはっは!!」

デデデ大王の笑い声は城内に響きわたった……

場面は変わり、カブーの谷。フーム達はメタナイト卿にカブーに聞いたことを全て話した。

メタ「ダークマター一族、か。噂では聞いたことがあるが、私にはよくわからない。」

フーム「そっか……ねえ、カービィ。」

カービィ「ぽよ?」

フーム「ダークマター一族っていう奴等が黒幕なのかがわからないけど、もしそうだとしてもカービィは立ち向かうよね?」

カービィ「ぽよい!!」

フームの質問にカービィは力強く答えたのだった。