シュールさんの小説

【星のカービィ銀河の巨星ゼロスリー!?】第9話しおかぜ!サーフィン大会


あらすじ:ブン「俺だよ!ブンだよ!面白いことになってきたな〜!!サーフィンだぜ!サーフイン!!絶対面白いって〜!」
ダーク「全然面白くねえよ!!面白れえどころか大ピンチなんだって!!マジで!蜘蛛来てんだってば!!」
ブン「・・・誰?」
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ダーク「うおおおお!!」黒い膜から腕輪になる前のダークが飛び出してきました。
蜘蛛魔獣は呆気にとられ、その隙にダークのコピーが全て切り裂いてしまいました。
ダーク「さすが俺!・・・いまのうちに!」
ダークは自分の体をひきづりながら「残り15秒」と表示された部屋を後にしました。
ダーク「ふう・・・じゃあな!!」真っ暗だった外に景色が見えてきました。
その景色目掛け・・・
ダーク「うおおおおおい!!!」



・・・ダークが飛び込んだ先は上空でした。
ダーク「・・・ん?」
列車が上に見えます。しかもだんだん遠のいていきます。
ダーク「・・・俺、落ちてる?」
下を見ると凄まじい勢いで木がこっちに近づいてきています。
ダーク「・・・ぶつかるうううう!!」
ヒュウウウウウウ!!!!!  ドサッ
上空の列車は消えていきました。




そのころ・・・
ブン「おー!広いじゃん!」
カービィ「ポヨ!」
フーム達は海の家に入ると同時にカービィと合流したようです。
フーム「カービィ、だめじゃない!」
カービィ「ポヨ〜・・・」カービィは自分の頭に手を置きます。
フーム「さて、色々と聞き込みましょ!」
ブン「おう!」
海の家では沢山の客や選手が水着に着替えていました。もとから裸の人もいるので着替えは楽そうです。
フーム「こんにちは!」木で出来たカウンターに居る女の人に声をかけてみました。
カウンター「私は受付のバウンシーです。あなたも参加するんですか?」
フーム「いえ・・・私達は、」
ブン「もちろん!」
フーム「こら!ブン!」
ブン「調べるんだろ・・・」すかさず耳打ちします。
フーム「・・・はい!やります!」
カウンター「では選手の方は着替えてください。水着がなければ買うことだってできますよ!あ、もちろんサーフボードも売っています。エントリーしますか?」
フーム「はい!少し待ってくださいね・・・カービィ!」カービィはフーム達の周りで遊んでいます。
カービィ「ポヨ?」
フーム「あなたはサーフィンやらないわよね」
カービィ「ポヨポヨ」カービィは首を横にふります。
フーム「えっ、やるの?」
カービィ「ポヨッ!」カービィはカウンターに飛び乗りました。そして置いてあったエントリー用紙にスタンプを押しました。
フーム「ちょっと、カービイ!危ないけどそれでもやるの?」
カービィ「ポヨ!」カービィは首を縦に振りました。
カウンター「カービィさんでエントリーですね?」
ブン「あ、俺もお願いします!」
フーム「ところでメタナイト興はどこへ行ったのかしら・・・?」



海の家の誰もいないテラスで3人がなにかを話しています・・・
メタナイト「何しに来た」
ソード「興の耳に入れておきたい情報がありまして・・・」
ブレイド「はるばるププビレッジからやってきた次第でございます」
メタナイト「・・・それで、何の用だ?」
ソード「もう動くはずのないデリバリーシステムから怪しげな黒い塊が転送されて来たのです」
メタナイト「ほう・・・」
ブレイド「その塊は丁度ここへ飛んで来たのですが・・・」
メタナイト「いや、そいつには逃げられた・・・」
ブレイド「そのことなんですが・・・」
メタナイト「!?、わかった。カービィ達にも伝えておく、今後何かわかったら手紙で伝えてくれ」
ソード&ブレイド「ハッ!」
二人は出口へと歩いていきました。







フーム「ええ!?あの影が本当にもう一体いるですって!?」
メタナイト「ああ、もしそうだとしたらそいつはどこかへ潜んでいる可能性が高い。」
フーム「そんな・・・」
ブン「おーい!姉ちゃん!なに話してんの?」
カービィ「ポヨ!ポヨ!!」
フーム「ああ、今行く〜!」
メタナイト「何も起こらなければよいが・・・」
走り去る子供達の背中を見ながら言いました。

水着&サーフボード+お土産屋エリアにて

ブン「あのー!」
観客「ん、なんだ?」
フーム「ホーリーナイトメア社について知りませんか?」
観客「しらないねぇ〜」
フーム「そうですか・・・」
フーム「あのっ!」
観客「ごめん!今サーフボードの点検でいそがしいんだ!」
フーム「そうですか・・・残念です」
観客「ん、あんたら見かけない顔だねえ」
ブン「俺たちはププビレッジから来たのさ!」
カービィ「ポヨ!」
観客「ふ〜ん・・・俺の名前はスプロケット。あいにくホーリーナイトメア社についてはよくわからねえが困ったときはいつでも相談に乗ってやるよ!」
フーム「ありがとうございます!・・・でも今はホーリーナイトメア社のこと以外のことは別に困ってないから大丈夫です」
スプロケット「わかった!・・・ホーリーナイトメア社のことについてわかる人がいたらいいね!」
フーム「ありがとうございました!」
カービィ「ポヨー!」
ブン「そんなことより姉ちゃん、俺たちサーフボードと水着持ってねえよ?」
フーム「そんなことって・・・たしかに持って来てないわね」
スプロケット「ちょうどよかった!サーフボードがないのなら今俺が作ってるこのサーフボードに乗ってもらえないかな?」
フーム「え・・・?いいんですか?」
スプロケット「もちろんさ!ちょうどテストしてもらいたかったんでね!」
ブン「やったぜ、カービィ!」
カービィ「ポヨ!」
フーム「ぜひ乗らせてもらいます!」
スプロケット「で、何枚必要だい?」
ブン「俺とカービィで・・・2枚ほしいぜ!」
カービィ「ポヨ!」
スプロケット「よしわかった!じゃあこの2枚を持ってってくれ!」
フーム「いいんですか?」
スプロケット「どうせテスト段階のやつなんだから大丈夫!テスト段階といってもそれは機械でできているわけじゃないからトラブルはないと思うよ!ただ空気抵抗とか水の抵抗とかが心配なんだけどね」
ブン「これは特別なサーフボードなの?」
スプロケット「ああ特別さ。このテストが終わったら新世代サーフボードとして売り出すつもりだよ!」
ブン「どんなところが特別なの?」
スプロケット「ん〜話せば長くなるけど簡単に言えば普通のに乗るよりもこっちのほうが速いんだ。でも強度面でまだ心配が残ってるから大きすぎる波には注意してね」
ブン「わかった!ありがとう!」
フーム「さて、水着を買いに行きましょう」
ブン「おう!」
カービィ「ポヨ!」
カービィ達はスプロケットに一礼した後、水着売り場に行きました。
スプロケット「テスト、うまくいくといいんだけどなあ〜」


ブン「ふーんこの水着を着ると足を動かしやすいみたいだ」
フーム「水着にもいろんな種類があるのね」
ブン「姉ちゃんは参加しないから買わないんだろ?」
フーム「もちろんよ」
カービィ「ポヨ!ポヨ!」
ブン「ん?この水着がいいのか・・・?ってカービィ水着着れるのかよ!?」
フーム「必要ないんじゃないの?」
ブン「でもこの体じゃ風に飛ばされそうだな〜・・・」
カービィ「ポヨ〜・・・」
フーム「あ、子供用のがあったわ」
ブン「これなら体が引き締まってだいじょうぶそうだな!」
カービィ「ポヨッ!」
アナウンス(Mrブライト)「選手はそろそろ外に出てきてくれよ〜!!」
ブン「お、始まったか!?」
カービィ「ポヨ?」
フーム「さ、急いで着替えましょうか」
ドロッチェ「おーいお前ら!」
フーム「ん、ドロッチェまだいたの?」
ドロッチェ「港側に例の箱が落ちてたんだが、肝心のその箱には何も入ってなかった・・・がっかりだぜ」
フーム「空けたの?そんな得体の知れない箱を」
フームはドロッチェを白い目で見ます。
ドロッチェ「いいだろ、べつに・・・」
カービィ「ポヨ!」
ブン「まったく、宝物さがしはやめたらどうだ?」
フーム「現に体を乗っ取られたんだから」
ドロッチェ「・・・たしかにそうだが「宝さがし」っていう言い方はないだろ。俺達はロマンを探しているのさ!」
ブン「はぁ・・・」
フーム「ま、いいわ。人のものを盗らなかったらね・・・」
ドロッチェ「はいはい反省してますよっ・・・おっと観客席へ行かないとな」
ブン「お前らも見るのか?」
ドロッチェ「もちろん、俺がわざわざ早朝にこの町へ来たのはそのためだ」
メタナイト「つまりお前達が箱を持っている集団を見たのは早朝というわけか」
フーム「メタナイト・・・」
ドロッチェ「ああそうさ、そいつらを見たときはラッキーだと思ってたよ。・・・箱の中にはなんもなかったし、体も乗っ取られたがながな。」
ブン「箱はついでだったってわけか」
ドロッチェ「ま、物取りも目的の内だったわけだけ・・・」
フームが睨みます。
ドロッチェ「ど、っと・・・そろそろ行ってくるぜ。あいつらも待ってることだし」
ドロッチェは逃げるようにその場を去りました。
フーム「まったく・・・懲りないんだから」
メタナイト「黒い塊は2体いる・・・か」
フーム「また誰か取り憑かれるかもしれないわね」
ブン「ん、何の話?」
フーム「ギラウェア火山やドロッチェに取り憑いた例の黒い塊の話よ」
ブン「ああ、ダークリムラとダークリムロっていう奴かぁ」
メタナイト「そうだ、そしてこの町にはもう一体その黒い塊がいるかもしれない。」
ブン「ええ!?もう一体いるの?」
カービィ「ポヨ?」
ブン「勘弁してくれよって話だよな、カービィ・・・」
メタナイト「ドロッチェが空けた箱の中には何もなかったというのが本当ならばもう片方はどこへいるのやら・・・まあ、その存在もあくまで推測にすぎんがな」
フーム「まあ、大丈夫よきっと」
ブン「うん。おっと、そろそろ着替えないとな・・・」




ザバ〜ン、ザバ〜ン
Mrブライト「さあ、今回の選手を紹介するぞ!」
フーム「はじまったわね・・・」
メタナイト「ブン達はもう位置についたみたいだな」
Mrブライト「エントリーNo.1!足腰が自慢のロッキー!」
ロッキー「どすこい!」
フーム「足があるようには見えないけど・・・」
クールスクープ「え〜次はエントリーNo.2、波の男ジョン!」
ジョン「がんばるぜ〜!」
メタナイト「キャピイ族か」
Mrシャイン「次はエントリーNo.3、ジェットの速さで人を助ける、みんなのヒーローカプセルJr!」
カプセルjr「私にボードは必要ない!・・・が今日は使うとしよう」
フーム「サーフィンしに来たんじゃないの?」
ブン「聞いたことねえなぁ・・・」
Mrブライト「お次はNo.4、ブン!」
ブン「腕がなるぜ〜!」
クールスクープ「ええと、次はNo.5、期待の新人カービィ!」
カービィ「ポヨ〜!」
カービィは手を振ります。
Mrブライト「以上が今回の大会の主役だ!それでは位置について・・・」
フーム「がんばって・・・」
Mrブライト「よーい・・・・・・・・・・・・ドン!!」
海に浮いているロープが端へと引かれていきます。
ブーーーン!
選手達は一斉にスタートしていきます。推進力はエンジンのようです。
カービィ「ポヨーー!!」
観客「ワアアアア!!」
フーム「サーフボードから落ちるんじゃないわよー!」
ジョン「ふっ、余裕だぜ!」
ロッキー「腕がなります!」
ブン「がんばるぜ!」
カプセルJr「今回ジェットは使えないのか・・・トホホ」
ブオーン!
コース各所にはファンが設置されています。ステージを仕切るためのプラスチック製のロープはバルーンで支えているみたいです。
ザバーン!
カービィ「ポヨ?」
Mrブライト「おぉーっと!早速前方から波が押し寄せてきたぞ!!」
ロッキー「ふんぬ!」ロッキーは水切りのようにボードを回転させ、波を跳ねて越えました。
ブン「よっと!」
ジョン「おおっと!」
カプセルJr「ぎゃー!」
ブンとジョンはうまく越えましたが、カプセルJrは失敗したようです。
カプセルJr「私としたことが・・・」
カービィ「ポヨヨ!」
目の前に近づいてくる波に足元をすくわれカービィは転倒しかけましたがなんとか持ちこたえました。
ギム「なにやってんだよカプセル・・・」
バードン「まったくだ・・・」
モニターを見つめる二人の観客ががっかりした面持ちでそうぼやきました。
フーム「誰かしら・・・」
先頭を走っていたロッキーはジョンに抜かされました。
Mrシャイン「おっと?ここでロッキーは抜かされてしまったようですね?」
ジョン「俺には勝てん、あきらめろ!」
ブン「やたら速いなあ・・・」
ロッキー「どすこい・・・」
カービィ「ポヨ!」
カービィの目の前から2つほど大きな波が来ましたが今度はうまく越えました。
フーム「いいわよ、カービィ!」
メタナイト「スプロケットからもらったボードをうまく操っているな」
カプセルJr「いかんせんスーツが重いな・・・だが負けん!!」
カプセルJrも負けじと波を越えます。
カプセルJr「見たか、私の華麗なジャンプを!」
ギム「そんなのいいから!」
バードン「速く最下位から抜け出したほうがいいんじゃないのか・・・?」
カプセルJr「・・・カービィ、覚悟!」
後ろからカプセルJrが迫ります。
カービィ「ポヨ?」

ジョン「ふふふ、俺の速さについてこれるか?」
ブン「むかつく野郎だぜ・・・」
ロッキー「二人に抜かされるとは・・・」

カプセルJr「喰らえっ!ジェットクラッカー!」
カプセルJrはカービィに向けて青い光弾を放ちました。
ズドォォーン!
カービィ「ポヨー!!」
カプセルJr「己の推進力をエネルギーに変え、撃ち出すジェットクラッカー・・・私と勝負だ!カービィ!」

フーム「思いっきり反則じゃない!」
Mrブライト「おおーっと!カプセルJr選手、必殺のジェトクラッカーをカービィにおみまいした!カービィ選手ははたして逃げ切ることができるのかーっっ!?」
ギム「こら、一般人に熱くなってんじゃねぇー!!」
バードン「やれやれだ・・・」
フーム「あなた達、彼の知り合いなんでしょ?どうにかして止められないの?」
ギム「んなこと言ったって・・・ねえ、バードンさん」
バードン「もしもし、リーダー」
バードンは無線でカプセルJrに連絡します。
ギム「さすがバードンさん、話がはやいっ!」
バードン「黙ってくれないか?」
ギム「すいません・・・」


カプセルJr「カービィ覚悟!・・・ん、バードンさん?・・・」
カービィ「ポヨ?」
カプセルJr「・・・ええ?、今いいところなんだって!ヘルパーポリスの魅力を観客達に見せることができるチャンスじゃないか!・・・うん、切るね!。・・・ということでジェットクラッカー!!」
ズドォォォーン!
カービィ「ポヨー!!」


無線を切られたバードンは目の間に影をつけながら怒っています。
バードン「・・・後で覚えておけよ・・・」
フーム「止められなかったの?」
ギム「あの馬鹿!言うことを聞かないんだから本当にもう・・・」
Mrシャイン「おお?カービィ選手、カプセルJrのジェットクラッカーを紙一重でかわしていきます!」
フーム「カービィ!!とにかくよけて!」
フームは、カービィが映ったモニターに向かって叫びます。


カービィ「ポヨ・・・!」
カプセルJr「噂にはきいていたが私の必殺技をこれほどまでよけることができるとはな・・・流石は星の戦士といったところか・・・だがあんたの力はそんなものではないだろう、カービィ!!」
カプセルJrはジェットを吹かして、一気に距離をつめました。
カービィ「ポヨ!?」
カプセルJr「吸い込めええ!!」
カービィの口めがけて渾身のジェットクラッカーが投げ込まれました。
カービィ「ッポヨッ!!」
ズドンッ!カービィの口の中で炸裂しました。
キュイイイイイイイイイン!!
まばゆく輝く光の中でカービィはジェットカービィに変身しました。
カプセルJr「よし、ここからが本番だ!」
カプセルJrはジェットを吹かせて一気に加速します。もはやサーフィンではありません。
カービィ「(ジェットダッシュ!)」
カービィもカプセルJrについていく形でジェットを吹かします。
ゴオオオオオオオ!!
  


ジョン「おっと、また波か!」
ジョンは前からきた波を軽々と飛び越します。
ブン「よっと!」ブンも波を飛び越しますが・・・
パシャッ!バキッ!
ブン「へ?」
ドグリィッ!!
ブン「うわああああああ!!」
バシャーン!
サーフボードは着水と同時に真っ二つに割れました。
ジョン「残念だったな」
ブン「くそう・・・」
ロッキー「追い抜くです!」
ブンは浅い水の底に座り、ぽかーんとしながら自分を追い抜いていくロッキーの姿を眺めました。
ブン「はぁ・・・スプロケットさん、だめだったよ・・・ん?」
ビュンッ! ビュンンンッ!!
ジェット機2機・・・いやジェット能力の二人がマッハの速さでブンの横を通り過ぎました。
ブン「たしかサーフィン大会だったよな・・・」


カプセルJr「カービィ!行くぞ!」
ズドン!ズドン!光弾が無数に発射されます。
が、能力を得たカービィは後ろを見ることなく全ての光弾をかわします。

ジョン「まだ俺が1位だぜ!」
ロッキー「いや、おいどんが一位です!」
ジョン「へへっ、・・・あのビックウェーブを越えることができたらな!」
二人に向けて壁のような波が迫ってきました。
ロッキー「なんですと!」
ジョン「いくぜ!」
ブンッ! スンッ!
2本の筋が二人を追い越しました。
パッサァ! 
目の前の波に2つの大きな穴が開きました。
それにより波はジョンたち二人に覆いかぶさる形になりました。
ジョン「それ反則って、あああああ!!」
ロッキー「うわああああ!!」
バッサーン・・・
   



Mrブライト「今のところ3人がリタイアしたぞ!思ってたよりもハードなレースだな!」
クールスクープ「これだから新人は・・・。おっとっと、私も司会者を続けて10年、こんな事態は大会史上初ですよ!」
Mrシャイン「さて、カービィ選手はどうなったのでしょうか!」
フーム「ブンのボードは壊れちゃったみたいね・・・」
メタナイト(「思ってた」・・・か。初めてなのか・・・?)
ギム「へえ、カービィって噂どおり強いんだな」
バードン「お前も乗り気でどうする」
ギム「ごめんなさい・・・。まぁ、あのポンコツリーダーはなんとかしないとな」
???「ポンコツなのはそちらも変わらんのじゃな」
フーム「?」
ドロッチェ「誰がポンコツだ!ドク!!」
ドク「いやはや冗談で・・・」
どんっ!
ドク「あいててて・・・」
ドロッチェ「よう、お前達。また会ったな」
フーム「さっきも会ったわね。また人のもの盗んでないでしょうね・・・?」
ドロッチェ「・・・ったく、盗んでねえよ。会うたびに言われちゃこっちも困るぜ・・・」
フーム「ならいいんだけどー」
ドロッチェ「・・・そんなことより、カービィはまた戦ってるらしいな」
フーム「ええ、どうなるのかしらね・・・」
ギム「ん?ドロッチェ団・・・?」
ドロッチェ「お前は・・・ヘルパーポリスか!?」
バードン「よう、A級犯罪者」
ドロッチェ「だからもう犯罪は犯してないっちゅーに!」
ギム「お前らも観戦しにきたのか?」
ドロッチェ「ああ、これを見るためにはるばるここまで来たのさ」
バードン「お、そろそろ来るぞ」
ドロッチェ「さて、どっちがゴールするのか・・・」
フーム「がんばって、カービィ・・・」
メタナイト(いやな予感が・・・)

カプセルJr「そろそろゴールだな・・・カービィ!私は負けんぞ!」
カービィ「ポヨ!」
カプセルJr「いくぞ!ジェットずつき!」
ギューン!
カービィ「オワッ・・・」
カービィは後ろからきたカプセルJrを紙一重でかわします。
カービィ「ジェットクラッカー!」
カービィはここぞとばかりに、前方にいるカプセルJrのジェットに向けてジェットクラッカーを放ちます。
カプセルJr「うぉおぉぉぉおぉ!!」
ズドォォォ−ン!
カプセルJr「さすが効いた、って・・・」
プスン、プスススススススウスス!
カプセルJr「いかん、スーツがっ!」
ジェットクラッカーの衝撃でスーツがマシントラブルを起こしたようです。
テュポンッ!
カプセルJr「負けたーーーー!!!」
ポシャッ!
スーツは小爆発を起こし、カプセルJrはサーフボードから吹き飛ばされ、ゆっくり回転しながら水に落ちました。
ビュゥゥーン!
カービィが1着でロープを切りました。
フーム「やったわ、カービィ!」
ギム「あ〜あ、ポンコツリーダー!」
バードン「まあ、期待はしてなかっただろ?」
観客「ワアアアアアアアアア!!」
カービィ「ポヨ〜」
能力の解けたカービィはサーフボードの上で笑顔で手を振ります。
Mrブライト「さて、優勝したカービィには!」
Mrシャイン「商品を差し上げなくてはな」
カービィ「ポヨ?」
フーム「カービィ、おめでとう!」
メタナイト「・・・」
Mrブライト「フンッ!」
ボォォォ・・・ブライトは炎を纏いました。
Mrシャイン「ハッ!」
ピキーン!  シャインは体を輝かせました。
フーム「ええ!?」
ドロッチェ「なに!?」
ギム「ん?」
バードン「・・・やっぱりなぁ」
メタナイト「・・・やはりか」
観客「ざわ・・・ざわ・・・・」
Mrブライト「優勝商品はお前の死だ、カービィ!」
Mrシャイン「最強魔獣の俺達に無残に倒されるがいい!」
カービィ「ポヨ!?」
メタナイト「カービィ!、逃げろ!」
フーム「逃げなさい、カービィ!」
Mrブライト「逃げても無駄だあ!」
ボオオオオオオオオオ!!
コースの端のプラスチック製のロープを燃やしました。
炎は逃げるカービィに迫っていきます。
観客「うわああああ!!きゃあああ!!」
観客達は逃げ惑っています。
カービィ「ポヨ・・・!」
カービィはサーフボードで必死に逃げようとします。
Mrシャイン「喰らえ、カービィ!」
シャキン!飛んできたシャインが放ったカッターが飛んできます。
カービィ「ポヨッ!、ポヨ!」
カービィは飛び跳ねながら、くねくねと軌道を描くカッターを必死によけます。
炎はすぐ後ろに迫ってきました。
カービィ「ウワァアチチチチ!」
カービィは迫り来る炎を背中に受けてしまいました。
Mrブライト「ふふふ・・・喰らえ!」
ブライトはカービィの真上から太陽光線を発射しました。
バシュウン!
カービィ「ポヨー!!」
カービィは太陽光線に直撃してしまいました。
メタナイト「フーム!」
フーム「うん!来て、ワープスター!!」






カブー「ワープスター!」
ヒュルルル・・・シューン!
イロー「また魔獣かな?」
ハニー「大変そうね・・・」
ホッヘ「まあ、カービィなら大丈夫だよ!」


カービィ「ポヨ・・・」
Mrシャイン「ふふふ・・・もうそろそろ炎がコースを1周してしまうぞ!」
Mrブライト「そうすればお前が逃げることはできなくなる!」

フーム「大丈夫かしら・・・」
メタナイト「あの魔獣はかつて銀河戦士団の1隊を全滅させた魔獣だ・・・いかん、あの技を使われる前にしとめなければ・・・」

Mrブライト「ははは!逃げろ逃げろ!」
Mrシャイン「喰らえ!」
ブライトは両手を合わせて巨大な火球を打ち出し、シャインは星を連続で撃ち出しました。
ドカァーン!ズドォォーン!
カービィのそばで大きな水しぶきが起こります。
と、目の前から大きな波が迫ってきました。
カービィ「ポヨ・・・」
カプセルJr「・・・よし、カービィ!吸い込めえ!」
黒ずんだカプセルJrが、波のむこうからカービィに向けてコースに浮いていたファンを投げました。
カービィは波を越えたと同時にファンを吸い込み、ちょうどやってきたワープスターに着地しました。
キュイイイイイイイン!
Mrブライト「なんだと?」
Mrシャイン「なんだ?」


フーム「トルネイドカービィね!」
ブン「やった!久々のトルネイドカービィだ!」
フームの後ろからびしょ濡れのブンがやってきました。
フーム「いいとこなしだったわね」
ブン「う・・・うるさいやい・・・」


ワープスターに乗ったカービィは上空からコースを見下ろしました。するとロープに燃え移った火が一周し、コースは火の海のようになっていました。
Mrブライト「かかってこい!」
後ろにまわったブライトが叫びます。
カービィ「ポヨ!」
Mrブライト「うぉぉぉ!」
Mrブライトは火球を放ちます。
カービィ「フンッ!」
カービィは小さな竜巻を吐き出します。
ゴオオオオ!シュウウウ!!
上空で火球と竜巻がぶつかり合い、相殺します。
Mrシャイン「おっと、こっちにもいるぜ!」
シャインがカッターを投げつけてきました。
カービィ「ポヨッ!」
Mrブライト「まだまだっ!」
カービィ「ポヨ・・・」
Mrブライトも火球を放ちます。
カービィ「(トルネイドアターッック!)」
カービィは風を身にまとい、双方から来る攻撃を受け流しました。
Mrブライト「ちっ!」
Mrシャイン「くそっ!」

フーム「やった、これで勝てるわ!」
メタナイト「いや、あの技が来る・・・」
バードン「・・・あの技か」
ギム「バードンさん知ってるの?」
バードン「こう見えても俺は魔獣ハンターで5本の指に入る実力者と言われている。・・・あの技はあのカービィといえども耐えられるか分らんぞ・・・」

カービィ「ポヨ!」
Mrブライトに竜巻を吐き出します。
Mrブライト「うぉっ!」
ブライトは竜巻を片手でガードします。
Mrブライト「ったく、こうなりゃあの技を使うか」
Mrシャイン「しかたないな・・・」
カービィ「ポヨ・・・?」
Mrシャインはカービィに星を飛ばします。
カービィはそれをよけます。
Mrブライト「はあああああ・・・・・・」
Mrブライトの体が光ります。
Mrシャイン「落ちろ!」
続けて星を飛ばしますが、カービィに当たることはありません。
その一方、Mrシャインの輝きは最大になっていきました。
Mrシャイン「そろそろだ・・・くらえ!」



メタナイト「よけろー!!」




ビカァァァァァァァ!!!
カービィ「ポヨォォォォ!!」
超高温の紫外線が炎で黒ずんだ空を明るく染めました。
Mrブライト「ははははは!これが俺達の必殺技、かいきげっしょく!」
カービィは直撃し、茶色くなったワープスターと共に火の海へ落ちていきます。

フーム「カービィィ!!」
ブン「うわああどうなるんだ・・・!」
ギム「まじかよ・・・」
バードン「・・・っ」
ドロッチェ「カービィ!」

Mrブライト「ふふふ、これでカービィは丸焦げになったろう・・・」
Mrブライトたちはカービィの死に様を確認しに下へと降りていきました。
カービィはコースの浅い水の中でうつぶせになり、ワープスターも浮いていて動く気配がありません。
Mrシャイン「ふ、やはり星の戦士といえども最強魔獣であるこの俺達は倒せん!」
Mrブライト「ホーリーナイトメア社は、ここによみがえったのだ!」

フーム「カービィ・・・」
メタナイト「待て、まだカービィは負けていない!」

Mrシャイン「さすがに謹賀魔獣カガモッチーを倒したことだけのことはあったが・・・」
Mrブライト「俺達にはかなわん!ふはははは!」

カービィ「ポヨ・・・・・・」
カービィの手が少し動きました。

Mrブライト「むっ」

カービィ「・・・ポヨッ!」
カービィが起き上がると同時に、ワープスターは輝きを取り戻し、再び動力を取り戻しました。

フーム「やったわ!」
ギム「さすがだな!」
ドロッチェ「あのピンク球・・・見直したぜ」

Mrブライト「くそぅ、まだ息があるのか!」
Mrシャイン「ならもう一度だ!」

カービィ「ムッ!」
カービィはワープスターに乗り、距離をとろうとするブライトたちを水の上を走って追いかけました。
ウィイイイイン!!

Mrシャイン「来るな!!」
今度はシャイン本体が回転しながら体当たりしてきました。
 
カービィはそれを紙一重でよけます。

Mrブライト「くそ、どうにか足止めしてくれ!」
またブライトの体が光を帯び始めました。

カービィ「フンッ!ポヨ!」
Mrシャインの体当たり攻撃を横移動で難なくかわしていきます。

Mrシャイン「当たれ!当たれぇ!」
今度は大量の星を出現させ、カービィに放とうとします。

Mrブライト「充電完了・・・!」
ブライトの光がまた最大になりました。
カービィ「ポヨ・・・」
絶体絶命のピンチです・・・

カプセルJr「カービィ!皆既月食っていうのはな、太陽が月に隠れるんだぁー!」
カプセルJrはボロボロの体(スーツ)を支えながらカービィに向かって叫びました。

カービィ「ポヨ!」
カービィが何かをひらめいたようです。

Mrシャイン「・・・それがどうした!くらえ!」
一斉に星をカービィに向けて飛ばしました。
カービィは急加速でそれを避け、Mrシャインの懐、つまり真下に入りました。
Mrブライト「こしゃくな!食らえ!」
ビカアアァァァァ!!!
フーム「カービィィィ!!!」
カービィ「・・・」


シュウウウウウウウウ・・・
Mrブライト「はぁ・・・流石にもう終わりだろう」
Mrシャイン「・・・なぜこの技の弱点を!!」
Mrブライト「!?」
カービィは無傷でした。
フーム「シャインに隠れて紫外線を浴びなかったのね!」
Mrブライト「こうなりゃヤケだぁ!」
ブライトはカービィの目の前に火球を放ちます。
そして、それは炎の波となりました。大会でも見なかったほどのビックウェーブです
カービィ「しゅんかん・・・」
カービィはその波を風を纏いながら超えました。
・・・そして
Mrブライト「な、なにぃぃぃぃ!!?」
Mrシャイン「なぜだぁぁぁ!!」
カービィ「さいだいふうそく!!」
カービィは巻き込んだ風を一気に重ね、巨大な竜巻を起こしました。
Mrブライト「ぐおおおおおおおおお!!!!!」
Mrシャイン「ぐぅはあああああああああああ!!」
竜巻の中でMrブライトとMrシャインはお互い何度もぶつかり合い、竜巻から放り出されると共に2体とも光り輝きながら大爆発を起こしました。
キュイイイイイイイイン!、ズッドォォォオォオッォォッォオォォォォオン!!
フーム「やった!」
カービィ「ポヨ!」
カービィはちょうどゴールラインを越えました。
すると、
クールスクープ「さてと、新入りもいなくなったし本調子で行くぜ!優勝者は・・・星の戦士カービィ!!」
あのクールスクープが耳が張り裂けんばかりの声でカービィをたたえました。
観客「ドワアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
周りを見渡すと、観客は騒ぎが収まったと同時に走ってもとの位置に戻ってきており、火の海と化したコースはブライトたちがいなくなったことにより完全に火が消えていました。
カプセルJr「グッドラック!」
カプセルrはただ一人海中に浮きながらカービィに向けてグーサインをしました。
観客「アハハハハハハ!!」
ギム「あーあ、これじゃ評判なんて上がんないっての・・・ひひひ」
バードン「お前もおかしくてたまらないみたいだな・・・」
フーム「アハハハハ!カービィ、優勝おめでとう!」
カービィ「ポヨー!」
カービィはワープスターの上でジャンプしながら喜びました。


続く
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