星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第16話 にげだしたワドルディ


ある日のこと、デデデ大王は妙なことに気がついた。
いつもならワドルディたちがしっかり仕事をしているのに、今日はなぜか活気がないのであった。

デデデ大王の部下に値するポピーブロスシニアはすぐにワドルディ達のところへ向かった。

ポピーブロスシニア「ワドルディ、なぜ今日は妙に活気がない?」
ワドルディA「そ、それが… ワド吉殿がいなくなってしまったんです」
ポピーブロスシニア「なんですと、そりゃ大変だ!」

ポピーブロスシニアは大急ぎでデデデ大王の部屋へと向かった。
一方デデデ大王はというと、エスカルゴンとゴルフの練習をしていた。
別に今日は特に仕事がないからである。

エスカルゴン「ところで大王様、今日は本当にワドルディたちはどうしたんでげょうかねぇ?」
デデデ「あぁ、確かになんか不安だなぁ」

ポピーブロスシニア「大変大変大変大変大変大変大変ですデデデ大王様!!」
デデデ「落ち着けポピー! 何があった?」
ポピーブロスシニア「ワド吉がいなくなったそうです」
デデデ&エスカルゴン「ななななななんですとぉぉぉーーー!!」
ポピーブロスシニア「大王様、エスカルゴン殿! 落ち着いてください!」
デデデ「落ち着いてなんかいられるか、こりゃ一大事だ!!」

このことはチャンネルDDDでプププランド中に放送され、みんながワドルディを捜索することになった。
ただし、彼らを除いて…

___アカービィの家

アカービィ「へっ、どんなもんだい! 俺にF-ZEROで勝とうなんて10000光年早いんだよ!」
キービィ「10000光年は時間…、じゃない 距離だ!!」
ミービィ「なんかどっかで聞いたネタだね」
分かる人はわかりますよね? 某ゲームのネタでございます。

カービィ「ところでチャンネルDDDでお知らせがあったみたいだけど、見なくてよかったの?」
アカービィ「どうせくだらないイベントの様子でも放送してたんじゃないのか?」
キービィ&ミービィ(それでいいのかプププランド国民?)

その頃、ワドルディ(ワド吉)は行き場を探していた。
ワド吉(はぁ…、もうデデデ城の仕事なんて嫌になったよ。 これからどうしようかなぁ…)
ふと気がつくと、いつの間にかアドレーヌの家の近くについていた。
アドレーヌの家はデデデ城から最も遠い場所にあるため、けっこうな距離を歩いてきたことになる。
(ちなみにシービィの計測によると約7劼曚瀕イ譴討い襪蕕靴ぁ
ワド吉「アドレーヌさんに匿ってもらおうかなぁ。 きっと事情ぐらいはわかってくれるだろうなぁ」

いつまでもこうしているわけにもいかないので、とりあえずダメもとで聞いてみることにした。
ワド吉「アドレーヌさーん!」
アドレーヌ「はーい、ちょっと待ってね。 今スパゲッティゆでてるから」

ワド吉(スパゲッティね…、そういえば朝ごはん食べてなかったなぁ)
などと考えている間に、ドアが開いた。
アドレーヌ「あら、ワドルディじゃないの。 どうしたの?」
ワド吉「実はですね…」
アドレーヌ「まぁ、あがってってよ。 スパゲッティもできてるから」

お言葉に甘えてあがらせてもらったうえ、スパゲッティもごちそうしてもらったワド吉は、あらためてアドレーヌに事情を話した。

アドレーヌ「…つまりお城での仕事が嫌になって脱走してきたと。 それで私に匿ってもらいたいわけ?」
ワド吉「はい…」

アドレーヌ「でも、デデデ大王やあなたの仲間たちは悲しんでるんじゃないの?」
ワド吉「たぶん…」
アドレーヌはそんなワド吉を見て、優しく微笑んだ。

アドレーヌ「いいわ。 匿ってあげる」
ワド吉「あ、ありがとうございます!」


それから数日間、ワド吉はアドレーヌの家に居候させてもらうことになった。
食事もアドレーヌが用意してくれるし、寝床のベッドまで使わせてもらっていた。
そのアドレーヌはというとイマイチ衛生的ではない床に布団を敷いて寝ているが。
カービィたちが遊びに来た時は事情を説明し、彼らにも協力してもらうことになった。

ところが、ワド吉はとても不思議な気持ちになった。
アドレーヌが自分のために一生懸命いろいろなことをしてくれる、きれいにしようと掃除もするし食事の準備もしてくれる。
ワド吉はそんなアドレーヌの姿を、城で働いていた時の自分と照らし合わせていた。

その日の真夜中、ワド吉は荷物をまとめた。 城に戻ることにしたのだ。
布団の中で、汚れなき素直な笑顔で眠るアドレーヌの枕元にメモを残し、そっと家を出ていった。


僕はお城へ戻ります。
今までご迷惑をおかけしました。
     ワドルディ


そして夜が明けたころ…

ポピーブロスシニア「大変大変大変大変大変大変です大王様!」
デデデ大王「落ち着けポピー、どうしたんだ?」
ポピーブロスシニア「ワド吉が帰ってきました」
デデデ&エスカルゴン「ななななんですとぉぉぉーーー!!」
ポピーブロスシニア「大王様もエスカルゴン殿も落ち着いてください!」
デデデ「落ち着いてなんかいられるか! ワド吉ーーーーー!!!」
と叫びながらデデデ大王はワドルディたちの部屋へと向かった。

デデデ「ワド吉!」
ワド吉「あ、大王様。 おはようございます」
デデデ「よく戻ってきてくれた! 心配したぞ」

泣きながら感激するデデデ大王を見て、ワド吉はやっぱりここが自分の居場所だとあらためて実感したのであった。


___その一方

キービィ「スマブラで僕に勝とうなんて1000000年早いね!」
アカービィ「1000000年は…、時間だよな」
ミービィ「何がしたいの? こいつら」

カービィ「ところでチャンネルDDDでお知らせがあったみたいだけど…」
キービィ「別に見なくてもいいでしょ」
今回の事件を全く知らない4人組であった…。


END
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