星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第36話 うみへいこうよ


ある暑い暑い夏の日、カービィ達はもうバテバテだった。
扇風機だけではどうにもならず誰もが限界を感じた時、アカービィが口を開いた。
アカービィ「なぁ、海行こうぜ海。 アドレーヌ達も誘ってさ」
カービィ「そうだね。 この暑い中家の中にいたら死ぬよ」

というわけで話もまとまり、みんなあっという間に荷物をまとめた。
荷物と言っても必要なものはせいぜいタオルとゴーグルぐらいだ。
アドレーヌとケケの家に電話もし、さっそくカービィ達は出発した。

プププタウン駅で切符を買い、機関車が到着するのを待った。
前回乗った時は1号機関車のクラウディ号が来たが、今回は2号機関車のスター号がやってきた。
アオービィ「わぁっ、スター号だ!」
ミービィ「機関車なんてどれも同じでしょ?」
アオービィ「違う! 機関車はねぇ…くどくどくどくど…でね、他に…くどくどくどくど…わかった?」
ミービィ「はい、わかりました…」
無駄なお説教タイムが終わるころ、汽車の出発時間が迫ってた。
カービィ達は慌てて客車に乗りこむと一番後ろの席に座った。 ここなら景色をゆっくり楽しむことができる。
汽笛が鳴り響き機関車が出発しようとした時だ。

シービィが大急ぎで列車最後尾のデッキに飛び乗ってきた。
手にはたくさんの荷物を抱えている。 よく見るとどうやらアドレーヌとケケの荷物のようだ。
アオービィ「駆け込み乗車は禁止だよ!」
シービィ「あぁ、わりぃ。 ちょっとわけありでな、ケケが水着なんて持ってないからアドレーヌと一緒に今から買うんだそうだ」
リボン「でも列車、出発しちゃいましたよ?」
シービィ「後から箒で飛んでくるとさ」

とりあえず一息ついた彼らは列車の旅を楽しんだ。
煙を吐き、蒸気を上げながらスター号は進んだ。
アオービィ「たのしやたのし、ララランラ〜ン♪」
キービィ「ガッタンゴットン、ララランラ〜ン♪」
アオービィ「お、ヘンリーの客車ネタだね」
二人は機関車のことに関して鉄道の話や、某国にある人面機関車と仲間たちに関する話で盛り上がっていた。
カービィとリボンも外の景色を眺めたり、いつの間にか機関室に移動して助手の手伝いをしているアカービィを含め、みんなが浮かれていた。

やがて列車はプププシティへ到着した。
だが今回はここで降りる必要はない。 今日の目的は海。
海へ行くにはプププシティで降りずにそのまま列車に乗り続け、次の停車駅であるクラウディパーク駅で降りるのがいちばん近いのだ。

ギラウェア火山にバタービルディングのわきを抜け、一行を乗せた列車はクラウディパークへと向かった。
キービィ「チャンチャンチャカチャカ、ケットン♪」
アオービィ「…ごめん、元ネタ知らない」

やがてスター号はゆっくりとクラウディパーク駅へと入っていった。
蒸気を上げてホームに停車する。 ドアが開きお客たちが降りてきた。
シービィ「さて、オレンジオーシャンへはここから歩いて10分だ!」
一同(シービィ以外)「えぇ〜っ!?」
みんな口々に文句を言いながらも、海で遊びたい一心で歩き出した。
しかし、潮の香りがしてくるとテンションが上がっていきいつの間にか早足で進むようになっていった。
そして小さな丘を越えるとそこには…

カービィ「海だーーーーっ!」
青く、美しく清んだきれいな海が広がっていた。
水平線すれすれに雲も見え美しい風景だった。
カービィ達が砂浜に降りようとした時、上空から彼らを呼ぶ声が聞こえて来た。
「おまたせーっ! 遅れちゃってごめんね」
どうやらアドレーヌ達も到着したようだ。
二人でケケの箒に乗ってプププタウンからここまで一直線に飛んできたらしい。
みんな揃ったので早速砂浜へと走っていき、飛び込もうとした時だ。

シービィ「慌てるな! 準備体操を怠るんじゃない」
カービィ「えー、いいよ。 めんどくさいし」
シービィ「それがいかんのだ! そもそも準備体操はだな…くどくどくどくど…、それでな…くどくどくどくど…というわけだ。 わかったか?」
相変わらず長く、理屈的なシービィの説教を聞き流したのち、カービィたちは準備体操を始めた。
屈伸、背伸びに腕回し、ついでに腕立て伏せなどをやった。 その間にシービィもビーチパラソルを立てたり荷物を広げたりなどをした。
その間にアドレーヌとケケは水着に着替えてきたようだ。

アカービィ「ウホァッ、いいじゃんいいじゃん!」
アドレーヌ「褒めてくれるのは嬉しいけど、最初の一言がすごく危なく感じるわよ」
ケケ「アカービィってもうスケベなキャラという印象しかないわね」
アカービィ「うるさいなぁ! 枯れ木も山のにぎわいって言うだろ?」
シービィ「それ激しく意味を間違えているぞ」

海ではみんなが楽しんだ。
カービィ達は楽しく泳ぎ、波乗りをしたり甲羅干しをしてみたり。
アドレーヌ達女性陣はビーチバレーを楽しんだ。
今日一日、皆がとても楽しい時間をすごしたのであった…。


END
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