1カービィさんの小説

【アニメ版 第二期 星のカービィ】第2話 BDM社の秘密 


ここはデデデ城にある大臣のリビング、そこでフームがうなっていた。

フーム「うーーん…」

ブン「どうした?姉ちゃん。もしかしてこの前の事が気になるのか?」

カービィ「ぽよ!」

ブンとカービィもそこにいて、カービィはクッキーを頬張っていた。

フーム「ええ。あの黒い塊、カービィが今まで戦ってきた魔獣とは何かが違う…」

ブン「姉ちゃん、考えすぎだよ!確かにあの黒い塊は今まで見たことない魔獣だけどさ…」

フーム「それに、メタナイト卿も言ってたじゃない!メタナイト卿も知らない敵が現れたって…」

ブン「そうだけどさ…」

そういって、ブンは黙った。

フーム(メタナイト卿でも知らない敵……調べないといけないわね……よし。)

フームがそう思うと、椅子から降りて、部屋を出ようとした。

ブン「ん?姉ちゃん、何処に行くんだ?」

フーム「カブーの谷に行って、カブーに正体不明の敵について聞くの。カービィも来なさい。」

カービィ「ぽよ!」

フームの言葉にカービィは従い、フームについてった。

ブン「待ってよ、姉ちゃん!」

ブンもその後を追う。その様子を観察している者がいた。それは、エスカルゴンが作ったスパイホッパーだ。もちろん、これを操縦しているのは……

デデデ「ぬぅ〜、カービィの奴ら、カブーの谷へ行く気だゾイ。」

…デデデ大王だ。側にはエスカルゴンがついている。

エスカル「へ、陛下〜、このままだとカブーの未来予知で私達が利用している会社がばれてしまうのでは……?」

デデデ「わかっておる!今からソードに連絡をとるゾイ!」

そう言って椅子にあるボタンを押し、スクリーンを出した。そして、BDM社にいるソード・ダークマターの映像が映った。

ソドマタ「ようこそ、BDM社へ。今回はどのようなご用件で…?」

デデデ「ソード!カービィたちがお前の所の会社を調べようとカブーの谷へ行ったゾイ!」

エスカル「そちらにとっては不利になるかもしれませんでゲスよ?」

ソドマタ「ふむ、それはいけませんねぇ。カブーのことは我が社でも結構知られております。早くカービィを倒さなければいけません。」

デデデ「では早速注文ゾイ!前回の魔獣とは別の物を送るゾイ!」

ソドマタ「では、あなた方にとっては懐かしい、パワーアップした魔獣を送りましょう。」

エスカル「懐かしい魔獣?それは何の魔獣でゲスか?」

ソドマタ「まあ、送られたらわかりますよ。では…」

そういうと、デリバリーシステムが作動し、魔獣が送られてきた。それは……

デデデ「こ、こいつは……!」

エスカル「確か、前にHN社で注文した、『バグジー』でゲス!」

そう、送られてきたのはまぎれもなく、前にHN社に注文し、そしてカービィに倒されたバグジーである。

ソドマタ「ね?懐かしい魔獣でしょう?」

デデデ「確かに懐かしいが…、パワーアップしているのかゾイ?」

ソドマタ「しておりますとも。その魔獣の独特の個性をいかしておりますから…」

デデデ「それはどういうものゾイ?」

ソドマタ「それは後のお楽しみです。後、代金はちゃんとお支払いください。では…」

ソドマタがそう言うと、スクリーンの映像が消えた。

エスカル「へ、陛下は金を払うのでゲスか?」

デデデ「でゅははは、いつもの通り、金は払わんゾイ!それより気になるのはこいつの能力ゾイ!」

エスカル「はあ、前回は確か剣と棍棒を持ってたような…。」

その時、エスカルゴンの言葉と共に、バグジーの手に剣と棍棒が現れた。

デデデ「む?武器は前とは変わってないゾイ。本当にパワーアップしているのかゾイ?」

エスカル「で、ですがソードは後のお楽しみと言ってましたから、今回は隠された能力を持っているのでは……?」

デデデ「まあいいゾイ!どちらにせよ、カービィを倒せたらいいことなんだゾイ!細かいことは気にするでないゾイ!」

エスカル(そう言われると嫌〜な予感が……)

デデデ大王の言葉に対し、エスカルゴンは内心が不安で仕方がない。

デデデ「では早速カービィのところへ向かうゾイ!」

バグジー「バグ〜〜!!」

デデデ大王の命令に従い、バグジーは外へ飛び出し、カービィの元へ向かった。

デデデ「エスカルゴン!すぐに奴を追い掛けるゾイ!」

エスカル「は、はいでゲス!」

デデデ大王はエスカルゴンにこう命令し、エスカルゴンと共に車庫へ向かった。そして、場面は変わってここはカブーの谷。そこにはカービィ、フーム、ブンがいた。

フーム「カブー!ねえ、カブー!私達の問いに答えてくれない?」

フームの問いにカブーはゆっくりと口を開き、答える。

カブー「カブー、なんでも答える。」

フーム「教えて、カブー。今、このプププランドに危機が迫っているようなの。その危機が何なのかわかる?」

カブー「この、プププランドに、危機、訪れる。その危機は、BDM社によっておこる。」

フーム「BDM社……」

ブン「HN社と同じようなもんかな?」

カービィ「ぽよ〜い?」

フーム「その事を詳しく教えて!カブー!」

カブー「カブー、BDM社について、まだ、知らない。」

フーム「そうなの……」

カブーの否定の言葉にフームは肩を落とした。

カブー「でも、ダークマター一族の事なら、知ってる。」

フーム「……え?」

ブン「姉ちゃん、もしかしたらそのダークマター一族ってやつ、何かの手がかりになるんじゃないか?」

フーム「そうね。カブー!そのダークマター一族について、詳しく教えて!」

カブー「ダークマター一族は、ずっと昔、宝剣ギャラクシアが生まれた時よりも、ナイトメアが生まれた時よりも、ずっと昔に生まれた一族。その一族は、闇から生まれた。彼らは光を苦手とし、全てを闇に包み込もうとした。しかし、すぐにはそんなことはせず、影でいくつもの年月をかけた。……その後の事は、カブーにも知らない。」

フーム「そうなの……ありがとう、カブー。」

ブン「姉ちゃん、そのダークマター一族があの黒い塊と関係あるんじゃ……」

フーム「そうかもしれないわね。帰りましょ。」

フームが帰ると言ったその時、エンジン音とブレーキ音が聞こえた。

フーム「……!!」

フームはその音に気付き、音が鳴った方向に目をやった。案の定、そこにはデデデカーに乗っているデデデ大王とエスカルゴンがいた。

フーム「またあんたたちなの!」

ブン「カービィに何か用があるのか!」

カービィ「ぽよ!」

デデデ「でゅははははは!そうゾイ!そいつに用があるゾイ!」

エスカル「今回は懐かしい奴と戦ってもらうでゲスよ〜。」

二人がそう言うと、上からデデデ大王が注文した魔獣、バグジーが飛んできた。

バグジー「バグ〜〜〜〜。」

ブン「姉ちゃん、あいつって!」

フーム「前にカービィが倒した魔獣、バグジー!でもなんで!?」

ブンとフームが驚いている中、バグジーが地に降り立った。

バグジー「バグ〜〜〜。」

カービィ「ぽよ………!」

バグジーはカービィを睨んでいたが、カービィも睨み返した。今にも戦いが始まろうとしている雰囲気だ……