星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第9話 プラトレインでGO


ある日のこと、アオービィは図書館の帰りにおもちゃ屋に立ち寄った。
1週間に1回、おこづかいを握りしめておもちゃ屋に行くこと、それがアオービィの楽しみでもあった。

ところが、今日はめずらしくミービィもいた。
何やらショーケースの中を覗き込んでいる。

アオービィ「何やってんの、ミービィ?」
ミービィ「あ、いや、その…、ちょっとプラトレインを見てたんだよ」
そう言いながらミービィはショーケースに顔を押し付けた。

ミービィ「小さいころに好きだった玩具なんだよ、懐かしいなぁ」
アオービィ「んなこと言って、本当はほしいんじゃないの?」

ミービィは何も返事を返さなかった、どうやら図星のようである。

アオービィ「アカービィがたくさん持ってるからもらえばいいじゃん」
ミービィ「そうか、その手があったか!」


ミービィはしつこい交渉の末(後でみっちり野球の特訓という条件付きで)、アカービィの所有するプラトレインを全て譲ってもらった。
ところが、いざ秘密基地で広げようとなると、何もアイデアが浮かばなかった。
ミービィ「うーん…、何もアイデアが浮かばないなぁ。 ただループするだけじゃ面白くないし…」
アオービィ「だめねぇ、そもそも鉄道にまず必要なものって何だと思う?」

突然質問され、ミービィは一瞬戸惑った。
ミービィ「えーと、鉄橋?」
アオービィ「違う! まず必要なのは駅ね。 中心にしたいところに駅を置くの」

ミービィは言われた通りに駅を置いた。
アオービィ「次は操車場が必要よ。 それができたら車庫を作らないと」
操車場やら車庫やらよくわからないが、ミービィは自分なりにレールを組んでいった。

やがて、鉄道娘ことアオービィの指示のもと、本線に支線、退避線などが出来上がり、立派なレイアウトが完成した。

ミービィ「よし、出来上がった!」

カービィ「なんかみんなで秘密基地で遊ぼうと思ったらすごいのができてるじゃないの」
突然聞こえた声の方に振り返ってみると、いつの間にかカービィ達が来ていた。

アカービィ「俺がやったやつか、こうしてみると結構な数があったんだなぁ」
ミービィ「まぁ、そうみたいだね。 じゃ早速…」

アカービィ「待て、約束通り野球だ! 思いっきりしごいてやるぞー」
ミービィ「そんな、ちょっとぐらい走らせてから…」

だが、ミービィが弁解する間もなくアカービィは彼を引きずって広場へと向かっていった。

リボン「ご愁傷さまですこと…」

その後、ミービィが帰ってくる気配はなかったのでカービィ達でプラトレインを片づけ、
ミービィの家に持っていくこととなった…。


END


デデデ「ところでワシの出番がぜんぜんないのはなぜだ!?」
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