星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第8話 みえないかべをつくるはなし


ある日のこと、カービィはまたもアカービィに追われていた。
いつも通り野球に関する話かと思いきや、今回はぜんぜん違う理由であった。

アカービィ「よくも俺のギャグで笑わなかったな! 今日という今日は許さんぞぉ!!」
カービィ「そんなの無茶だ、めちゃだ、メチャクチャだよ!」

ところが、突然アカービィは何かにぶつかったように顔面を激しく強打してしまった。
まるで見えない壁があるかのようだった。

アカービィ「いててて、畜生! 覚えてやがれ!」
捨て台詞を残して彼は去って行った。
後にはカービィただ一人が残されていた。 その上空に、奇妙な杖を抱えたケケが様子をうかがうように飛んでいた。


カービィ(しかしアカービィは何かにぶつかったみたいだったけど、一体何があったんだろう…)
かんがえながら歩くカービィの前に、箒に乗ったケケが降りてきた。
ケケ「カービィ、助かってよかったね」
カービィ「あれ?ケケちゃん、見てたの?」
ケケ「見てたも何も、見えない壁を出したのは私なんだから」
そういって彼女は持っていた奇妙な杖をカービィに見せた。

ケケ「この杖の名前は『エアカベマシン』、パービィの新しい発明品よ。
壁を出したい場所に杖を向けながら、スイッチを押すと空気で出来た見えない壁を作ることができる道具なんだって」
カービィ「じゃアカービィがぶつかったのはその道具で出した壁だったのか」

そういいながら何かをひらめいたカービィは、ケケからエアカベマシンをひったくった。
カービィ「ちょっと借りてくよ〜!」
ケケが何か言おうとしたが、その前にカービィは何処かへ消えてしまった。

すぐにケケは箒に乗ってカービィを追いかけた。
ケケ「悪戯に使うなんてよくないわ、返しなさい!」
ところが、もう少しでカービィを捕まえられるというところでカービィが作った空気の壁にぶつかってしまった。
カービィ「しばらくしたら返すよ、悪いことには使わないから心配しないで」


カービィは上空を飛びながらアカービィを探し始めた。
ところが、アカービィはどこにも見当たらなかった。
カービィ「いつも余計なときに出てくるくせに、こっちから探すと見つからないんだよなぁ…」

そこでカービィは、アカービィがいつどこに行っても壁にぶつかるように手当たり次第に壁を周りへ作り始めた。
カービィ「ふふふふ、これでアカービィはすごく困るはずだ」
適当に壁を作り終えたカービィは自分の家へと帰っていった。


ところが、カービィが作った壁のせいで他の人たちが混乱していた。
車がぶつかって事故が起こるわ、家の前に出されて入れない人がいるわとひどい被害が出ていた。

しかも、最初にその道具を持って出歩いていたのケケに疑いの目がかけられてしまっていた。
そのことをテレビで知ったカービィは大慌てで空気の壁を消しに行った。

そしてたくさんの人に必死になって謝るのであった…。


END
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