リョーマさんの小説

【BONDS OF FATE】第三話「HINAORI」




 アイレン メインストリート



 彗吾「ここにしよう。」

 雛織「何かするのか?」

 彗吾「飯だ。こういう店は初めてか?」

 雛織「一回ぐらいは・・・あるぞ。」

 雛織と彗吾は店の中に入る。

 店員「何名様でございますか?」

 彗吾「二名だ。」

 店員「ではコチラへどうぞ。」

 店員に案内された席に座る。

 彗吾「オーダー系の店に来て最初にする事は?」

 雛織「メニューを見る事か?」

 彗吾「そうだ。食べたい物が決まったら言え。」

 雛織「金はあるのか?」

 彗吾「さっきの奴らの金を拾った。」

 雛織「・・・それは強奪ではないのか?」

 彗吾「あくまで置いてあった金だ、所有権は誰にも無い。」 

 雛織「屁理屈だぞ。」

 彗吾「生きる知恵と言え。それに十年前と通貨が変わってるとは思わなかった。」

 雛織「十年前?」

 彗吾「これでも二十七だ。極度のストレスの下に居たせいか身体が十年間成長しなくなった、っとあの女医は言ってたが・・・本当かどうかはわからん。」

 雛織「そんな風には見えないぞ。」

 店員「ご注文はお決まりでしょうか?」

 彗吾「ハンバーグセットを一つ。」

 雛織「スパゲッティを一つだ。」

 店員「かしこまりました。ハンバーグセットとスパゲッティでよろしいでしょうか?」

 雛織「そうだぞ。」

 店員は注文を取った後、そそくさと去っていった。

 彗吾「話の続きだが、何でそうなったのか・・・簡単に言えば仲間にだと思っていた奴らに裏切られた。」

 雛織「それで復讐しようとしてるのか?」

 彗吾「ああ、単純明快だ。それと身体が十七なのは便利だな。」

 雛織「老けて見られたくないからか?」

 彗吾「・・・。お前だってなんか目的があってついて来たんだろ?」

 雛織「飯。」

 彗吾「そうかい・・・、そう言えば武器って何だ?」

 雛織「これだ。」

 雛織が差し出したのはヨーヨーだった。

 彗吾「これって・・・ヨーヨーじゃないか。」

 雛織「ちなみに超合金製だから。」

 彗吾「見せてみろ。」

 雛織は彗吾にヨーヨーを渡した。

 彗吾「重いなこれは・・・(MADE IN PUPUPU・・・?)。」

 雛織「一つ30kgあるぞ。」

 彗吾「重いわけだな、・・・注文が来た。」

 注文が来たので会話は打ち切られ、食事に集中した。

 

 ・・・・・・・・・・・・



 店員「ありがとうございましたー。」

 彗吾「さあてと・・・。」

 雛織「これから何するつもりか?」

 彗吾「門を突破する。」

 雛織「早速か?なら一緒に行くぞ。」

 彗吾「昼だから終わるのは夜かもな。」

 雛織「寝ない事には慣れているぞ。」

 彗吾「じゃあ行くかなっと!」

 彗吾達は店を後にして、門を目指した。

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 木戸 雛織(ヒナオリ・キド) 裏町に居た十四歳の少年で、ヨーヨー好き。アイレンには攫われて来たらしい。髪は茶色のセミロング。
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