星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第6話 アドレーヌはうらないし


アカービィ「待てアドレーヌ、またエラーしやがったな! 今日という今日は許さねぇぜ!!」

バットを振り回し追いかけてくるアカービィから必死に逃げているのはアドレーヌだ。
というのもまた野球でエラーをし、そのせいでアカービィズは惨敗だったのである。

アドレーヌ「そんなこと言われても、あそこで打たれたのはアカービィじゃない!」
アカービィ「それを取れなかったお前が悪いんだ!」

とりあえず必死に逃げ、家まで駆け込んだアドレーヌ。
窓から外を見るとアカービィがあきらめて帰っていくところだった。

元々アカービィズはそんなに野球が上手い人が集まっているわけではない。
アカービィとシービィ、デデデにメタナイトがちょっと上手いぐらいで後はヘタクソばかりだ。
誰かがエラーをしたらバットで殴る、叩くなどと暴力的なものでメンバーを抑え込んでいる最悪チームである。
今までの戦慄は1勝298敗(公式戦)、練習も玉拾いと打撃のみしか行っていない。
アドレーヌ(そもそも監督のシービィの言うことを聞かないアカービィがいけないのよね…)

その時、インターホンが鳴った。
誰かが家に来たようである。

アドレーヌが玄関を開けるとそこにいたのはアオービィだった。
アオービィはアカービィの幼馴染であり、彼のことならなんでも知っていた。

アオービィ「やぁアドレーヌ、助っ人に来たよ。 アカービィに追われて困ってるよね」
アドレーヌ「うん…、ねぇアオービィ。 アカービィの弱みって何かない?」
アオービィ「弱みね。 アカービィってああ見えて占いをけっこう信用するのよね。 だから…して、……やってやればさ」

二人は何かささやき合うと、いそいそと作戦の準備を始めた…。


そして広場に集まっているみんなの元へとやってきた。
キービィ「あ、アドレーヌだ」
アカービィ「…アドレーヌ、俺は今猛烈に…」

アドレーヌ「そんなことよりさ、今私占いにこってるのよね。 みんな占ってあげようか?」

アドレーヌは手元に持った雑誌を広げると、占いのページを開いた。
アドレーヌ「ミービィはね、いつもと同じようにしてればいいことあるみたいだよ」
ミービィ「他には?」
アドレーヌ「今日は白ね」
アカービィ「パンツが?」

アカービィに顔面パンチ一発目。

アドレーヌ「ミービィのラッキーカラーよ」
アカービィ「で、俺は俺は?」
立ち直りの早いアカービィはアドレーヌに聞いた。

アドレーヌ「アカービィはね…、何をやっても上手くいかない。 自動車事故に遭って全治3年の大けが!脳の大半を失い、元々悪かった頭が一層パーに…」
アカービィ「ま、マジかよ!? 俺はどうすればいいんだ!?」
青ざめたアカービィ慌てながらみんなに聞いた。

カービィ「えっ? どうすればって…」

アオービィ「まずは虐めてきた相手に土下座して謝ること! 続いてもう二度と誰も殴らないと誓うこと!」

アカービィ「わぁったよ! アドレーヌに謝りゃいいんだろ!」
そういうとアカービィはアドレーヌの正面に跪き、土下座の体制をとって謝罪をした。
正直、誰もこんなアカービィを見たことはなかった。

アオービィはアドレーヌに目配せをすると、また雑誌を開いた。
ところがアカービィがその雑誌をひったくりページをめくっていった。
アカービィ「運気回復の方法は……、 …あれ、これのどこにも俺の悪運の事なんて書いてないぞ?」
アオービィ&アドレーヌ(あ、ちょっとマズいかも…)

もちろんアカービィは雑誌のカラクリに気がついた。
占いはアオービィが仕組んだウソだったのだ。

アカービィ「…アドレーヌ、さてはお前俺をからかったな! 許さん!ついでにさっきのエラーの分もおかえしさせてもらうからな!」
アドレーヌ「そんな! あまりといえばあんまりよ!」
アカービィ「うるせぇ、覚悟しやがれ!!」

また必死になってアカービィから逃げ出したアドレーヌ。
しかし今度は家まではちょっと遠すぎるため、商店街の方へと走っていった。
相変わらずいつもの逃走ルートである裏路地を走り、交差点へと駆けていった。
アカービィも同じルートを走るが、ここで思いがけない事故が起きた。

アドレーヌが横断歩道を渡りきった際は青信号だったが、アカービィがわたり始めた瞬間に赤へと変わった。
そしてもちろん車は走り出し、アカービィは車が来ることに気が付いていなかった。

アカービィ「でぁーぅくぁwせdrftgyふじこlp!!」
もちろん、アカービィは車にはねられた。
幸い、全治1カ月の怪我で済み、頭がパーになることはなかった。

メタナイト「結局アドレーヌさんの占いは大当たりだったってわけだ」
ミービィ「すごい偶然だったけどね」

ワドルディ「アカービィ、占いの感想は?」
アカービィ「お、俺はもう占いなんて信用しないからな!!」


END


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