星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第38話 アドレーヌに休日を!(前編)


アドレーヌは憂鬱だった。
毎日毎日、やんちゃ坊主のカービィ達の面倒を見てはトラブルに巻き込まれクタクタになって帰宅する。
最近は赤子であるオービィの世話もしているため、余計に疲れが出やすくなった。

そんなある日、今日もアドレーヌはカービィ達の面倒を見ることになった。
シービィがいればアドレーヌの出番はないのだが、彼も毎日が忙しく余裕がないのであった。
朝8時ごろ、カービィの家へ行き外からメガホンで呼びかけて彼を起こす。
そのあとに朝食の支度をし、次にキービィの家へ向かう。 もちろんオービィを背負ったまま自転車での移動である。
それからアカービィにリボン、ケケやミービィも起こして朝の準備を終わらせた。

それから、カービィ達と一緒に公園へ向かった。
彼らは元気に走り、サッカーで遊び始めた。
アドレーヌはベンチに座り込んで溜息をついた。 その様子に気がついたレービィが声をかけてくる。
レービィ「どうしたの? 心配事でもあるの? アタイになんでも相談しなよ!」
アドレーヌ「えっ、でも相談してどうにかなるわけじゃ…」
そう言いかけた時、どなり声が聞こえてきた。
慌てて声の方へ行くと、どうやらまたカービィ達がガラスを割ってしまったようだった。
アドレーヌが家の主に謝り、ガラス代を払うことでこの場は解決したが嫌な気分になった。

その日の午後、カービィはアドレーヌの様子がおかしいことに気が付いた。
カービィ「すごく疲れてるみたいだね」
アドレーヌ「えぇ、もう毎日毎日貴方達の面倒を見て、騒動を起こしてはみんな私がそれの責任を取って、もう嫌になったわ」
ケケ「嫌になるって、そんな大げさな…。 でもストレスにはなるわよね」
アドレーヌ「そうそう。 おかげで最近食欲はないし、吐き気とめまいもするし…」
レービィ「大変なんですね〜」
その時、カービィにいい考えが浮かんだ。

カービィ「そうだ! アドちゃん、お休みを取りなよ」
アドレーヌ「えぇっ、お休みって…」
彼女が聞き返すとカービィが説明した。
カービィ「明日と明後日の2日間、アドちゃんは僕らの面倒を見なくてもいいよ。 メタナイトと一緒にどこかへ遊びに行っておいでよ!」
ミービィ「たまにはオイラ達のことを気にかけずにのんびり羽を伸ばしてきたら?」
アカービィ「お前がいなくても、俺たちはしっかりやれるさ!」
リボン「決まり決まり、そうしましょう!」

翌日の朝6時半、アドレーヌはメタナイトと一緒に駅へとやってきた。
アドレーヌ「でも…、ホントに私がいなくても大丈夫かしら?」
メタナイト「まぁまぁ、今日はあいつらのことを気にせず楽しみましょう!」
アドレーヌ「そ、そうね」
そう言うと彼らは列車に乗り、プププシティへと向かった。

その頃カービィ達はと言うと、みんなまだ布団の中だった。
オービィはケケが預かることになっていたが、オービィはアドレーヌと一緒に住んでいる間に早起きが身についたらしく、7時にはすっかり目を覚ましていた。
オービィ「ケー! ケー!」
ケケの布団を引っ張り、何度も呼んだがケケは一向に起きる気配がない。
オービィは台所へ行くと、フライパンを持ってきた。
そしてケケの頭を思いっきり殴りつけた。

ケケ「…っ! な、何!?」
オービィ「おはぉー。 オーくんねぇ、はやくおきたの」
ケケ「だ、だからってフライパンで起こすことないでしょ!」
オービィ「あのねぇ、オーくんはねぇ、みんなをおこすの」

ケケ(ね、眠い…)
朝7時15分、箒に乗ってケケとオービィはカービィの家へと向かった。
ケケにとってこの時間は早起きしすぎなため、未だに眠気が取れない。 だからと言って居眠り飛行は規則によりできない。
仕方なく我慢して飛び続けた。
大抵カービィは家に鍵をかけないため、出入り自体は自由だ。
オービィは家の中に入るとまたフライパンを使い、カービィを叩いた。
しかし、カービィの目が覚める様子はない。

オービィ「ケー! カァーィおきてこないの」
ケケ「えっ、どれどれ…って気絶してるし!!」
やっぱりアドレーヌがいないと、カービィ達はダメなんだろうか…?


続く
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