シュールさんの小説

【星のカービィ銀河の巨星ゼロスリー!?番外編】第1話毛糸のフラッフ


ここは全てが毛糸でできている、毛糸の世界・・・
そんな毛糸の世界のなかに、小さな町がありました。

フラッフ「ふう、すっかりなんにも起こらなくなっちゃったな・・・」
城の小窓から「キルトのまち」を見渡しながら毛糸の世界の王子、フラッフが呟きます。青い体と立派な眉毛が特徴です。
フラッフ「なにかおきないかな・・・」
ルーム・ウール「フラッフさーん!フラッフ王子〜!!」
キルトのまちの大きなマンションから、家主のルーム・ウールが困った様子で叫んでいます。
フラッフ「どうしたの?」
ルーム・ウール「扉が壊れてしまって・・・」
フラッフ「よし、まってて!」
フラッフは小窓を開け、建物の天井に次々と飛び移り、ルーム・ウールの目の前に着地しました。
フラッフ「この扉かい?」
ルーム・ウール「ええ、この扉です、全く開かなくなってしまいました・・・」
フラッフ「まってて!」
フラッフは一本の毛糸になってドアの隙間を抜けます。

:マンション:

フラッフ「なんか古い部屋だなぁ・・・」
さびれた家具が並んでいます。
ルーム・ウール「直りそうですか〜?」
フラッフ「うん、いま直すよ!」
扉は中から鍵が掛けられていました。
フラッフ「う〜ん、どうなってるんだろう・・・」
だれもいないので、中から鍵を掛けるのは不可能です。
フラッフ「あけるよ〜」
ガチャッ
ルーム・ウール「おお、これで中に入れる、ありがとうございます!」
フラッフ「そういえば、なんでこの部屋に入る必要があるの?」
ルーム・ウール「じつは、最近ここの部屋から妙な音が聞こえるようで・・・。かなりの間放置していたのでお化けがいるかもしれないし・・・」
フラッフ「う〜ん、きっとなにかあるなあ・・・」
ルーム・ウール「そうだ!、この機会にこの部屋の秘密を探りに行きませんか?」
フラッフ「ええ?、怖いよ・・・」
ルーム・ウール「王子様、行ってみましょうよ!」
フラッフ「う〜ん・・・まあ、いいかな」
ルーム・ウール「よし、そうときまれば今すぐ行きましょう!」
ピューン!
ルーム・ウールは部屋の中へ吸い込まれるかのように走って行きました。
フラッフ「ああ、まってよ!!」

:部屋:
フラッフ「う〜ん、なにもおかしなところはないねえ、」
ルーム・ウール「しかし、音がするという事は何かがあるんですよきっと!」
ルーム・ウールはなぜだが楽しそうです。
フラッフ「ん、なんだろうこれは?」
部屋の奥の壁にぽっかり穴が開いていました。
フラッフ「あ、穴・・・?」
ルーム・ウール「おお、きっと何かがあるに違いありません!」
そう言い終えたあと、今度は穴に吸い込まれるかのようにルーム・ウールはダッシュして行ってしまいました。
フラッフ「あの人は冒険が好きなのかなぁ?・・・」


:穴の奥:
穴を通った二人は周りの景色を見て、呆然としていました。
フラッフ「なんだろう、ここ」
ルーム・ウール「神殿・・・・ですかねぇ?」
その部屋はあらゆるものが白く、そして美しい柱やモニュメントが立っていました。
フラッフ「マンションの近くにこんなのがあったなんて・・・」
ルーム・ウール「ん?・・・あ!」
フラッフ「ん?、どうしたの?」
ルーム・ウール「フラッフさん、あれを見てください!」
フラッフ「ん、・・・・?あー!!」
なんと2人の目の前には顔の付いた二つの杖が・・・。
???「はっはっはっは、」
フラッフ「誰!?」
あたりを見回します。
???「やっとここまできたか!ずいぶん待ったでアミーボ!!」
ルーム・ウール「この声は!!」
???「そう、わしはアミーボ・アモーレでアモーレ!!」
フラッフ「う、嘘!?大昔に倒したはずなのに!」
アミーボ・アモーレというのは、毛糸の国を自分のものにせんとたびたびやってくる魔獣(?)です。
大昔にフラッフが完全に退治したのですが、それが今2本の杖の間に糸がまとまっていくかのように姿を現しました。しかし、姿は白く、ところどころほどけています。
アミーボ・アモーレ「この時をずいぶん待った・・・・・。お前達がわしを倒した、とのんきに暮らしているうちに頭の良いわしはこの神殿で力を蓄えておったのでアミーボ・・・」
フラッフ「でも、おかしいよ。なんでその杖がここにあるの?」
アミーボ・アモーレ「それはな・・・・・お前がわしが二度と復活せぬように杖を飛ばしたときに偶然この神殿に突き刺さったなからのでアモーレ!。そしてわしは、神殿とマンションを魔法でつないだのだ!」
ルーム・ウール「王子、どうしますか・・・?」
フラッフ「どうするって・・・・・。僕は戦うよ!!」
アミーボ・アモーレ「はっはっはっは!!そこまで言うなら、・・・とぅっ!!」
アミーボ・アモーレはマントを翻し、姿をマントで覆いました。すると・・・・
ムクムクムクムク・・・・・
フラッフ「毛糸がまとまっていく・・・?」
キュイイイイイイイン!!
アミーボ・アモーレは大昔の姿に戻りました・・・
ルーム・ウール「ひいいい・・・」
アミーボ・アモーレ「さあ・・・・・かかってくるでアモーレ!!」

第2話へ続く
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