星のユービィVさんの小説

【お題小説】カビメタワドデデの不思議な大冒険!(第4回お題小説参加作品「テーマ:毛糸のカービィ、あつめて!カービィ、星のカービィwii」)


今日も平和なプププランド……かと思いきや突然問題大事件!


「ん〜……今日もいい朝だねぇ(だねぇダネェダネェ……)」
ある日の朝、いつも通り起床するカービィ。 しかし、何か違和感がある事に気がついた。
「あれ、何か変だなぁ。声にエコーがかかってる(かかってるカカッテルカカッテル……)?」
そう思い自分の周りを見たカービィはびっくり仰天、目の前の光景が信じられなかった。

「……ボクが9人いる…ボク自身を合わせて10人になっちゃった(なっちゃったナッチャッタナッチャッタ……)」
なんと、どういうわけかカービィが10人に増えていたのだ。 しかも1人1人のサイズは本来の大きさより小さかった。
異変はそれだけではなかった。 窓の外を見たカービィはさらに驚いた。
「あっれー!? 外が毛糸の世界になってるぞぉ(ぞぉゾォゾォ)!?」
もしかしてまたデデデ大王が何かしたのかと思ったカービィは大急ぎで城へと走り出した。

グリーングリーンズを駆け、もうすぐ城に着くというときだ。
「待てカービィ! お前にも異変が起きていたのか?」
誰かがカービィを呼び止めた。 声のする方に振り返ったカービィはそこにいた人物に仰天した。
それは、体が毛糸になったメタナイトだった。 ついでに毛糸のアドレーヌ一緒にいる。
「メタナイトにアドレーヌ、一体どうしたの(どうしたのドウシタノドウシタノ)?」
「それはこっちの台詞よカーくん、貴方こそなんで10人になってるのよ!?」
「それはボクにもわかんないよ(よヨヨ)!」
なぜかケンカ腰になる2人をメタナイトが制止した。
「今は言い争いをしている暇はない。とにかく、まずは城へ急ぐぞ」
とりあえずメタナイトの意見に賛成し12人は一緒になってデデデ城へと向かった。

「ワドルディ、これは一体どういうことゾイ!!」
「そそそのオイラに言われてもわかんないッスよ!」
一方、そのデデデ城でも問題が発生していた。 ここも毛糸の世界になっていたのだ。おまけにデデデ大王は毛糸の姿になっておりワドルディはカービィと同じように数が増えてしまっていた。
そこへ駆けつけたカービィ達はまたデデデ達の状態に唖然とするばかり。
「おぉ、カービィにメタナイト、いいところに来てくれたゾイ! どういうわけかプププランド全体が毛糸の世界になり、ワドルディやワシの体に異変が起きているん……ってお前たちもかゾイ!?」
「そうなんだよ(なんだよナンダヨナンダヨ)」
カービィ達にも異変が起きていたと知ったデデデ大王はその場にうなだれた。
数が多いとはいえ本来より小さなカービィや毛糸になってしまったメタナイトではもしもの時が心配なのだと言う。
「とにかく原因究明を急いだ方がいいのでは?」と、ワドルディ。
彼の意見に全員が賛成しカービィとデデデ大王、メタナイトにワドルディはひとまずアドレーヌにプププランドの事を任せて外へと飛び出した。


プププランドを飛び出した4人……いや、22人は今になって手がかりも何もない事に気がついた。
「さて……当てもなく旅に出たが、これからどうするべきか?」と、メタナイト。
カービィ達は顔を見合わせたが、どうすればいいか何も思いつかなかった。
「あー、どうすればいいッスか!?」
「それもこれも作者がにカービィwiiを未プレイのくせに無理矢理ネタに詰め込んだせいゾイ」
「しかもカーwiiの要素、今のところボクと大王とメタナイトとワドルディで冒険するってところだけじゃないか(ないかナイカナイカ)」
等とそれぞれ愚痴をこぼし始めたときだ。 突然空から眩しい光が差し込んだ。
見ると空中に謎の穴が開き、そこから空飛ぶ船が出てきた。
「何アレ…?」
だが、その船はパーツをあちこちに散らしながら高度を落としていく。
黒い煙や火花があちこちに見られる。
「まさか、アレは墜落じゃないのか!?」
墜落することに何かと縁のあるメタナイトは乗員の事が気になるらしくすぐに船へと駆けていった。 もちろんカービィ達もそれを追う。

船の中に入ったカービィ達は乗員を探した。 とりあえず奥へと進んでいくと、船の操縦室らしい所へ出た。
そこにいたのはマントで身を包んだ、プププランドでは見かけない姿の人物だった。
「ん……キミたちはこの世界のヒトなの?」
マントの人がカービィ達に話しかけてきた。
「うん、そうだよ。 ボクはカービィ、こっちはメタナイト、これがワドルディ、そしてデデデ大王。 そういう君は?」
「ぼくはマホロアって言うンだ」
そういうとマホロアと名乗った少年は船の故障個所をチェックした。
しかし、ちょっとモニターを見た後に表情が暗くなった。
(もしかして……彼の船の破損状況が深刻なんじゃないッスかね)
(そうかもしれないゾイ)
と、ヒソヒソ声で話をする2人をよそにカービィがマホロアに声をかける。
「ねぇ、ボクらに何か手伝えることは無いかな?」
「なっ……カービィ! ワシ達はプププランドの問題を解決する必要があるんだぞ!」
「でもマホロアだって僕らと一緒で困ってるんだ、ほっとくなんてできないよ!」
「だがなぁ、ワシは大王として国民の不安と心配を解消するという指名が……」
等と言い争いを始めたカービィとデデデ大王を余所に、メタナイトがマホロアに話しかける。
「マホロアと言ったな。実は今私達の住むこの世界のほとんどが毛糸になってしまったり、住人が分列してしまうとといった異変が起こっているんだ」
「あぁ、それはきっとアミーボ・アモーレとネクロディアスの仕業デスよ」と、マホロアがいう。
それを聞いたメタナイト、そして未だにケンカしていたカービィ達も驚いた。

マホロアの話によると、アミーボ・アモーレとネクロディアスが手を組み世界中を自分たちの物にしようとしているらしい。
そしてプププランドにも魔の手が伸び、運悪く居合わせたマホロアの船も攻撃したのだという。
「……なるほど、つまりマホロアさんもオイラ達と敵は同じってわけですね」
「そういう事になりマす」
カービィは一瞬何かを考え、そして思いついた。
「それじゃマホロアもボク達と一緒にプププランドを元に戻すのを手伝ってよ、代わりに僕らも船のパーツを探すからさ!」
「なるほど、利害が一致したもの同士協力すると言うわけだな」とメタナイトが言う。

話もまとまり善は急げとばかりにカービィ達が外へと飛び出した時、いつの間にか船の周りに大量の敵がいた。
「うわわわっ! もしかして追手が来てタの?」と、マホロア。
「どうやら戦うしかないみたいッスね」とワドルディ。
メタナイトも毛糸の剣を、デデデ大王も毛糸のハンマーを構える。
刹那、両軍共に激しいぶつかり合いが始まった。
カービィやワドルディは敵にしがみつきひたすら殴りかかる、メタナイトとデデデは得意の武器で次から次へと片づけていく。
しかし、数は敵の方が圧倒的に多くカービィ達に早くも体力の限界が近づいてきた。
(どうしよう……カービィ達がやられちゃうヨ……)
マホロアは何か道具が無いかと大慌てで船の中へと入っていった。
そして何かを抱えて戻ってきた。

「カービィ、これを使うといいヨ! 草の力が宿った道具ネ!!」
そう言ってマホロアはカービィに持ってきたものを投げ渡す。
「こ、これは……!?」
それは一見コピーの元に見えたが、カービィが見た事のない新しい物だった。
早速それをかざすカービィ、光がカービィを包み始める。
『コピー能力【リーフ】!』
今まで誰も見たことのない、カービィの新しい能力だ。
新しい能力を覚え張り切ったカービィは、葉っぱを自在に操り、あっという間に敵を空中へ巻き上げ一掃した。
「おぅ、強いこと……」と、メタナイトがぼやく。
その時、上空から何かが降ってきた。それは機械のパーツのようなものだった。
「やったねカービィ、ぼくの船のパーツが一つ見つかったヨ!」


マホロアの船の修理がちょっとだけ進んだ、だがまだプププランドは元通りではないしパーツも回収していないものがたくさんあった。
「だが、敵を追っていけば犯人を捕まえられるし船のパーツも見つかるというわけだな」
メタナイトが言う。
「大丈夫ッスよ、オイラ達がきっとパーツを全部見つけてみせるッス!」
「それにお前の船を壊した犯人も懲らしめてやるゾイ」
ワドルディとデデデ大王も続ける。
「みんな……ありがとうございマす!」

「さぁ、新しい冒険の始まりだぁ!!」
そう言ってカービィ達は夕日の輝く草原を駆け抜けるのだった……。
この続きはゲームでね!


END
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