星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第21話 ニューデデデハンマー


デデデ大王は、新しいハンマーを作ろうかと考えていた。
今まで使ってきたハンマーもずいぶんくたびれてきたからだ。
デデデ「というわけで早速パービィのところに行くぞ」
ポピーブロスシニア「了解いたしました」
デデデ大王とポピーブロスシニアは、デデデカーに乗りこむとパービィの研究所(つまり家)へと向かった。

相変わらずパービィの家はあちこちが不気味なものだらけだった。
デデデ大王は車を降りると、ズカズカと中へ入っていった。
そしてパービィの部屋に来ると、彼を呼んだ。
デデデ「パービィはいるか? お前に用があって来たぞ」
すると、突然隣の部屋からパービィが台車付きのイスに乗って滑ってきた。
まるで小学生がやりそうなことである。

パービィ「おっと、デデデか。 何の用だ?」
デデデ「いや、新しいハンマーを作ろうと思ったんだが、お前に何かアイデアをもらいにきたんだ」
パービィ「ならいい物があるぜ、ついてこい」
と言いながら彼は、デデデ大王を昨日アドレーヌを連れて行った部屋に案内した。
数々の発明品が置かれる中に、新しく入った魔女道具セットもあった。
やがてパービィは【は行】の棚の前で足をとめた。
パービィ「この『ハンマーセット』ならちょうどいいだろう」
デデデ「ハンマーセット?」
パービィはハンマーセットを開きながら説明した。

パービィ「このハンマーセットにはいろんな性能を持ったハンマーが複数入っている。
いろいろ試して新しいハンマー開発のヒントを見つけたらどうだ?」
デデデ「そうだな、じゃありがたく借りていくぞ」
そういってハンマーセットを受け取り、城へと戻っていった。

城の中庭でセットを広げたデデデは、早速緑色のハンマーを手に取った。
「嵐」と書かれたちょっと変わったハンマーだ。
デデデ「まずはこれから…」
ところが、ハンマーを一振りした瞬間、ものすごい竜巻が発生しデデデ大王を巻き込んだ。
デデデ「ななな、なんだこれは!?」

やがて竜巻が収まり、ハンマーの柄を見ると
『一振りすれば竜巻を起こせるサイクロンハンマー』と書かれているのに気がついた。
デデデ「変なもん作りやがって…」
サイクロンハンマーをしまい、次に黒いハンマーをとりだした。
柄には黄色の警戒線が描かれており、『何が起こるか分からないデンジャラスハンマー』という説明もあった。
デデデ(…明らかに爆発しそうなデザインだな!)

三回目にとりだしたのは、オレンジのハンマーだ。
デデデ「ふむ、これなら安全そうだ」
と思い、早速振ってみた。
すると遠く離れた木が一本、何かになぎ倒されたように折れた。
びっくりしたデデデ大王はすぐに注意書きを呼んだ。
デデデ「遠くにいる敵に攻撃できる念力ハンマー…だと!?」
心配になったデデデは、残っているハンマーを全て調べた。

デデデ「叩いた場所に地割れを起こすグラビティハンマー、叩いた相手が幽体離脱するゴーストハンマー。
爆風を発動させるハリケーンハンマーに溶岩を噴き出すボルケーノハンマー…。
どれも危ない奴ばっかりじゃないか!!」

結局デデデ大王はパービィにハンマーを全て返した。
それからシービィの元へ向かった。

デデデ「やっぱり今まで使ってたハンマーが一番だな」
そう思い、シービィと一緒にハンマーを直すつもりなのであった…。


END
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