星のユービィVさんの小説

【〜星のカービィと愉快な仲間たち〜】第5話 しかし、よげんしゃはいた!


ある日のこと、カービィはいつもの友達を誘って家で遊んでいた。
今日はすごろくをしていたが相変わらず決着はつかなかった。

カービィ「あ〜ぁ、すごろくも飽きてきたね〜」
リボン「他に何かやること、ないかなぁ」
アカービィ「んじゃさ、野球の練習しないか?」

アカービィに言われ、みんなはいそいそと野球道具の準備を始めた。
とその時、妙な声が聴こえてきた。

??『やめといた方がいいよ。 野球をやれば雷が落ち、操縦をすれば乱闘になるから』
その声はアドレーヌそっくりであったが、まだあどけない感じもあった。
キービィ「だ、誰だ!? 変なことを言う奴は!」
ミービィ「ほっとこうぜ、オイラたちは先に広場に行ってるよ」

みんなは先に外へと出て行ったが、キービィだけはそのまま家に残った。
さっきの声と、言われたことが気になっているのだ。

??『アンタはワタシの忠告を守るのね。 じゃアンタにだけワタシの正体を明かしてあげる』
謎の声はそういうと、急に静かになった。
そしてキービィの目の前にいきなり虹色の穴が現れたかと思うと、そこからアドレーヌそっくりの少女が出てきた。

キービィ「き、君はアドレーヌ…じゃないよね。 誰?」
リム「ワタシはリムレーヌ、アドレーヌの娘よ」
キービィ「アドレーヌの娘って、アドレーヌはまだ未婚のはず…」

リム「当り前よ、ワタシは未来から来たんだから。 そんなことより、アンタのお友達でも見に行きましょうよ」

不思議で強気な女の子リムにせかされ、キービィも仕方なく広場へと向かった。
ところが広場の近くに来ると、突然ガラスの割れる音がした。
アカービィたちが練習中に隣の家のガラスにボールをぶつけてしまったのだ。
もちろんこっぴどく叱られ、弁償させられたのはいうまでもない。

リム「ね、雷が落ちたでしょ?」
キービィ「雷ってそういう意味だったのか」
叱られて不機嫌になったカービィはまた家に戻ることにした。
キービィはリムを隠しながらついていった。
未来から来たリムは過去の人物との接触は避けていたのだ。


アカービィ「あー面白くねぇ。 元はと言えばケケが変な方向に打つからだぞ」
ケケ「それはひどいじゃない、あの位置に投げたのはカービィでしょ?」
ミービィ「…というかなんでメンバーじゃないケケとリボンも参加してたのさ?」
カービィ「まぁまぁ落ち着いて。 気晴らしにスマブラでもやろうよ!」

カービィの提案でみんなはスマブラをやることにした。
チーム対戦にしてはないが、一応チームで戦うことになった。

ゲームが得意なアオービィと機械に強いキービィのチームは優勢だったが、
短気なアカービィとゲーム下手なケケのチームはひどい状態だった。

アカービィ「おいケケ! なんで味方の攻撃をするんだよ!」
ケケ「あんたこそ私の前をウロチョロしてたからじゃないの!」
ケケはいい返しながらアカービィにコントローラーを投げつけた。 しかしアカービィはよけ、代わりにミービィにぶつかった。

ミービィ「何するんだよ! オイラは何もやってないぞ!」
そういいながらミービィは飛んできたコントローラーを投げ返した。
今度は奥にいたリボンにぶつかった。
リボン「ひどーい! 私がなにをしたって言うのよ!」
カービィ「あのー、僕の家のコントローラーなんだけど…」
アカービィ「うるさいんだよ、お前もそんなとこ飛んでるから悪いんだぜ」
ケケ「いいすぎよアカービィ!」
ミービィ「おいらにぶつけたことはどうしてくれるんだよ!」
アカービィ「元はと言えばケケのキャラの攻撃をアオービィが俺で防いだからじゃねぇか!」
アオービィ「何それ、私へのやつあたり!?」

キービィ「みんな、ケンカはやめてよ!」
カービィ「あのー…、僕のゲーム……」

二人が一生懸命止めようとしても、ゲームの中だけではなく彼らまでお互いの殴り合いを始めてしまった。

リム「操縦すれば乱闘に…」
キービィ「あ、またあたりだ!」
一同(キービィ、リム除く「何が?」
キービィ「あの変な声だよ。 さっきもガラス割って怒られたろ? 野球をやれば雷が落ち、操縦すれば乱闘にってやつとピッタリじゃないか!」

その話を聞き、みんなはちょっと気味が悪くなりケンカは取り止めた。

夕方、荷物をまとめてみんなは家路についたが、キービィだけは公園に向かっていた。
リムも一緒である。

キービィ「ねぇリム。 僕、君が未来から来たってこと、信じるよ」
リム「あら、アンタ信じてなかったの?」
意地悪く聞くリムに、キービィは苦笑しつつ答えた。

キービィ「違うよ、僕は未来人は実在するって考えてたんだ。 そしたら君が未来から来たなんて言うんだもん、驚いちゃったよ」
リム「そう、わかった。 じゃアタシは帰るからね」
そういったリムの目の前にはまた虹色の穴が開いた。

キービィ「待ってよリム! 君はこれからどうするの?」


リム「…さぁね、またここに来るかもしれないわ」
キービィ「な、ならさぁ。 お願いがあるんだけど…」




キービィ「未来のカレーまんを買ってきてくれる?」

この言葉にずっこけたリムはそのまま虹色の穴の奥へと消えていってしまった。
そして、それ以降リムは変なボケに強くなろうと心に誓ったのだった…。


END


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