星のユービィVさんの小説

【〜超長編版!星のカービィと愉快な仲間たち〜】マジカルランド大作戦! 第1章「不思議な女の子」part1


ここはとっても平和な町、プププタウン。
商店街は毎日にぎわい、子どもたちは毎日楽しく遊んでいる理想の町だ。
でも、この町には少し変わった子どもがいた。
変化自在のコピー能力を使い、エアライドマシンを乗りまわし平和のために戦ってきた過去を持つ。
そんな少年がいるのであった。 その少年は…。

プププタウン周辺に位置する大草原、グリーングリーンズ。
そこにその噂の少年がいた。 草原の真ん中でのんびりと寝転がり、流れる雲を見つめていた。
「カービィ、何やってるのよ」
「べっつに〜、ただ雲を眺めてるだけだよ」
今カービィと呼ばれた少年が町で噂の変わった少年である。
かつてはるかぜとともにプププランドに現れ、不思議な能力を使い国中の食べ物を奪ったデデデ大王(当時はまだ悪い王だった)を懲らしめて以降、プププランドに住んでいる。

しかし、ここ最近は特別な能力を持つ人というより、ただのやんちゃ坊主としての知名度が上がってきている。
なぜなら、ある時彼とそっくりでありながら色の違う5人組が現れた。
その5人はカービィの古い友人でもあり、彼と同じようにコピー能力とエアライドマシンを扱うことができるのだ。
5色〜赤・青・黄・緑・白〜のうち、白以外は皆カービィと同い年で同じぐらいわんぱくな子どもであった。
彼らもこの町に住み始めたが、皆個性的な性格でよく他人に迷惑をかけていた。 そのためいつしかカービィも戦士ではなく1人のやんちゃ坊主として皆から愛されるようになったのである。

さて、彼はよく人助けもしており、過去に町で皆に冷たく突き放されていた絵描きの少女を助けたり
黒い暗雲に覆われた妖精の星を救うために旅に出たりとしている。 そのため彼の心には冒険スピリットというものが存在していた。
ところが、ここ最近は冒険することが何もないためその冒険スピリットが爆発寸前になっていたのであった。

「…んなこと言ったって冒険できないのはしょうがないことだ」
冒険がしたいとカービィにねだられたシービィは、今冒険をすることはできないとキッパリと言った。
それでもあきらめないカービィはしつこく食い下がった。
「でもさシービィ、何かあるでしょ〜?」
「そんなに冒険がしたきゃウィスピーの森にでも行ってこい!!」
そういうとシービィは自分の家へと戻っていった。
シービィが言ったウィスピーの森とは、プププタウンから離れたところに位置する大きな森である。
入口付近には1軒の家が建てられており、そこにもカービィの友人が住んでいる。
また森は入り組んだ迷路のようになっているため、一度入ると目印でもない限りなかなか抜け出せないのである。
森の正しい道を知っているのは、森の主のウィスピーウッズに、動物たち。
そして森の入口付近に住んでいる人間の女の子、アドレーヌだけである。

「…本当に行くの?」
森の入口に仁王立ちしているカービィにアドレーヌは心配そうに聞いた。
「男に二言はない。 それと道案内もいらない」
などとカッコいいのか悪いのか、妙な言葉を残して彼は森の中へと走って行った。
それをただ唖然と見送るだけのアドレーヌであった。
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