星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第17話 カービィのだいぼうけん


ある晴れた日のこと。
カービィはのんびり散歩をしていた。

ところが、足元に注意しなかったためうっかり深い穴に落っこちてしまった。
カービィ「せっかく久々に主役なのに始まっていきなりこれはひどくない!?」
などと叫んでも全く意味がないのだが…。

気が付いたら、カービィは不思議な洞窟の中にいた。
前にも見たことがある、怪しい洞窟が…。
カービィ「ここって、ひょっとしてマジルテ?」
そう、カービィはまたまたマジルテに迷い込んでしまったのだ。
※1回目はスパデラ、2回目はウルスパということになってます。

カービィ「でも基本ルートはわかってるんだ。 近道をして…」

只今工事中、ご迷惑をおかけしております
     ボンカース組

カービィ「なんでやねん!」
とりあえず基本ルートが進めないので遠回りの道を進むことになった。
やがて休憩エリアにたどり着いた。
ここでセーブして、マキシムトマトをいただいていくのがセオリーである。

ところが、セーブ台とトマトの他に、何かがこの部屋の中にいた。
カービィ「あ、ボンカースだ」
ボンカース「カービィはん、ちょうどええところにきてくれたやな」

ボンカースはプププランド一の工事グループ「ボンカース組」の頭である。
妙な口調で話すし強面だが、実際はけっこう優しい人だ。
ボンカース「いやぁ、まいったもんやて。 マジルテの通行ルートの工事をしよったら急に道が崩れ出したんやて。
ほないでしかたなくここに逃げ込んで助けをまーとったらカービィはんがいてくれたんねん」
カービィ「ははは、頼りにされて嬉しい…って、助けを待ってたってことは脱出ルートを知らないの?」
ボンカースはぁ、そういうことになりますな」
カービィ「…じゃ僕らはここで野垂れ死にするのか」
どうやらカービィも出口が分からないようである。
前に2回も来ていたんじゃないのか?

カービィ「ま、いいか! 僕らで出口を探そうよ」
ボンカース「せやな、そうさせていただきやす」

ボンカースが 仲間になった!
カービィは 経験値を 3もらった!

しばらく、道なき道を突き進んだが一向に出口は見当たらない。
それどころか逆にどんどん奥へと進んでるように思えた。
さすがに不審に思ったボンカースはカービィに訪ねた。
ボンカース「なぁカービィはん。 ホンマにこっちであっとるにゃろうけねぇ?」

カービィ「さぁ? 僕はやみくもに進んでるだけだから」
ボンカース「…さすが解決策を見つけられないカービィはんや」
そこ、関心するところではありませんね。

彼らは必死になって出口を探した。
地底湖に潜り、岩を砕き草も刈った。
それでも出口はなかなか見つからなかった。

カービィ「あーぁ、おなかすいたなぁ…」
ボンカース「全くや」
しかし何を言ってもどうしようもならないので我慢するしかなかった。
カービィ「アドレーヌがいたらなぁ、食べ物を出してくれるのに…。
ミービィがいたらなぁ、サバイバルのコツを教えてくれたろうに。
アカービィがいたらなぁ、みんなに空元気をつけてくれると思うのになぁ…」
ボンカース「空元気ってあんまええもんやないやん」


一方地上では…

デデデ「そういや今日はカービィを見ないな」
パービィ「どーせ家で寝てるんじゃないか? うひゃひゃひゃ」
リボン「ちょっと心配です…」


やがて、カービィとボンカースはまた歩き出した。
でも、今度は今までと違う方法だ。

カービィ「少しでも地上に向かっている道を探そう。 そうすれば外に出られるかもしれない」
ボンカース「せやな、それしか手はないで!」
二人とも、とうとう解決策を見つけることができた。
さぁ、もうすぐ出口だぞ! …というわけにはいかないのがギャグ小説。
今度は怪しい部屋にたどり着いた。

カービィ「なんだろ、ここ」
ボンカース「ちょいとやな予感がするで」

すると突然、奇妙な笑い声が部屋中に響き渡った。
???「ハハハハハ、よく来たな探索人たちよ。 だがこの洞窟を生きて出ることはできんぞ!」
カービィ「誰だ、変なこというやつは! 出てこい!!」

カービィが叫ぶと、目の前に怪しい奴がフッと現れた。
岩でできたからだ、岩でできた手…。

カービィ「お、お前は… 魔人ワムバムロック!」
ワムバムロック「久しぶりだなカービィ。 今度こそお前にはここで消え去ってもらおう!」
ボンカース「ワムバムロックやて? それがいるということは…」

カービィ&ボンカース「出口はすぐそこだー!!」
ワムバムロック「聞けよ人の話!!」
文字どおり腕をたたきつけたワムバムロックはカービィに向かって攻撃を仕掛けてきた。
カービィ「おっと、当たるもんか!」
カービィはそれをヒラリとよけると、ボンカースのハンマーを手にとった。
ハンマーに炎が宿る。 究極奥義炸裂の瞬間だ。
カービィ「必殺、鬼殺し火炎ハンマー!!」

この一撃でワムバムロックはあっさり敗退。
カービィ達は無事にマジルテを脱出したのであった。

カービィ「やった、出れたぞー!」
ボンカース「やったなぁ、カービィはん」

アドレーヌ「あら、カービィにボンカースさん。 なにがやったの?」
カービィはアドレーヌに今までの冒険のことを話した。
それを聞いたアドレーヌは、急に厳しい顔をして彼らに言った。

アドレーヌ「何バカなことやってるの? 入口に戻って上に飛べば簡単に出られるじゃないの」
カービィ&ボンカース「あ…」

今までの苦労は、あっさり水の泡となって消えてしまった。
しかし、カービィはいい経験をしたと思っているのであった…。


END
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