矢五さんの小説

カービィとケケの日常・ピクニック編その5


「…あっ!カービィ見て、あんな所に鳥さんが沢山停まってるよ!」
「本当だ、ケケは目がよく見えるね」
森の中の一本の高い木の上に鳥の群れが停まっているのを
自分の大きな耳と目で発見したケケは嬉しそうにその事をカービィに伝えて
そんなケケの感覚の良さに感心した様子でカービィは言いました。

「ケケは目が良いし耳もよく聞こえて、とっても良い感覚を持ってるね」
「うん!私の目と耳、ちょっと変わってるけど色々な事が出来て自慢なの」

ケケの耳や目は他の人には無い、特殊な色や形をしていましたが
その働きはとても良いもので、色々な種族が集まるこの星では
その形を疎まれたりすることも無く、持ち前の明るさで年齢や性別を問わず
様々な人たちから好かれて彼女はカービィとこの星で暮らし始めてから
今までの間にはっきりと自信を持った様でした。

「‥初めてこの星に来た時、私の耳は他の皆には無い物って分かったから
凄く不安で最初は隠したほうが良いのかなって思ってたけど今は私、この耳があって良かったって思うの」
そして、ケケはカービィの隣で歩きながら顔を俯けて少し気恥ずかしそうに呟きました。

「うん!僕もケケの耳も目も皆、大好きだから、そんな風に思って貰えてとっても嬉しいよ」
ケケのその言葉を聴いてカービィは嬉しそうな顔でそう言うと
笑顔で彼女の頭を撫でてあげました。

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