星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第37話 またまたアカービィリサイタル


ある日のこと、今日もプププタウンはいい天気だった。
ところがそんないい気分をぶち壊す悪夢が再び訪れたのであった…。

レービィ「アドちゃーん! 郵便ですよ〜」
アドレーヌ「はーい、誰から?」
レービィ「アタイの口からは言えないわ!」
そう言ってレービィは次の配達へと向かった。

アドレーヌ「変なレービィ。 で、送り主は…」
手紙の差出人名を見たアドレーヌの表情が凍りついた。
なんと、またアカービィからのリサイタル招待券であった。

それから数分後、前回と同じくアカービィを除くいつものメンバー全員が秘密基地に集合した。
カービィ「なんてこったーっ!」
ケケ「これで今月はもう2回目よ!」
デデデ「1カ月に2回も聴かされたら身体がもたんぞ!」
このままではもうどうにもならない。
しかもアカービィは時間を今日の14時指定にしてしまっており、逃げる時間はなかった。

そこでみんなはパービィを頼ることにした。
アドレーヌ「お願いパービィ、なんとかして!」
シービィ「お前のその天才的な頭脳と最高の人望で頼む」
リボン「優しいパービィさんならきっとなんとかできますよね」
パービィ「普段思ってもない言葉で説得すんな。 まぁ俺もあいつの歌はきらいだし、なんとかしてやんよ」
14時まであと2時間。 それまでに何か解決策を練ろうとパービィは研究室にこもった。

彼はいろいろな策を考えた。 考えて考えて考えた。
しかし何もいいアイデアは浮かばなかった。

ふとテレビを見た時、紫外線をカットする新しいビニール傘の広告が流れた。
パービィ「…これだぁ!」
その広告に何かヒントを見つけたパービィは大急ぎで開発に取り掛かった。

やがて出来上がったものをみんなに披露した。
パービィ「これは『超強力ウルトラスーパーみみせんDX』だ!
ミービィ「…名前がダサいね」
パービィ「黙れ。 …このみみせんは人間にとって有害な音波を全て遮断する性能を持ってるんだ」
アドレーヌ「人間にとってって、使えるの私だけじゃ…」
パービィ「今のは言葉のあやだ。生物にとってだ」

そんなこんなで出来上がったみみせんを用意し、アカービィが待つリサイタル会場へと向かった。
しかし、会場の準備はできていたもののアカービィは見当たらなかった。
既に時間を5分も過ぎている。
メタナイト「来ない…な」
アドレーヌ「来ない…わね」
キービィ「来ない…よ」
とりあえず10分ルール(約束の時間を過ぎても10分は待ってあげるともだちルール )に従いもう5分だけ待つことにした。

…結局、この日アカービィが会場にやってくることはなかった。
後日話を聞くと、どうやら会場へ向かう途中で困っている人を見つけ、手助けをしていたらしい。

アドレーヌ「アカービィにもいいとこあるじゃない! 見なおしたわ」
アカービィ「でーへっへっへっ、そう誉めんなって! …よーし、じゃここで歌うぞー!」
カービィ「わっ! パービィあれを早く!」
パービィ「すまん、持ってきてない」
みんな大慌てで逃げ出そうとしたが、もう間に合わなかった。

アカービィ「あ゛あぁ〜〜〜っ! はでしなぁあ゛〜い゛ぃぃぃ!」


END
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