暗黒物質さんの小説

【毛糸の国の大騒動】第2話「フラッフのお城で」


コケコッコーー!!

鶏の鳴き声が響く。

グーイ「……うう〜 もう朝か…」

一番に起きたのはグーイ。

グーイ「カービィさん、起きてください。朝ですよー」

カービィを起こそうとするグーイ。

カービィ「…うん〜? おっ!?」
グーイ「?」
カービィ「おはぎだーー!!」
グーイ「!!!!!」

カービィはまたおはぎと間違え、グーイを吸い込もうとした。
しかし

カービィ「ほぁっ!? この体じゃ吸い込めないんだった…」
グーイ「(危ない…) カービィさん! これで二度目ですよ!!」
カービィ「おはぎが喋った!!」
グーイ「おはぎじゃないです!! いい加減、目ぇ覚ましてください!」

ワドルディ「…2人共うるさいッスー」

2人のおはぎ騒動でワドルディが起きた。

ワドルディ「朝っぱらから、おはぎおはぎうるさいッスよ〜 聞いてるだけで胃もたれするッスー」
カービィ「ッスッスッスッスうるさい!」
ワドルディ「口癖なんスから仕方ないッス」

コンコン

グーイ「誰か来た。 はーい!」

ノックに応じ、扉を開けるグーイ。

ガチャッ

フラッフ「朝からにぎやかだね」

バッチリ目の覚めたフラッフが言う。

ワドルディ「フラッフさん。もしかして外にも聞こえてたッス?」
フラッフ「まる聞こえだって。パティシエの会話かと思ったよ」
グーイ「パティシエ…」

「ぐぅ〜」 誰かのお腹が鳴った。

カービィ「おなか減ったー 朝ご飯はー?」
フラッフ「うん。その為に呼びに来たんだ。さあ僕のお城へ…」
カービィ「気が利くぅ!!!」

一目散にお城へ走るカービィ。

ワドルディ「速… 消えた…」
フラッフ「食堂の場所分かるのかな?」
グーイ「…あの人なら、匂い辿って行けると思う」
ワドルディ「100%行ける」

3人もお城へ歩き出す。

〜フラッフのお城〜

<食堂>

フラッフ「ここだよ」
グーイ「おお いい匂い…」
ワドルディ「ッス〜」

3人は食堂の中へ。そこにあの人が…

カービィ「3人共! 遅いよぉ!!」

首(?)に前掛けをし、ナイフとフォークを握り絞めて、テーブルに着いているカービィ。

ワドルディ「よく場所分かったッスね?」
カービィ「匂いを辿って!!」
フラッフ(当たった…)

驚き半分、呆れ半分のフラッフ。

カービィ「ご飯まだぁー?」
フラッフ「この食堂はバイキング形式だよ」
カービィ「食べ放題!?」
フラッフ「もちろん!」
カービィ「ヤッホーーイ!!!!」

ナイフとフォークを残してどこかへ消えたカービィ。

ワドルディ「全部食べちゃわないスかねぇ…?」
グーイ「吸い込み出来ないから」
ワドルディ「そうッスね」

そして3人も朝食を取りに行く。


カービィ「いただきまーーす♪」
ワドルディ「量多っ!?」
グーイ「カービィの顔隠れてるよ…」

カービィのお皿には、食べ物が山のように盛られている。

ワドルディ「僕もいただきまーす」
グーイ「いただきまーす」

カービィ・グーイ・ワドルディの3人は食べ始める。

少し深刻な表情になったフラッフが口を開く。

フラッフ「みんな、食べながらでいいから聞いてくれ」

ワドルディ「?」
カービィ「モグ?」
グーイ「どうしたの? 急に」

フラッフ「この世界のことなんだけど…」
グーイ「毛糸のこと?」
フラッフ「ううん、この世界が毛糸なのはもとからなんだ」
ワドルディ「じゃあ何があったッス?」

少し、考えた顔になるフラッフ。

フラッフ「この世界が、大陸が、1人の魔法使いによって、バラバラにされてしまった」
グーイ&ワドルディ「バラバラに!?」
カービィ「(ゴクン)その魔法使いって杖持ってた!?」
フラッフ「たしか。なんでそれを?」
ワドルディ「僕達をこの世界に連れ込んだ奴ッス!!」
フラッフ「そうなの!? てっきり他国の人達かと…」

グーイが割って入る。

グーイ「どうして世界をバラバラに?」
フラッフ「分からない。でも元に戻して欲しい。」
ワドルディ「そりゃそうッ」

ワドルディが「ス」を言いかけたその時。

フラッフ「カービィ!! 僕と一緒にこの世界を元通りにしてくれ!!」
カービィ「へっ?」

驚くカービィ。

グーイ&ワドルディ「・・・・・・」

キョトンの2人。

フラッフ「この世界を元通りに出来るのは、僕ら『選ばれし者』だけなんだ!!」



第3話へ続く!!
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