暗黒物質さんの小説

【毛糸の国の大騒動】第3話「それぞれの宿命」


フラッフ「この世界を元通りに出来るだけのは僕ら『選ばれし者』だけなんだ!」

カービィ「え… 選ばれし者? 僕が…?」
フラッフ「そうなんだ!」
ワドルディ「何で、カービィさんが『選ばれし者』って分かるッス?」
フラッフ「僕を最初助けてくれたとき、カービィは車に変身したよね?」

3人の脳内にあの時の光景が浮かぶ。

カービィ「変身した。勝手に」
フラッフ「あの時みたいに、毛糸の体を変化させて別の物に変身出来るのは、特別な遺伝子を受け継いでいる者だけなんだ」
カービィ「それが『選ばれし者』って事?」
フラッフ「うん」

フラッフが深く頷く。

ワドルディ「どうして、そう分かるッス?」
フラッフ「現に、この国の王子の僕は出来る」
フラッフ「カービィのご先祖はどんな人だったか分かる?」
カービィ「僕のご先祖…」

カービィが考え込む。

ワドルディ「ティンクル・ポポじゃないスか!」
カービィ「あっ そうだった!」

ワドルディがツッコむ用に言った。その瞬間、フラッフが目を丸くして驚いた。

フラッフ「ティンクル・ポポ!? あの銀河を救った!!?」
カービィ「YES。」
フラッフ「これはビックリ…全然分からなかったよ…」
ワドルディ「無理もないッス。あんな食いしん坊なんスから」

カービィのお皿を見て言うワドルディ。

グーイ「あのー」

ずっと黙っていたグーイが口を開く。

カービィ「どったの?」
フラッフ「?」

グーイ「僕も一応、ダークマター族の遺伝子を…」
フラッフ「ダークマター族!?」
カービィ「ああ。このおはぎさんは、ダークマター族の中で善意を持って誕生した奴なんだ。だから族から追放されて、僕達の世界に居るの」

考えるフラッフ。

フラッフ「うーん… 2人にはやってもらわないと分からない… みんな、僕について来て」

席を立つフラッフ。
なぜかつまらなそうなワドルディ。

ワドルディ(これもスカの宿命ッス)

カービィ「待って! これ食べちゃうから!」
グーイ「そんな急いで食べたら…」
カービィ「! ゴフッ! ゲホゲホ!」

カービィはむせた。

グーイ「ほら言わんこっちゃない」

〜フラッフのお城(庭)〜

カービィ「ここは?」
フラッフ「ぼくのお城の庭」

フラッフ以外の3人は辺りを見渡す。

グーイ「…なぜにこんな仕掛け多いの?」
フラッフ「本当は泥棒対策だったけど、この国が平和になって使い道がなくなったんだ」
カービィ「で、トレーニング場みたいに?」
フラッフ「そう じゃあここで2人は少し試してみて」
カービィ「よしっ レッツゴー!」

グーイ「あのキラキラ光ってるのは何?」
フラッフ「あれはビーズだよ この国の通貨」

ピョンッ!

カービィ「頂きぃ!」

カービィがビーズに飛びついた。

ワドルディ「お金も好きッスか?」
カービィ「それは言わない! よい子に与える影響が!」
グーイ(自分で飛びついといて…)

カービィ「むっ 敵だ!」
フラッフ「丁度いいや カービィ、ボールを持つふりして、敵目掛けて投げるようにしてみて」
カービィ「こうっ?」

カービィが右手を出した瞬間、カービィの右手から毛糸が伸び、敵に巻き付いて、ほどいてしまった。

カービィ「わっ!?」
グーイ「おおっ 僕もっ!」

グーイは舌が伸び、敵をほどいた。

フラッフ「2人とも上手! やっぱりできるんだね」

次はブロックが2つ。

フラッフ「これもほどけるよ!」

カービィ「えいっ!」
グーイ「れろっ!」

カービィの方のブロックはほどけた。
しかし、グーイのブロックはほどけない。

グーイ「ぬぬっ?」
フラッフ「あっ その黄色いブロックは敵を巻き取って、それをぶつけて壊すんだ」
グーイ「よしっ れろんっ!」

グーイは近くの敵を巻き取り毛糸玉にし、それを投げた。

フラッフ「おおっ 上手いね!」

そしてしばらくビーズを取りながら進んだ。

フラッフ「あっ あの宝箱マークのワッペンを剥がしてみて!」
カービィ「よっ!」

カービィはもう慣れたようだ。

グーイ「何これ? 家具?」
フラッフ「そう 君たちの部屋に飾れるよ!」

[シャンデリアをゲット]

カービィ「うわっ 池っ?」

3人の前には池が広がっていた。

フラッフ「さあ入って入って!」

フラッフは2人の背中を押す。

カービィ「ちょっ! 押す…」

ドボーーーン!

カービィ「何押し…て…?」
グーイ「わわわっ?」

2人の体が潜水艦のように変化した。

フラッフ「水に入れば勝手に変わるよ!」

フラッフも池に入る。

カービィ「あれ? ワドルディは?」
グーイ「? さっきまで居たのに…?」
フラッフ「おーい こっちこっちぃ」

フラッフはもう先にいる。

カービィ&グーイ「あっ 待ってーー」


池から上がった3人。

カービィ「あっ 宝物!」
グーイ「でも高くて届かないよ?」
フラッフ「それなら、あのボタンに毛糸を引っ掛けて、自分を振り子みたいにして上がって!」

壁に縫ってあるボタンを指差す。

カービィ「なるほど、せいっ!」
グーイ「れろりんっ!」

パシッ
ブーンブーン
スタッ

カービィ「よしっ よっ」

宝物マークを剥がす。

[おうさまのいすをゲット]

グーイ「偉そおーー」

そこでカービィが何かに気付く。

カービィ「何あの 巨大ルーレット!?」

フラッフも上がって来た。

フラッフ「あれがゴール。真ん中のベルに掴まったらおしまい。掴まったときに、針が差している星の数だけ、ビーズが貰えるよ」
カービィ「了解! せいっ!」

パシッ!
カランカラーンカラーン

針は星2つを差している。

グーイ「200ビーズゲット!!」

カービィ「あー 疲れたっ」
フラッフ「2人共お疲れ様 部屋に戻ろう」



第4話に続く!!
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