星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第7話 ナックルジョーあらわる!


プププランドの子どもたちは1か月に2回、学校へ行く。
元々あまり勉強の必要性がないので少ない回数でもやっていけるのだ。

そんな中、オレンジのかばんを持って登校するアカービィはやや不機嫌だった。
それもこれも、以前の事故のせいだ。
あの時にアドレーヌが言ったことにまだいらだちを感じる。 そしてそのことを種にカービィ達がからかってくるのだ。

カービィ「やぁアカービィ元気かい? 元々悪かった頭が一層パーに…」
わきを通り過ぎながらカービィが言った。
キービィ「アカービィおはよう! 元々悪かった頭が一層パーに〜」
さりげなくキービィもつぶやいていった。
ミービィ「ヨーホー、アカービィ。 元々悪かった頭が一層パーに(笑)」
ミービィまでもがこのようなことを言っている。

カービィ&キービィ&ミービィ「(ハモりで)元々悪かった頭が一層…」
アカービィ「黙れ!!」
ついにアカービィの怒りが爆発した。
こんなに言われれば短気なアカービィが怒るのも当たり前だ。

アカービィ「お前らは、そうやって人を不快に思わすことをよくもまぁ何度も何度も…」
アドレーヌ「そうよ、人の悪口を言うのはよくない…」
アカービィ「元はと言えばお前のせいでもあるんだよ!!」


学校の門につくまでアカービィはずっと不機嫌だった。
その後ろを申し訳なさそうにカービィ達もついて歩いた。

ところが門前でシービィが不安げに立っていた。
いつもいらだち、焦りに不安感を見せたことがないシービィにしてはめずらしいことだった。

カービィ「シービィどうしたの?」
シービィ「カービィか、今グラウンドの中心にあいつがいるんだ。 アカービィを待ち構えてる」
アカービィ「あいつって、まさかナックルジョーか!?」

ナックルジョー。 かつてこの学校一番のガキ大将であるアカービィと決闘し引き分けに終わったさすらいの少年ファイター。
以後アカービィとはライバル関係に値し、しばらく修業の旅に出ていた。
噂では、最近帰ってきたらしいがまさかこのような場所で出会うとは思ってもみなかった。

アカービィ「ジョーと久々のケンカか…、腕がなるぜ!」
アドレーヌ「始業のチャイムがなるよもうすぐ」

アドレーヌのギャグは軽くスルーされ、アカービィはグラウンドの中央へと歩いていった。
カービィ達はさっさと教室へと入っていった。 ところが教室内にいたみんなにこの話をすると
授業どころではないと教師も含めて全員が外へと見学に行ってしまった。
勉強目的で来たシービィはあきれていた。


アカービィ「よぉナックルジョー、学校を長いことサボって修業たぁやるじゃねぇか」
ナックルジョー「お前みたいにろくに勉強もできないくせに学校へ行くよりはよっぽどましさ」

アドレーヌ「どっちもましじゃないんだけど」
この突っ込みはまたもスルーされた。 どうやら今回は彼女はお呼びでないようである。
アドレーヌ「少しは突っ込んでよ!!」

ナックルジョー「…時間は無制限、先に参ったと言った方が負けだ。 それでいいか?」
アカービィ「上等だぜ!」


ギャラリーが見守る中、二人はある程度の間をとった。
そして相手の戦法をうかがうかのようににらみ合いをした。

アドレーヌ「ねぇ、どうなると思う?」
カービィ「さぁさぁ、世紀の大決闘! どっちが勝つかな〜? 賭けるなら今だよー!!」
アドレーヌ「何賭けごとしてるの!」

ところが、突然鈍い音が響き渡ったかと思うと 目の前でアカービィとナックルジョーは拳をお互いの顔面に打ち込んでいた。
そしてそのままその場に崩れ落ちた。

ミービィ「おっとダブルノックアウトだ! この勝負はまたも引き分けのようです!」
キービィ「いやー、ナックルジョーもずいぶん強くなってました! しかしその攻撃に耐えたアカービィもまた強かった!!」
すっかり解説者気どりのミービィをキービィをよそに、アドレーヌは倒れた二人の怪我を治療に行った。

アドレーヌ「全く二人とも、顔面パンチしかできないくせにケンカだなんて、バカらしいと思わないの?」
ナックルジョー「こんなところでバルカンジャブとかぶっ放したら周りに迷惑がかかるだろ?」
アカービィ「そうそう、だから顔面だけ狙えば確実に相手にダメージを与えられるからな」

アカービィ「それから、もうひとつケンカに使う技があるんだ。 相手のあごを目がけて拳を打ち込む『ショーリュー拳』ってのが」
アドレーヌ「ショーリュー拳、それがガキ大将流のケンカ術ってわけね、ガキ大『将流』だけに」
またまたこのギャグはスルーされた。 アドレーヌの顔はちょっと泣きだしそうになっていた。

傷の手当てを終えたアドレーヌは、ふと何かを思い出したかのように立ち上がった。
アドレーヌ「そういえば、授業のことすっかり忘れてた!」
シービィ「全くだ、俺は何のために今日ここへ来たんだか…」


END
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