星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第23話 アオービィのひみつ


アオービィには秘密があった。
誰にも言えない秘密があった…。
ところが、偶然それに気づいてしまった人がいた……。

ある日、アドレーヌはケケの家に遊びに来ていた。
いつも二人でいろいろなお喋りをしているのはとても楽しかった。

ふとケケの机に目をやると、日記帳が目に入った。
普通日記と友達日記の2種類があった。
アドレーヌ「ねぇ、ちょっと日記見せてよ」
ケケ「いいわよ」
アドレーヌ「わぁ、楽しみ!」

ページを開くと、そこにはびっしりと文字が書き込まれていた。
ケケは毎日感じたことや見つけたことを全て書き込んでいるのである。
しかし普通の日記よりも友達日記のほうに興味をそそられたアドレーヌは、そちらを見ることにした。
友達日記は友達の様子などを書き込んだ日記である。
カービィの様子や、アカービィの野球の戦績なども詳しく書き込まれていて、見ていても楽しかった。
ところがとあるページを開くと、そこにはこんなことが書かれていた。

〇月△日(金) 晴れ
今日もアドレーヌが布団を干していた。 もちろん濡れた跡がある。
そういえば前日にみんなで肝試しをやったあとだった。 きっとまた夜中にしてしまったんだろう。
もう15になるのに、はしたないったらありゃしない。


アドレーヌ「…ねぇケケちゃん、これってどういうことかしら…?」
ケケ「あら、それはその…、あの…」
弁解する間もなく、二人の女の子は取っ組み合いになった。
アドレーヌにとってソレは誰にも知られたくない恥ずかしい秘密でもあったらしい。
幸いにもこれを読んだのはまだアドレーヌだけであったのが唯一の救いであった。

翌日、ケケは友達日記に書けそうな出来事を探した。
ふとアオービィの家を覗き込むと、そこにはとてもすさまじい光景があった。
なんとアオービィの部屋にはみんなの写真が飾られていた。 しかもダーツが撃ち込まれた跡がある。
アオービィ「アカービィったら、今日も野球で殴ったわ…。 本当にむかつく!」
と言い捨て、ダーツをアカービィの写真に目がけて投げつけた。
ダーツは頭の位置にクリティカルヒットした。
ケケはちょっとゾッとした。 まさかアオービィがこんなストレス解消法をしていたなんて…。
ケケは突然あることを思いだし、部屋を見回した。

ケケ(まさか私の写真もあったりしないわよね…)
残念ながら彼女の写真もあった。 もちろんダーツが撃ち込まれた跡がある。

その時だ。

アオービィ「あら、ひょっとして見てた?」
ケケはいつの間にか部屋にずいぶんと近づいていた。
そのせいでアオービィに気がつかれてしまった。
ケケ「あ…」
アオービィ「ふーん…、見たのね?」

しばらくの沈黙の後、ケケは病院へと運ばれた。
背中に2本、腕に1本そして足に2本、計5本のダーツが刺さった状態だった。
アオービィは実はサディストである、この秘密を知ったケケは今後友達日記は自重することに決めたのだった…。

END
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