つばささんの小説

【銀河にねがいを☆彡】14.ホットビート(後編)


 
バーニンレオとノディは暗い火山の内部にいた。

「あれ…もしかして俺、また寝てた?」
バーニンレオは目を覚ました。
「レオ様〜!ノディ、とっても心配したでしっ!」
ノディはバーニンレオにしがみついた。
「心配?なんで?」
バーニンレオは言った。

しばらくすると、カービィとバードンも到着した。
「あいつはどこ?」
バードンは黒い岩壁にカメレオンの姿を探した。

その時、カービィとバードンの上からバグジーが降ってきた。
「きゃあ!!」
カービィはその衝撃でペイント能力が解かれてしまった。
「わりぃ!」
バグジーは辺りを見回した。
「暗くてよく見えんなぁ。」
辺りは少ない溶岩の光だけで赤く照らされている。

その時、カービィが見えない攻撃を食らった。
「キャア!!」
カービィは吹っ飛ばされた。
「どうしたの!?…きゃあ!!」
バードンも見えない攻撃を食らい、地面に叩きつけられた。
「また卑怯な攻撃をしやがるッ!!」
バグジーは叫んだ。

「あ、あそこでし!」
ノディは黒いカメレオンが動いているのを見つけて叫んだ。
「だぁーーー!!」
それを見たバグジーは一目散にカメレオンに飛びかかり、手近にあった大きな岩を投げつけた。
岩が命中すると、カメレオンは赤く変色していった。
「怒ってるでし…?」
ノディはつぶやいた。
「あたいの邪魔をするやつは、容赦しない!!」
カメレオンはそう言うと、大きな岩をノディに投げつけた。
「きゃ〜!!」
ノディは悲鳴をあげた。

その時、バーニンレオが飛んできてノディを岩から守った。
「大丈夫?」
バーニンレオはたてがみをメラメラ燃やしながらノディの上に覆い被さっている。
「レ、レオ様…ノディ、感激でし!!」
ノディは大きな目をキラキラ輝かせながら叫んだ。
「ねぇ…レオ様?」
「何?」
バーニンレオは言った。
「ノディに…ノディに…チューしてほしいでし…キャッ!」
ノディは言った。
「え〜!」
バーニンレオはノディから離れた。
「それから…そのまま…」
ノディがどんどん妄想を膨らませていると、バードンがコンドルずつきで突っ込んできた。
「いい加減にしろー!!」
バーニンレオとノディは吹っ飛ばされた。
「今それどころじゃないでしょっ!」
バードンはどんどん黒に変色していくカメレオンを指さして叫んだ。
「また消えやがったッ!」
バグジーは憤慨した。

するとバーニンレオが体を炎で包み込み、燃え上がった。
辺りは明るく照らされた。
「レオ様、素敵でし…♪」
ノディは暗闇の中で輝くバーニンレオを見ながらうっとりし、そのまま眠り始めた。

「えいっ!」
バードンは翼を振りおろし、カメレオンの黒い釜に向けてフェザーガンを放った。
一枚の羽は釜に命中したが、弾かれてしまった。
「そんなぁ!」
バードンは叫んだ。
「あんた達のザコな攻撃なんかちっとも怖くないよ。おとなしくあたいの言うことを聞くんだね!!」
カメレオンはそう言ってカービィ達にウロコの固まりを投げつけた。

するとカービィが飛んでくる固まりを吸い込み、ごっくんと飲み込んだ。
カービィは再び輝き始め、ペイント能力の姿に変身した。
「あ!あたいのウロコ!!」
カメレオンは叫んだ。

「燃料ほし〜…」
バーニンレオは大好きなお酒を思い浮かべるとどんどん火が弱まっていき、辺りが暗くなっていった。
「酒飲みたい…」
バーニンレオは火が消えるとバードンに倒れかかった。
「カービィ、何でもいいから光るもの描いて!」
バードンはバーニンレオを支えながら言った。

「光るもの?う〜ん…」
カービィは地面に星を描いた。
星は本物になって飛び出してくると空中で光り始め、辺りが少し明るくなった。

カービィはもう4つ星を描き、それが本物になって飛び出してくると辺りはかなり明るくなった。
「…あんた達にあたいは止められないよっ!」
カメレオンはそう言って黒い釜を持って逃げだした。
「あっ!逃げちゃう!」
バードンは叫んだ。

すると、カービィは刷毛を逃げていくカメレオンに向けて叫んだ。
「いけぇ!!」
すると、空中に浮かぶ5つの星が光を放ちながらカメレオンを追いかけていった。
星がカメレオンの黒い釜に命中すると、釜は粉々に砕けた。
「ぎゃー!!マルク様のお釜が〜〜!」
カメレオンは悲鳴を上げた。

すると突然地面が揺れ始め、上から石が次々と降ってきた。
「なんだぁ!?」
バグジーは言った。

壁や地面に亀裂が入り、そこから勢いよくマグマが吹き出してきた。
「いやぁー!どうしよう!!」
バードンは悲鳴をあげた。

すると、カービィが慌てて辺りを白いペンキで染め始めた。
「カービィ、それなに!?」
バードンは落ちてくる石を翼で防ぎながら叫んだ。
「よく分かんない…」
カービィは言った。

白いペンキは本物になって沸き上がってくると、カービィ達を守るシールドになり5人を包み込んだ。

カービィ達の上に、もの凄い迫力で火山の上部が崩れてきた。
カービィ達はシールドに守られていながらも思わず姿勢をかがめた。

しばらくすると、崩れた火山は霧のように空へ消えていき、そこにホットビートのオアシスでもある願いの泉が現れた。


「はぁ〜、死ぬかと思ったぜ。」
バグジーは汗びっしょりになってつぶやいた。
「この星も元通りになったね!」
カービィは言った。

「う〜ん…あれ?あたい何してたの?」
黄色いカメレオンは目を覚まして言った。
「ゲ!!お前まだいたのかッ!許さん〜〜!」
バグジーはそう言ってカメレオンに飛びかかった。
「やめて!!その子は操られてただけなのっ!」
バードンは叫んだ。
「操られてたぁ?」
バグジーはカメレオンを下におろした。

「あたい、マルクってやつに操られてたみたい。あんた達の能力を使って惑星を繋いで、大彗星のノヴァを呼ぶつもりだよ!」
カメレオンは言った。
「ノヴァ?」
カービィは言った。
「何でも願い事を一つだけ叶えてくれる伝説の彗星だよ。こんなことするやつだから、きっとろくでもない願い事だろうね。」
カメレオンは言った。
「だぁーー!!なんだかよく分からんが許さんッッ!」
バグジーは叫んだ。

「ケビオスとメックアイは、ボムとハンマーとストーンの能力で繋がるよ。だから、今ごろこの人たちがケビオスで困ってると思う。」
カメレオンは言った。
「そっかぁ、じゃあ今度はケビオスに行こう!」
カービィは言った。
「よしッ!カービィ、俺様がお供してやるッ。」
バグジーは言った。


バードンとバーニンレオは願いの泉の中に入った。ノディはバードンの背中に掴まったままスヤスヤ眠っている。
「カービィ!バグジー!あたし達の分も頑張ってきてね!!」
「土産よろしく!!」
バードン達は体が輝きだし、ポップスターに帰っていった。
「ばいばーい!!」
カービィは3人に手を振った。

「ところでバグジー…、」
カメレオンは言った。
「なんだ?」
バグジーは言った。
「あんたって、やっぱりおいしいの?」
カメレオンはよだれを垂らしながら言った。
「やめろーー!!」
バグジーは悲鳴をあげた。

カービィ達はカメレオンにお別れの挨拶をするとホットビートを後にし、高山の惑星、ケビオスを目指して飛び立っていった。
 
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