暗黒物質さんの小説

【毛糸の国の大騒動】第1話「キルトの町」


フラッフ「助けてくれてありがとう。僕はフラッフって言うんだ」

体の汚れを払って言うフラッフ。

グーイ「フラッフさん? 何であんなのに追いかけられてたんですか?」
ワドルディ「ここは何処ッスか??」
いっぺんに聞かれて困惑するフラッフ。

フラッフ「まっ まあ立ち話も何ですから、『キルトの町』へ行きませんか?」

グーイ「町?」
フラッフ「はいっ 僕のお城もありますし」
ワドルディ「お城持ってるんスか!?」
グーイ「…ってことは王族関係の人?」
フラッフ「王子です」
グーイ「待て待て待て待て待て待て。新しい情報が多すぎてこんがらがる!」
ワドルディ「…やっとこさ町情報が手に入ったんスから、そのキルトの町へ行きましょうよ」
グーイ「じゃっ、じゃあお願いします!」
フラッフ「では僕に付いて来て…」
カービィ車「ちょっと! あんたがた! これどうにかして!!」

カービィはまだ、車の姿のまま。

ワドルディ「…丁度いいッス。カービィさんに乗せてってもらいましょ?」
グーイ「さっき走って足も疲れましたし」
カービィ車「やっ! だからっ」

グーイとワドルディはフラッフの手を取り、カービィ車の上へ乗る。

カービィ車「ぐえっ!! 重たいって!!」
ワドルディ「さっき走ったじゃないスか」
カービィ車「さっきは無我夢中だったの! あとお三方、乗るなら中に乗りなさいよ! せめて!」
グーイ「早く行ってください。りんごあげるから」

グーイはポケット(あるの?)からリンゴを取り出した。
カービィは大好物のリンゴに…

カービィ車「今回だけだからね!」
ワドルディ「切り替え速っっ」

カービィ車は走り出す。

フラッフ「大丈夫なんですか? これ…」
グーイ&ワドルディ「旅にゴタゴタは付き物さ」

なぜか、決めたような顔で言う2人。
2人も一応、旅はしたことはある。ワドルディは「64」で、グーイは「3」で。


〜キルトの町〜

カービィ車「はいさっ! 付きましたよ!!」
ワドルディ「どもども」
フラッフ「ありがとう、カービィ」
グーイ「お疲れ様。はいリンゴ」

グーイはカービィにリンゴを手渡す。

カービィ車「食べれなぁぁぁい!!」

そりゃそうだ。カービィの手はタイヤなのだから。
が、フラッフが言う。

フラッフ「しばらくじっとしてれば、元に戻りますよ。」
カービィ車「……は?」

パッッ!

カービィの姿が元に戻る。

カービィ「先言ってぇぇぇぇぇぇぇ!!」

そう言いながらカービィはリンゴにかぶりつく。

ワドルディ(いやしんぼ…)
グーイ「よく知ってますね?」
フラッフ「僕も同じ様なことはできますから。」
グーイ「またまた新情報!!」
カービィ「あ〜おいしかった」
ワドルディ「相変わらず、ここも毛糸と布で出来てるッスねぇ…」

すると、どこからか聞き慣れない声が。

???「王子ー!! 王子ー!!」

こっちへやってくる。

???「王子!! ご無事で!?」
フラッフ「やぁ、ルーム・ウール」
カービィ「ルーム・ウール?」
フラッフ「僕の執事だよ」
グーイ(さすが王子…)
ルーム・ウール「王子! 大丈夫ですか!?」
フラッフ「大丈夫。この3人が助けてくれたから」
ルーム・ウール「このお三方が!?」
ワドルディ(僕何にもしてないスけど…)
フラッフ「この人がカービィ。こちらがグーイ。茶色いのがワドルディ」
ワドルディ(ちゃっ、茶色!?)

2人は笑いをこらえる。

ルーム・ウール「いやはや、あなた達のおかげで王子は助かりました。何とお礼を申したらいいか…」
カービィ「いや、当然の事をしたまでです。フッ」
グーイ(カッコつけちゃって… 体が直んなくてテンパってたくせに…)

ワドルディも同じ事を考えていたのか、グーイと目が合い、互いに笑う。

カービィ「何笑ってんのぉ!」

そしてルーム・ウールが何かを決めたような顔で頭を上げる。

ルーム・ウール「カービィ様ご一行には、お部屋を差し上げます!」
カービィ「ぬ? 部屋?」
ルーム・ウール「私はマンションの管理人もやっております。ささっこちらへ」

4人はルーム・ウールについて行く。

ワドルディ「それにしてもよく、フラッフさんがピンチってわかったッスね?」
ルーム・ウール「私の第6感が騒いでおりまして」
カービィ(大したもんだなぁ…)

ルーム・ウール「さっ 着きましたぞ。この中へどうぞ」
カービィ「おおー 広ーい…」
ワドルディ「家具とかはどこで?」
ルーム・ウール「家具でしたら、外にいる、ヌーノ・ウールにお尋ねあれ」
カービィ「家賃は?」
ルーム・ウール「タダでございます」
カービィ「そりゃいい!」

タダと聞いてはしゃぐカービィ。

グーイ「ルーム・ウールさん、僕たちの部屋は?」
ルーム・ウール「現在のところ、カービィさんの部屋に3人同居と…」
カービィ「何っ!?」
ワドルディ「僕は大勢の方が楽しいッス」
ルーム・ウール「ビーズがあればお部屋はお貸しできますが…」
グーイ「ビーズ?」
ルーム・ウール「この国の通貨でございます」
カービィ「へぇ〜。 んふわぁぁぁ 眠い!」
グーイ「もう寝ましょうよ」
ワドルディ「フラッフさんの部屋は?」
フラッフ「僕はお城が」
ワドルディ「そうだったね…」

ルーム・ウール「では、よい夢を」


床についたカービィ達。
次回、いよいよアクションシーン(?)が!

第2話に続く!!
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