つばささんの小説

【銀河にねがいを☆彡】プロローグ


ここは地球から遠く、遠く離れた平和な星、ポップスターにあるプププランドの夕暮れ時。
西の空に沈みそうな太陽がほんの少しだけ顔を見せており、オレンジ色の光を放っている。
辺りはうっすらと暗く、たくさんのススキが夕風に吹かれている。
 
そこに二割れの大きな帽子をかぶった、ちょっと怪しげな子が一人、月を見上げてたたずんでいる。
「…まるくて大きなお月さま、今宵あなたは思うのサ。この宇宙の支配者には、ボクが一番ふさわしいと…」
彼はクククッと笑みを浮かべた。
 
太陽が完全に沈み、辺りは真っ暗になった。
この時を待ちわびていたかのように彼は突然立ち上がり、大きな杖を天に構えて叫んだ。
 
「フロリア、アクアリス、スカイハイ、ホットビート、ケビオス、メックアイ、ハーフムーン…全ての惑星を繋ぎ、伝説の彗星ノヴァを呼べ!さぁ惑星たちよ、ボクの言うことを聞くのサ!!」
 
杖の先から黒く激しいエネルギーが空に放たれ、夜空いっぱいに広がった。
月は黒い光にとらわれ、苦しそうにもがき始めた。
 
その時、西の空に沈んだはずの太陽の光がカッと照らされた。
「お日さま、キミに用はない。明日にはボクの言うことを何でも聞くようになるからサ…ほほほほほほ!!」
 
彼は大きな翼を広げ夜空に飛び立っていった。辺りは再び真っ暗になり、静寂に包まれた。
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