星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第47話 だれが どこで なにをする


相変わらず平和なプププランド。
キービィ達は今日も暇を持て余していた。いつものことだ。

最近、彼らの間ではなぜか病院ごっこが流行っていた。
というのも、冬が来ればインフルエンザやらにかかることもあるだろうし、その時に病院で受ける診断の予行演習にもなるかららしい。
キービィ「では名医の診断を発表しよう!」


そこへパービィがまた何かを持ってやってきた。
病院ごっこはあっという間におひらきになり、みんながパービィに集中した。
キービィ「やぁパービィ、また何か妙なもの作ったんだね?」
パービィ「あぁ、その通り」
そう言うとパービィは持っていたものを上に掲げた。


パービィ『いつどこゲームカード!!』

パービィ「このカードは、誰もが一度は遊んだことがあるであろう『いつ どこで 誰が 何をした』を元にした発明品だ。アレと同じように名前や場所を書くと……」
一瞬パービィは言葉を止め、再び口を開いた。

パービィ「なんと実際に書いたとおりのことが起こるんだ!」
リボン「えっ…それって本当ですか!?」
パービィ「百聞は一見にしかず、試してみな」
そう言い残し、カードを置いてパービィは去っていった。

早速キービィ達はカードを広げ、ざっと目を通した。
リボン「これが『どこ』のカード、こっちは『誰が』でこれは『いつ』……本当にあの遊びのと変わらないんですね」
アカービィ「そうだな…早速やってみようぜ! とりあえず適当に2枚づつ配るからなんか書けよ」
カードは素早く彼らの前に配られた。
それぞれ、思いつく限りのことを次々と書いた。

数十分後、みんなが書きこんだカードが集められた。
各項目から適当に1枚ずつ選び、それをキービィがまとめる。

キービィ「じゃ、読むよー!……えーっと?」


キービィ「いつ『3分後』、どこで『バタービルディングで』、誰が『メタナイトが』、何をする『ブレイクダンスする』…………意味ワカンネw」
とりあえず結果は出たが、本当にこの通りになるのか気になったため早速バタービルディングへ急行することにした。

アカービィ「コピー能力『ジェット』! 無駄遣いだが、大丈夫か?」
ナックルジョー「大丈夫だ、問題ない」
などとくだらないやり取りをしながらアカービィは他の3人を掴んで飛び立った。
音速で飛行できるジェットアカービィならばバタービルディングへも3分で到着できる。
あっという間に目的地へと到着した。あとはメタナイトを待つだけである。

そのちょっと後にメタナイトがやってきた。
キービィ達は息をひそめてそっと上空から見ていた。
するとメタナイトは、何かの本やラジカセを出すと突然ブレイクダンスを踊り始めた。
リボン「す、すごい……本当になっちゃった!」
ナックルジョー「あぁ、驚きだぜ」
キービィ「この道具すごいなぁ…!」

アカービィ「……どうでもいいけど、このメンバーで行動するのって珍しくないか?」

メタナイトのブレイクダンスを楽しんだ4人は、次の組み合わせをチェックすることにした。
リボン「えーとですね……『これを読み終えた直後』『後ろで』『メタナイトとデデデ大王が』『ケケに踏みつけられる』……」
と読み終えた瞬間…

メタナイト「ぐえっ」
デデデ「ぬわっ」
と声をあげた。見るとケケが二人を踏みつけるように立っている。
ケケ「あっ、ごごごごめんなさい!ちょっと強風に煽られて落ちちゃったのよ。まさか二人が下にいるなんて思わなくって…」
デデデ&メタナイト「いいから早く降りてくれ」
ケケ「はい」

ここまで書かれた通りになってはいるが、今までは偶然ではないだろうかという疑問が生まれた。
そこでアカービィは1人で何か書き込み始めた。
アカービィ「今までのは全部偶然かもしれない、だったらあり得なさそうなことを書いてやるぜ!」
キービィ「バタービルディングでブレイクダンスは偶然じゃなさそうだけどさ」
などと突っ込むが、アカービィは黙々と書き続けた。

アカービィ「でーきた!」
完成したカードをヒラヒラと揺らしながらアカービィが飛び跳ねている。
ナックルジョー「ん、どれ?『今すぐに』『この場で』『メタナイトが』『落ちてきた隕石を投げ返す』……って、どえぇぇぇぇぇぇ!?」
キービィ「何!?今回メタナイトフルボッコ回なの?」
リボン「突っ込むとこそこじゃありませんよ! 隕石だなんて!!」
あまりと言えばあまりにもメチャクチャな結果にみんなは大慌てだ。
だがアカービィは冷静に言う。
アカービィ「大丈夫大丈夫。今まではどうせ偶然だろうし、今回も問題ない……ってホントに隕石降ってキターー!\(^o^)/」

またまたとんでもない騒動になってしまった。
もちろんパービィもこの騒動を聞きつけてやってきた。
パービィ「全く、お前らはとんでもないことをしでかしてくれたな!」
アカービィ「だ、だってよぉ…」


メタナイト「な、なぜだ!?俺は隕石の方向に行きたくないのに体が勝手に……っ!」
キービィ「あ…」
ふと隕石の方を見ると、メタナイトがだんだんと隕石に近づいていくのが確認できた。
カードに書かれた通りになるため、強制的に移動させられているのである。




メタナイト「何なんだーーーーーーーーーーーーーーっ!!」


最後に聞こえた叫び声。その直後に隕石は投げ返されてまたどこかへと飛び去って行った。
メタナイトはボロボロの体で立ちあがった。
そこへパービィがかけより、事の次第を全て話した。

メタナイト「なるほどな……キービィ、アカービィ、ナックルジョー……!」
キービィ&アカービィ&ナックルジョー「いぇえ!?」
3人は後ずさりする。メタナイトもそれに合わせて一歩踏み出る。

メタナイト「ゆーーーーるーーーーさーーーーんーーーーぞーーーーーーーー!!!!」


キービィ「ご、ごめんなさ―い!」

逃げまどう3人、追いかけるメタナイト、それを見守るパービィとリボン。
今日もプププタウンは平和であった。







END
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