カービィ研究者さんの小説

シャドーカービィのその後(お題小説 「あったか」)


お題が「あったか」なので、自分で言うのもなんだけど
心の温まるエピソードを描きたいと思います。

さて・・・皆さん知ってると思いますけど、
「星のカービィ 鏡の大迷宮」をご存知ですよね?
最初にカービィがダークメタナイトの剣によって四人にされて、
最後にカービィ達がラスボスの「ダークマインド」をコピー能力「マスター」でやっつけた!!
だけどその後、ダークメタナイトも消えてしまいシャドーカービィはかろうじて生き残り
プププランドの目立たないところで生きていた・・・

真冬の朝・・・
シャドー「よいしょ・・・よいしょ・・・くそーダークメタナイト様もいなくなってしまったし
     ケガはするわ、道に迷うわ、さんざんな目にあったぜ・・・」
どうやら道に迷ってるらしい。
そこに数匹の犬がやってきた。
犬たち「ワンワン!!」
シャドー「なんだようるさいな!あっち行け!!」
犬たち「ウ~~ガブッ!!」
シャドー「痛てーーーーーーー!!!」
シャドーは犬たちに噛みつかれて体力の限界に・・・
シャドー「もう・・・ダ・・・・メ・・・。」
バタンッ
とうとう倒れてしまった。
そこから雨が降って、シャドーはピクともしなかった。
そこに誰かがやってきた・・。
???「まあっカー君が倒れてる!!」
はいっこの言い方分かりますよね!?
そうっアドレーヌです!!
アドレーヌ(アド)はシャドーを抱っこして自分の家まで連れて行った。


お昼頃・・・
シャドー「う・・・うーーん・・・。」
アド「あっカーくん大丈夫?」
シャドー「ん・・あっ!!俺はカービィじゃない!シャドーカービィだ!!」
アド「同じようなもんじゃない。」
シャドー「あんなやつと一緒に・・・あ痛てててて・・・。」
アド「大丈夫?!まだ動いちゃだめよその体じゃあ!」
シャドー「そうだ。俺は犬に噛まれてそれから・・・」
アド「倒れてたのよ。」
シャドー「そうだったのか・・・」
アド「しばらくここにいなさい。その傷じゃあ動けないでしょ!あたしが看病してあげる。」
シャドー「なんだと!?俺を看病?ふざけるな!俺は元ダークメタナイト様の手下だぞ。そんなことされてたまるか!!!」
アド「ねえ、カー君・・じゃなかったシャドー君、今はねそんなこと関係ないの、あなた今怪我してるでしょ、
   怪我人に良い人も悪い人もないの!!わかった?」
シャドー「・・・・・わかったよ。。。」
シャドーはしばらくアドの世話になることになった。


2ヶ月後・・・
アド「だいぶ良くなってきたね、シャドー君。」
シャドー「ああ・・・。なあもういいだろ。そろそろ治ってきたんだし・・。」
アド「ダーーメ。足らへん治ってないんだし、まだいてもらうよ。」
シャドー「チェッ、わかったよ・・・んっなあアドレーヌ、あれなんだ?」
シャドーが数枚の絵画を指差した。
アド「ああ、イラストよ。いうなれば絵。」
シャドー「絵?イラスト??それってなんだ???」
アド「ペンや筆と絵の具を使って描くものよ。」
シャドー「へえ〜〜。」
シャドーは絵画を数分見ていた。
アド「そんなに興味があるなら怪我が治った後、一緒に描かない?」
シャドー「そ・・そんなに興味ねーよ・・。」
アド「うそっ!ちゃんと顔に書いてあるよ。」
シャドー「そんなこと・・・・(図星)」
アド「ほらやっぱり、じゃあ怪我が治ったら一緒に描こうか。」
シャドー「・・・うん・・。」
意外と素直じゃないシャドーだった。


さらに1ヶ月後・・・
アド「どれどれ・・うん!!完治したね!」
シャドー「うん。・・・それじゃあ・・・。」
シャドーはそのまま玄関に向かって行った。
アド「こらっ逃げないの!!絵を描く約束でしょ!?」
シャドー「や、約束?!したっけ?そんなこと。」
アド「しました。はい、じゃあ描きましょ。」
シャドー「はーい。」
シャドーはいやいやアドについてきた。
もはや「鏡の大迷宮」の時の迫力を忘れていた。

そしてアドハウスのデッサン室に来た。
アド「はい、じゃあ絵を描くための道具を説明するね。」
シャドー「どんな道具使うんだ?」
アド「まず鉛筆消しゴムに絵の具に筆、絵の具のいる種類は全24種、それに水を入れた少し大きめのカップ、最後に厚い画用紙。」
シャドー「おいおい、いっぺんにそんな覚え切れねーよ!」
アド「あらそう、じゃあ描き方と道具を一緒に教えてあげる。」
アドはすごい分かりやすく説明した。
アド「まず最初に鉛筆で下書きをする。間違えたら消しゴムでそこの部分を消す。分かった?」
シャドー「まあ大体は分かったけど、何を描くんだ。」
アド「そうねえ・・・・・今外で雪が降ってるから『雪だるま』を描こうか。」
シャドー「雪だるまぁ〜〜〜?!なんで?」
アド「まずは簡単なものからやっていって、それか少しずつ難しくして最後には、お城とか描くの。」
シャドー「へえ〜〜、分かったような分からないような・・。」
アド「じゃあ描きましょ。」
そしてアドとシャドーはスケッチブック等の道具を持って外に出た。


そして数週間後・・・二人は絶景があるプププ山に来ていた。
シャドーはもう森までスケッチすることが出来た。
アド「すごいね!!もう森までスケッチできるようになったなんて。」
シャドー「へへへ・・すごいだろ!!(少イバリ)」
アド「よーし、私も負けてられない!」
アドは少し先の山々がある崖に行った。
アド「よーし、綺麗な絵、描いちゃうぞ!」
アドとシャドーが少し離れたところで描いていると・・・
怪しい雲行きがただよってきて、

ゴロゴロ・・・
ピシャーーン
雷が鳴り始めた。
アド「うわあ!危ないから早く降りようシャドー君!!」
アドが道具を片づけた直前に・・・
ゴロゴロ・・ピシャーーン
シャドーとアドの間で雷が落ちてきて、地面にひびが入り、
アド「キャアアアアアアアアアア!!!!」
落ちかけたその時に・・・
シャドー「コピー能力 ニンジャ!!!」
シャドーのコピー能力 ニンジャでアドの手をつかみとった。
アド「シャドー君危ないよ!私の事はいいからシャドー君は崖を登って!!!」
シャドー「バカッ!!あんたは俺の命の恩人だ!!!あんたが俺を拾って看病してくれなかったら俺今頃死んでたんだぞ!!!」
アド「シャドー君・・・・。」
シャドー「それにあんたは『絵を描く』と言う生きる道をくれた!あの時一緒に描こうと言ってくれなかったら
     俺は今頃再び悪に染まってたんだ!!!あんたにまだ何一つ恩返しをしていない!だから一つでも恩返し
     がしたいんだ!!だからあんたは死んじゃあいけないんだよ!!!!!」
アド「シャドー君!・・・ありがとう。でも・・・。」
シャドー「せめてものつぐないに!!」
シャドーはアドを上にあげていった。
シャドー「アド・・ありがとよ・・・。」
アド「シャドー君ーーーーーーーー!!!」
アドレーヌはとっさに毛布の絨毯を描いて実物にして、シャドーの下にひいた。
ボヨーーーン
シャドーにギリギリ届いて助かったみたいだ。
シャドー「アドレーヌ・・・・。」
アド「さっ早くここから降りよう!!」
シャドー「・・・・またひとつかりが出来ちまったな。」
そしてアドとシャドーがプププ山をおり、降りた直前に雨もやんでいった。




それから半年が経った・・・・。
シャドーはあれからどんどん絵を描いていって、とうとう芸術家になった。
それからも絵の評価も高く、ついに美術館も建てるほどの絵を描いた。
その数、数百万ほどにものぼる・・・・。


ピンクカービィ「ねえさあ、新しく建った美術館があるから見に行こうよ。」
グリーンカービィ「へえ〜〜、僕暇だったから行ってみようか。」
イエローカービィ「僕も。」
レッドカービィ「俺も俺も!」
ピンクカービィ「行こう行こう。」
カービィ達はその美術館に行った。
そしてその美術館の名前は「シャドー美術館」とある。
イエローカービィ「『シャドー美術館』?!どっかで聞いたことあるぞ。」
ピンクカービィ「だなあ。」
グリーンカービィ「僕そんなに知らないよ〜〜〜。」
レッドカービィ「絶対どっかで聞いたことあるって!」
ピンクカービィ「とりあえず行こう。」
カービィ達が行こうとすると凄い行列が並んでいる。
ワドルディ案内人「はーい、最後尾はこちらでーす。」
ピンクカービィ「ああららら、なあ皆、3時間待ちだってよ。」
イエローカービィ「えええーーー。」
レッドカービィ「おい!どうすんだよ!!」
ピンクカービィ「どうするったって・・・。」
カービィ達が悩んでいると・・・
アド「ねえ、カー君達。」
カービィ全員「あっ!アドレーヌ!!」
アド「あなた達には特別に今すぐ中に入れてあげる。」
カービィ全員「えっいいの、ヤッターーーー!!」
アドレーヌはカービィ四人を美術館の特別室に連れて行った。
アド「シャドー君、お客さまよ。」
カービィ全員「んっ!!あーーーーーーー!!!」
シャドー「あっ誰かと思いきやピンク達じゃねーか!」
レッドカービィ「お前こんなところで何してやがる!!」
レッドカービィがシャドーに突撃しようとするとアドレーヌが止めて、
アド「レッド君、今のシャドー君は悪い人じゃないんだよ。芸術家なの。」
レッドカービィ「え?!」
ピンク・イエロー・グリーン「えーーーーー!?!」
シャドー「芸術家で悪いかよ。」
ピンクカービィ「いや、悪かないけど・・・。」
ピンクカービィ達がうーんと考えていたら、
アド「私はね、シャドー君に命を助けてもらった事があるの。」
イエローカービィ「え?どういう事!?」
シャドー「実はな・・・」
シャドーはカービィ達に芸術家になるまでの話を全て話した。
レッドカービィ「へえ〜〜、そんな事があったんだ。」
シャドー「そしてアドレーヌには二つの借りがあるから恩返しを二つしなくちゃいけないんだ。」
アド「えっ?!」
シャドー「・・・・これ・・・。」
シャドーはアドレーヌに綺麗なアドレーヌの自画像と花束をプレゼントした。
アド「あっ、ありがとう!シャドー君!!」
ピンクカービィ「この〜〜たまには良い事するじゃん。」
シャドー「カービィ・・・アドレーヌ・・聞いてくれ、俺は昔ダークメタナイトの手下として働いてた。しかし、アドレーヌが
     拾ってくれて芸術の素晴らしさを教えてくれなかったら、俺はまた強盗や万引き等の悪い事をやってたかもしれない。
     だからアドレーヌ、この自画像と花束は感謝の印だ!!」
アド「シャドー君・・・。」
シャドー「そしてピンク・レッド・イエロー・グリーン、皆すまなかった!昔お前たちを攻撃する事しか脳がなかったけど、
     今は芸術家として生きていくつもりだ、もう攻撃しない!本当にすまない!!!」
ピンクカービィ「なーに、分かればいい事だよ。」
レッドカービィ「そうそう、あんたが反省すれば俺たちは何もしない。」
イエローカービィ「君は芸術家として絵を描いていったらいいよ。」
グリーンカービィ「だから良いんだよ〜〜〜。」
シャドー「皆・・・ありがとう。」
シャドーはあまりの嬉しさにうれし泣きをした。
アド「カー君達・・・許してくれてありがとう。(泣)」
ピンクカービィ「そんな事ないよ、シャドーを良い人にしたのはアドなんだよ。」
アド「…うん、そうだね。さあシャドー君、これからもどんどん描いていってね。」
シャドー「アドレーヌ、本当にありがとう。そして、またいつか・・・。」
シャドーはそのまま、デッサン道具と一緒に去って行った。


それからシャドーは、世界に渡って絵を描いていったのは言うまでもない・・・・・
〜end〜
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