矢五さんの小説

カービィとケケの日常・ピクニック編その6



「わぁ‥カービィ、私達、何だかとっても広い場所に出たね」
それから数分ほどカービィとケケが森を探索していると
突然、広い広場のような場所に出ました。

「此処は木が少ないから日の光が直接届くんだね」
「うん、お日様の光が気持ち良いね‥」
其処は森の中では珍しく木があまり茂っておらず
外に居るのと同じように太陽の光が直接森の中に差し込んでいて
二人はその光を浴びて気持ち良さそうに背を伸ばしていました。

「…あっ!カービィ、ちょっと来て!」
「ん?ケケ、どうしたの?」
そして、二人がその場を見渡しているとその広場の端にあった
朽ちた木の洞を覗き込んだ
ケケがカービィを呼んで、カービィが彼女の隣に座り
その幹の中を覗き込んでみると

「あ、幼木だ‥」
幹の中にあったのは太陽の光を浴びて元気に葉を伸ばしている
一本の幼木の姿でした。

「この木、まだ小さいけど立派に育ってるみたいだよ」
「うん、この木、今はまだ小さくてとっても可愛いね」
「でもこの子がいつか大きくなったら森の他の木みたいに凄く
大きな木に成長するんだよね‥
何時になるか分からないけど私、凄く楽しみ‥」

ケケはその幼木を見ながら、うっとりとした優しい表情で
そう言って、そんな風に嬉しそうにしているケケの姿を見て
カービィはある事を思いつきました。

「ねえケケ、僕、思いついたんだけど、今日
描く絵はこの幼木にすれば良いんじゃないかって思うんだ」
「私も賛成!アドちゃんに見せてあげる絵はこの木が良いと思う」
カービィのその意見にケケも大きく首を振って賛成し
二人はその幼木を写生して絵を描く事に決めて
鞄から道具を取り出してスケッチを開始しました。

「よーし!それじゃ、私、頑張ってこの木を描くよ!」
「僕もケケに負けないように頑張って絵を描こうっと」
page view: 682
この小説を評価する:                   (5)