つばささんの小説

【銀河にねがいを☆彡】18.ケビオス(後編)


 
カービィ達は魔人から逃げながら洞穴の奥へ入り込んだ。
やっと逃げきったものの、そうすると辺りが真っ暗で何も見えないのだ。

「カービィ、黒いものってなに?」
ポピーブロスJr.は言った。
「あの人を操ってるものみたいだよ!」
カービィは言った。
「よく分からねぇが、ロッキーが石碑を守るとか言ってなかったか?」
ボンカースは言った。
「あ、たぶんそれだよ!それを壊せばいいのっ!」
カービィは言った。
「とにかく何も見えねえと話にならねぇぜぃ…。」
ボンカースは言った。

すると、目の前がぼんやりと明るくなり、魔人の顔と岩の手が現れた。
「ギャーー!!出たぁ〜〜!」
ポピーブロスJr.は悲鳴を上げて逃げ出していった。
『逃がすものか!』
魔人の手はポピーブロスJr.を追いかけ始めた。

「オメェの相手はこっちだ!」
ボンカースはそう言って、岩の手にハンマーを投げつけた。
『ぎゃあああ!!』
魔人が叫び声をあげると、ごうごうと洞穴中に響いた。
『それでは望みどおり貴様から始末してやろう!!』
魔人は手のひらで真上からボンカースを叩きつけた。

「ボンカース!!」
カービィは叫んだ。
「くっ…足をやられたぜぃ。俺はもう走れねぇ…カービィ、あのハンマーをやるから、必ず石碑をぶっ壊してこい。ガキを頼む。」
ボンカースは言った。
「そんなぁ!きみを見捨てるなんて出来ないよっ!」
カービィは叫んだ。
「何言ってやがる…早く行け!」
ボンカースは叫んだ。

カービィはボンカースのハンマーを吸い込み、ごっくんと飲み込んだ。
するとカービィの体が輝きだし、ねじりハチマキにハンマーを掲げたハンマー能力の姿に変身した。

「き、きみの相手はこっちだよー!ここまでおいでー!!」
カービィは震えながら魔人にあっかんべーをして走りだした。
『目障りなやつめ!』
魔人はそう言ってカービィを追いかけ始めた。


カービィはポピーブロスJr.とはぐれてしまったので、一人で魔人から逃げながら石碑を探した。

すると、前方からうっすらと光が差し込んでいるのが見えてきた。
『行かせるか!』
魔人が拳で地面を叩きつけると地面が激しく揺れ、上からたくさんの岩が降ってきて出口を塞いでしまった。
「そんなぁ!」
カービィは叫んだ。
『生きては帰さぬぞ!!』
魔人は言った。
「ど、どうしよう!?」
カービィはパニックになりかけた。

その時、どこからか爆弾が飛んできて、魔人の手に命中した。
『ぎゃあ!!』
魔人は悲鳴をあげた。
「えいっ!えいっ!これでも食らえ!!」
見ると、ポピーブロスJr.が後ろから爆弾を投げまくっていた。
「カービィ!早くそこをあけてっ!」
ポピーブロスJr.は叫んだ。
「うん!」
カービィはそう言って崩れた岩をハンマーで壊し始めた。
『させるものかっ!』
「カービィ、早く〜!」
ポピーブロスJr.は叫んだ。

カービィは急いで外に飛び出すと、辺りを見回した。
すると草むらの中にコケに覆われた石碑を発見した。
「ええいっ!」
カービィはハンマーを振りおろし、石碑を粉々に砕いた。

『わ、わしの…石碑があー!!』
魔人の声はごうごうと響き、突然洞穴がぼろぼろと崩れ始めた。

大地はゴーっと低い音でうなり始め、薄暗い地面からたくさんの黒い光の玉が沸き上がってきた。みな星空へのぼっていく。
「なんなの〜!?」
ポピーブロスJr.はカービィにしがみついた。

すると、目の前の大きな山が上部から黒い霧に変わっていき、巨大な渦を巻き上げながら消滅していった。
やがて、そこに7色に輝く美しい願いの泉が現れた。


「カービィ、よくやったッ!!」
バグジーは言った。
その隣でロッキーが混乱して目を回していた。
「ケビオスにこんな所があったとはな…」
ボンカースがつぶやいた。
「よかった!おじちゃん達も無事だったんだね〜!」
ポピーブロスJr.は叫んだ。
「誰が『おじちゃん』だぁ?」
バグジーは言った。
「…俺のことか?」
ボンカースは言った。
「…ぼくじゃないよね?」
ロッキーは言った。
「えへへ〜、きみのことだぁ!」
ポピーブロスJr.はバグジーを指さして、いたずらっぽく笑った。
「なんだとーー!?」
バグジーは叫んだ。
「心配しなくても、オメェは永遠のお子さまでぃ。」
ボンカースがそう言うと、みんなは大笑いした。

「怖かったけど、すっごく楽しかった〜!カービィ、他の星にも行くんでしょ?ぼくも一緒に連れてって〜!」
ポピーブロスJr.は言った。
「うん、いいよ!」
カービィは言った。
「懲りないやつだぜぇ…まぁ、がんばれよ。」
ボンカースは言った。

バグジーと、ボンカースとロッキーは願いの泉の中に入った。
「カービィ、ポピー、気合い入れてけッ!」
「俺たちの分も任せたぜぃ!」
「がんばってね!」
3人は願いの泉の中で体が輝きだし、ポップスターに帰っていった。

「ばいばーい!頑張ってくるね!」
「また遊んでねー!」
カービィとポピーブロスJr.は3人に手を振りながら叫んだ。

「…隣の星はどんなところかなぁ?」
カービィは言った。
「おっきな遊園地だったらいいなー♪」

カービィ達はワープスターに乗り、そんな話をしながら機械化された惑星、メックアイへ飛び立っていった。
 
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