星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第46話 キャラクターしょうひんをつくろう!


ここは、パービィ研究所商品開発部……と称しているがいつものメンバーの一部が彼の家に集まっているだけである。
近頃パービィは、商業に乗り出すことを計画しており、時々商品になりそうなものを作ろうとしていることがある。
が、彼の作るものは決まって妙なものばかり、それのせいで何らかのトラブルが起こることも少なくない(第3、10、43話など)。
そこで今回は友人たちの知恵を借りようと思い、家に呼び寄せたのだ。

パービィ「で、早速だが何か商品になりそうなものを考えてくれ」
キービィ「最高級のカレーまんとかは?」
パービィ「量産が大変だから却下な」
あっさり却下である。
量産が大変だと言うが、パービィは以前に『全自動タコ焼き機』なる物を作り、3分で12個のタコ焼きを焼くことに成功している。
ただし単2電池10本で30分しか稼働できないのが欠点だったので、この発明品は商品へはならなかった。
パービィ「で、他には?」
誰も何も言わない。そもそも素人が商品を考えるというのが難しい話なのだ。
みんなも必死に考えはしたが、何も思い浮かばない。
ついにパービィは頭にきた。
パービィ「おいテメェラ!何も思いつかないとか、それでも『星のカービィ』のキャラクターなのかよ!?」
怒りのぶつけ方がよくわからない。だがこの言葉を聞いて、メタナイトはあることに気がついた。

メタナイト「なぁ、今まで忘れてたけど俺たちは任天堂とHAL研の『星のカービィ』のキャラなんだろ?だったら俺たちに関するキャラクター商品を考えたらどうなんだよ」
パービィ「…あ、ソレいいな」
というわけで、彼らの商品開発計画は始まった。それぞれ早速どんなものを作ろうか考え始めた。

アカービィ「なぁデデデ、俺の歌が流れる目覚まし時計なんていいと思わねぇか?」
デデデ「思わない」
他のみんなも心の底で同意した。朝っぱらからアカービィの歌を聴かされたら生きた心地がしなくなるだろう。
いや、それ以前にそんな目覚まし時計は売れないだろう。
リボン「じゃ、柔らかいクッションとかはどうですか?カービィさんみたいな感じの…」
アカービィ「あ、いいな!その案もらった!」
そういうとアカービィはメモにクッションのことをいろいろ書き始めた。
そしてそれをパービィに見せる。
パービィ「んーどれどれ?……カービィ型の柔らかクッション、とっても柔らかく気持ちのよい物…か。んでも柔らかさの参考はどうするんだ?」
アカービィ「あー、それは……」

すると何を閃いたのかアカービィの顔が、ほんの一瞬怪しくニヤけた。
アカービィ「じゃアドレーヌのおっぱいの柔らかさを参考に…」
アドレーヌ「馬鹿なこと言うんじゃないよこのトマトがぁ!!」
アカービィ「そげぶっ!!」
アドレーヌの突っ込みとともに見事な平手打ちがアカービィの頬に炸裂。
ポケモンで言うところの"いちげきひっさつ!"級のダメージだ。
キービィ「もうやめて!アカービィのライフポイントは0よ!」
アドレーヌ「知らない知らない!」
部屋の隅っこで悶絶するアカービィをよそに、みんなはまたアイデアを練り始めた。

ケケ「シールはどうよ?」
パービィ「シールはそんなに売れない」
メタナイト「ラジコンなんかはどうだ?」
この案はなかなか良かった。ラジコンは子どもから大人まで、広い層の人に親しまれている。
そのことをパービィも考えたが、しかしそれを通せない理由があった。
パービィ「だが、プププタウンではラジコンで遊ぶスペースはほとんどないぞ。建物が多いし、広場か空き地ぐらいしか遊べる場所がない」
メタナイト「あー、そっか……」
またまた暗礁に乗り上げてしまった。
いつもこう詰めが甘い、彼らにとっては当たり前のことだが実際問題は深刻だ。
実を言うとパービィは既に何か商品を作り、売り出すという契約を済ませてしまっていた。
そして明後日までに発売しないと多額の借金を背負ってしまうのだ。

アドレーヌ「そんな肝心なことをなんで早く言わないんだこのブドウがぁ!!」
パービィ「ヒパタッ!!」
今度はアドレーヌの華麗なドリルキック(スマブラ、カービィ空中下)が炸裂した。
部屋の隅に横たわり悶絶するパービィの顔面には痛そうな跡がしっかりと残っていた。
パービィ「ふっ、いい攻撃だ。だが1つだけ言っておこうか」
アドレーヌ「な、何よ?」
パービィ「……15になって子供向けを履くのはやめておけ、そろそろ大人向けのを…」
アドレーヌ「いっぺん死んで地獄逝けやごらぁ!!」
いつものように、いや、いつも以上に過激な突っ込みとグーパンチを入れるアドレーヌ。
さっきパービィは顔面を蹴られるどさくさまぎれにしっかりとアドレーヌのパンツを拝んだようだ。
アカービィ「哀しき男の習性ってやつだな」
アドレーヌ「お前も死んでこい」

アカービィとパービィ、瀕死状態。
女は怒ると恐い、その瞬間をしっかりと見たカービィ達。
リボン(でもメタナイトさん、それでもアドさんが好きなの?)
メタナイト(もちろん!第一、今回"も"アカービィ達が悪いんだ。それにどんな人にもああいう面がある)
カービィ(メタナイトのその精神、うらやましいよ…)
結局彼らは商品開発に関して何も結果を得られなかった。
もちろんパービィは多額の借金を抱え、メタナイトやデデデ大王に返済の手伝いを頼みに行くのだった……。


END
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