啓太さんの小説

【カビワド日記】第1話


ぼくが目を覚ましたときにはもうお昼ころだった。

「あれ?もうこんな時間だ。」

昨日はそういえば、夜遅くまで流れ星を見てたっけ。
最近は流れ星がすごく多くて、いつまで見てても飽きないんだ。

「ふわぁああああ。」

大きなあくびをして、ベッドから降りる。
ごはんは何にしようかな?
あ、そういえば昨日、サンドイッチを作りすぎちゃったんだっけ。
それが確かまだ残ってたよね。
それと、牛乳と…

そう思って冷蔵庫に向かった時、
ドアの向こうから声がした。

「ごめんくださーい」

聞いたことがない声。
いったい誰だろう?
声を聞いてぼぅっとしていると、もう一度声が聞こえた。

「すいませーん、いるんならあけてくださーい」

「は、はーい!今開けます」

急いでぼくはドアを開けた。
そして、目の前に立っていたのは…

「こんにちは!あなたがカービィよね?」

「う、うん。そうだけど、君は?」

ぼくのことをどうやら知っているようだけど、
ぼくのほうは全く知らない。
体はぼくと同じ一頭身。
だけど、変ってるな、って感じたのは、
背中に羽がはえてて、空を飛んでること。
頭にふしぎなかぶり物をしていて、
そしてだいぶ大きさが小さい。
これって・・・。

「君は、妖精…なの?」

「そう!こことは違う星にある、とある村に住む妖精よ!よくわかったわね!」

男か女かわからない声で、その「妖精」さんはいった。
ついでにいえば、見た目も男か女かわからない。
・・・妖精だから自然なのかな?

「とりあえず、立ち話もなんだから入れてくれるかしら?」

「? でもきみはとんでるよ?」

「…そういうことじゃないわよ。・・・・・・あっ、名前はカマーよ。よろしくね!」

「かまー・・・」

「…なんか問題でも?」

「あるような、ないような・・・」

・・・よくわかんないや。
あ、そうだ。

「そうだ、サンドイッチあるんだけど食べる?
 ぼくも今から食べようかと思ってたんだ。」

「あら、いいじゃない。じゃ、食べながらお話聞いてくれるかしら?」

ぼくの提案にカマーは笑顔で賛成してくれた。

それにしても、カマーと話してるとなんだか、妖精さん、というより
近所のおばさん、っていう感じがある。
すごく親近感がある、というかなんというか。

でも、違う星からわざわざやってくるなんて、
いったいぼくにどんな用なんだろう?


つづく