リョーマさんの小説

【願い珠】第六話「風の精霊」


 風の珠を手に入れ、地上に戻ったカービィ達は昼食を取っていた。

 カービィ「はぁー、食った食った!」

 クラビス「なぜこいつは体積以上の食事ができるんだ?」

 リナリー「考えないほうがいいわよ、考えないほうが・・・。」

 クラビス「まあ、珠も手に入れたから移動するか?」

 空気を察したのか、話題を逸らすクラビス。

 カービィ「次はどこに行くの?」

 リナリー「地図によると・・・サザンね。」

 クラビス「妥当だな。」

 リナリー「じゃあ今すぐ出発ね、皆準備して。」

 カービィ「え〜今すぐ〜?」

 クラビス「そういやサザンには名物料理があると聞いたが・・・。」

 カービィ「今すぐ行こう!」

 食べ物の話になると行動が早くなるカービィ。

 シャル「突然で悪いんだが俺は休む!」

 皆「・・・はっ?」

 シャル「後は風の奴に任せるんで・・・じゃ。」 

 シャルがそう言うと水の珠からは声がしなくなった。

 クラビス「今度は風の珠か・・・。」

 リナリー「幸先悪いわね。」

 ?「私もそう思う。」

 クラビス「あんたが風の精霊か?」

 ?「そうよ。風の古代精霊、シャロン。」

 カービィ「早く行こうよー。」

 シャロン「サザンにつくまで寝てるわ。着いたら起こしてね。」

 リナリー「・・・。」

 クラビス「・・・行くぞ。」



 道中



 カービィ「リナリー。」

 リナリー「何?」

 カービィ「後どのくらいで着くの?」

 リナリー「多分夜には着くわ。」

 カービィ「わかった。」

 クラビス「おい。」

 クラビスはカービィが大人しいのを見て、リナリーに耳打ちする。

 リナリー「何?」

 クラビス「なぜ食べ物に直結する話で発狂しないんだ?」

 リナリー「発狂って・・・、どんな目で見てたの?」

 クラビス「胃袋大魔神?」

 リナリー「大当たりだけど・・・夜にたらふく食う算段でもしてんじゃないの?」

 クラビス「そうか・・・。」

 それで納得したのか、食べ物の話をしなくなった。



 ・・・・・・・・・・・・、



 リナリー「夜になったわね。」

 クラビス「魔物に出くわさなかったのが不気味だが・・・。」

 カービィ「あっ、町だ!」

 カービィが指差した方向には町並みが見えた。

 リナリー「本当だわ。」

 カービィ「名物料理・・・ぐへへへへへ。」

 リナリー「・・・ね?言った通りでしょ?」

 クラビス「なるほどな。食費は大丈夫か?」

 リナリー「5000Bぐらいしか・・・。」 

 クラビス「・・・。」

 Bとはブロンといい、この世界の共通通貨である。

 カービィ「何話してるの?早く行こうよ!」

 クラビス「後で考えるか・・・。」

 食費問題を考えながら、一行はサザンへ向かった。

============================================================================================
 シャロン 古代精霊の一人、風の精霊。いつも眠そうにしている。
============================================================================================
page view: 819
この小説を評価する:                   (0)