星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第27話 うちゅうのたびへ


ある天気のいい夜、シービィは天体望遠鏡を出して広い星空を眺めていた。
天体観測は彼の趣味のひとつでもあった。
美しい星達を見ていると、今日の嫌な気分などを忘れることができるからだった。
その時、雲の間を謎の光が駆け抜けた。
シービィ「い、今のは一体!?」
すぐに望遠鏡を動かして光を追ったが、すぐに見失ってしまった。

翌日、シービィはみんなに例の光のことを話した。
雲の間を駆け抜けた一筋の光のことを。 そしてそれはUFOではないかということも話した。
しかし、カービィ達は相手にしようとしない。
カービィ「流れ星でも見たんでしょ?」
アドレーヌ「きっと何かを見間違えたのよ」
ワドルディ「SFの話なんて、シービィさんらしくないっすよ」
などと勝手なことを言うだけ言った後、彼らは去って行ってしまった。

シービィ「あれは絶対に流れ星ではないと思うのだが…」
そこへ、パービィがやってきた。
パービィ「よぉシービィ、何かお困りのようだな」
シービィ「あぁ、ちょっとな…」
そしてシービィはパービィにも光の話をした。

パービィ「それなら俺も知ってるぜ、昨日の23時ごろだろ? 俺も空を見ていたんだが妙な光を見たんだ」
二人はだんだんといろいろな考えを巡らせていった。
UFO説、謎の天体接近説、そして流れ星説などを…。
どうにか調査をしたい、そう思ったパービィはすっと立ち上がった。
パービィ「よし、1時間待ってくれ。 新しい発明品で調査しようじゃないか!」
そういうとパービィは自宅へと駆けて行った。

1時間後、彼は手に新しい機械をもって戻ってきた。
まだ光の話をしているのかと見に来たカービィ達もその機械に視線は釘付けだ。
パービィ「これは、エアライドマシンに使う追加アタッチメントパーツ【スペースメカ】だ!」
アドレーヌ「スペースメカ?」

パービィ「今までの分析ではエアライドマシンのエンジンと強度だけでは大気圏を越えることができず、宇宙へ行くことができなかった。
しかしこのスペースメカを装備することで大気圏を越えられるだけの強度とパワーを手に入れることができる」
そう説明し終えると、カービィのフライトワープスターにスペースメカを取り付けた。
パービィ「さぁ、行くぞ!」
シービィ「よし」

カービィ「あぁ、僕も行くよ! アドちゃんも行こうよ」
アドレーヌ「え、私も…?」
キービィ「僕も行くよ!」
アカービィ「俺様も乗るぜ!」
やたらと船頭は多くなってしまったが、ようやく準備を整えてフライトワープスターはエンジンを点火した。

カービィ「ワープスペーススター、発進!」
今までとは違うものすごいスピードでフライトワープスターは浮き上がった。
そしてあっという間に雲を越えて行ったのであった。

カービィ「そういえば大気圏突入して大丈夫なの!?」
アドレーヌ「あと私は宇宙服が必要だけど、大丈夫?」
パービィ「心配ない。 大気圏はへっちゃらだし、乗っている限りは宇宙服は必要ない」
シービィ「一体どうすればそうなるんだ?」
彼の素晴らしく不思議な科学力に魅せられながら、彼らはついにポップスターを飛び出した。
普通なら燃え尽きてもおかしくはなかったが、スペースメカのおかげで全く異常はなかった。

アドレーヌ「宇宙っていつ見ても暗くて恐いわよね」
カービィ「うん、僕らが地上で見ているのとは大違いだ」
パービィ「おいおい、観光にきたんじゃないぜ。 謎の光の正体を探しにきたんだろ」
アカービィ「そうそう、それにカービィとアドは何回も宇宙に出てるじゃねぇか」
カービィ「まぁ、そうだけどね」

とりあえず光の原因と思われるものを考えながらポップスター周辺を飛び回った。
近くの星達も見て周った、遠くの方も探してみた。
しかし原因と呼べそうなものは見当たらない。
シービィ「おかしいな…、見当たらないぞ」
アドレーヌ「当り前でしょ? シービィが見たっていうのが本当なら移動しているはずなんだから」
パービィ「そういやそうだよな…」

仕方がないので捜索を打ち切り、プププランドに戻ることにした。
結局たいした結果を得ることはできなかった。
アカービィ「ま、なにがどうであれたいしたことじゃなさそうだったがな」
パービィ「しかし本当にあの光は一体…?」

彼らが解散し、各家に帰って行っているころ、ポップスターの隣の惑星、ホロビタスターから1台のUFOが飛び去って行った。
しかし、それを知る者はだれもいなかった…。


END
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