NAOTOさんの小説

modern kirby stage 1


ープププ暦2450年

この年、プププランドでは、革命派のメタナイト卿が、強大な軍事力を使い

プププランドの制圧を目論み、巨大浮動戦艦「ハルバード」でプププランドに

宣戦布告をした。

突然の宣戦布告で長らく平和であったデデデ大王政権は混乱に陥り、

国民も阿鼻叫喚した

しかし、ある勇敢な一人の勇者のおかげで、プププランドは再び平和を取り戻した。

たった一人で乗り込んだその英雄は、名を世間に知らせることもなく、

ただ、何事もなかったかのように。

人々は平穏を取り戻し、いつもどおりの生活に戻っていった。

その後プププランドでは、国の防衛のための組織が必要だとの声が相次ぎ、

デデデ大王および行政官の決議で、プププランド防衛軍が組織された。

原始共産主義であったプププランドであったが、この事件を気にその体制が崩壊、

産業革命へと乗り出し、急速な資本主義化が始まった。


他国との交流を避けてきたプププランドだが、自給エネルギーの低さから

交流を開始、同年に外務院が発足した。

長らくデデデ大王は、名ばかりの王であったが、資本主義化に伴い政務が激増

この激務を緩和するために大王は、参報会議委員会を設置し、国内の知識人や

政治家を参加させ、政務にあたった。

こうしてプププランドは資本主義経済を確立し、民主主義の道へと

足を踏み入れることになった。

経済は活性化し、政治体制も整ってきたプププランドに

復讐せんとする者がいた。


ープププ暦2456年

プププランドの平和は相変わらずのものであった。

軍事面での強化でプププランド防衛軍は、プププランド陸軍、海軍、空軍に分かれ

それぞれの性格が強調されるような形となった。

あの6年前の事件以来、なんの事件も起こっていないというのにも関わらず

軍事面の強化はどうかしていると、カービィは考えていた。

6年前、そのときまでは隣国との交流がなかったためにめずらしく見られていた

カービィー族ー星族は交流を機にたくさん移住してきて、もはやめずらしいものでも

なくなったようだ。

資本主義経済に発展したために、全国民は働くことを義務付けられ、税金を払うことを

義務図けられた。

カービィーももちろん仕事をしなければならないし、税金を納めなくてはならない。

だからカービィーは仕方なく軍隊に入ることを決めた。

そもそもほかにつくような仕事もなかったし、なにしろ軍隊に入ればただで山放題

ご飯が食べれると聞くので、無論、軍隊しかなかったのだろう。

そんなことを考えて、軍に半ば興味本位で志願した。

プププランドでは人々は妙に活気づいていた。

軍隊の面接試験に向かう途中、久しぶり都市部に出向いてみたら、

人々は忙しくも楽しそうに仕事をこなしていた。

なるほど、いままでゆったりしていたせいか、やりがいを見つけると楽しくて

しょうがないんだろうな。

と考えてみたりもした。

だとしたら、自分が今までやってきた行いとは、彼らにとっての幸福を奪い続けて

いたようなことなどだろうか?

実際、あのころは自分が一番輝いていた、しかし国民は、のんびりまたは騒乱するだけの

単純な行動を行う”動物”でしかなかったのだろうか。

いやでもそんなことを考えてしまうようになってしまった。

リックや、クーやカインはどうしているだろうか。

もうずいぶん連絡を取っていないように思う。

軍基地に向かうバスで、なぜかそんな疑問がとめどなく頭の中に渦巻いていた。

プシュー

蒸気を激しく放出させ、バスは停車した。

「志願者の皆様、プププランド陸軍・ヨーグルトヤード基地に到着しました」

運転手のアナウンスを合図に次々と人々が出て行った。

カービィもそれに便乗して、バスから降車し、あたりを見回してみる。

ーヨーグルトヤード

自分が冒険したころとはまったく違っている情景にあっけにとられてしまった。

美しい白銀の山々は切り開かれ、軍事施設が点在し、

残った山には工場が立ち並び、赤い蛍光がちかちかと点滅していた。

人々が望んだ世界とはこういうことだったんだな。

少しばかりの絶望を味わいながら、先導され施設内部へと踏み入れた。