リョーマさんの小説

【BONDS OF FATE】第二話「KEIGO」


 子分2「誰だお前は!」

 彗吾「今は一般人だ・・・。」

 子分1「ここが誰の物か知ってんのか!?」

 彗吾「知らん・・・。」

 センプル「・・・へっ、誰かこの世間知らずに教えてやれよ!おれのことをなあ!」

 子分1「この方はここらを取り締まるビューノ様の部下、センプル様だ!」

 センプル「はーはっはっはっはっは!」

 彗吾「・・・?」

 彗吾は首を傾げる。

 センプル「分かってないようだな、やっちまえお前ら!」 

 子分達「おうっ!」

 子分達は彗吾を一斉に取り囲む。

 彗吾「・・・。」

 子分2「余裕こいてられんのも今のうちだぜ!」

 子分3「らあああああああ!」

 子分3が襲い掛かろうとした時、彗吾は刀を抜く。

 彗吾「はあっ!」

 ・・・スーーー・・・トン。

 子分3「ぐあああ・・・!?」

 彗吾「・・・話にならんな。」

 子分2「どういうことだ!?」

 子分達が慌てる中、センプルは叫んだ。

 センプル「落ち着け!一斉に取り掛かれば関係ないはずだ!」

 子分4「そうだ、センプル様の言うとおりだ!」

 彗吾「・・・。」 

 彗吾は10m先にいた子分4を斬った。

 子分4「うぎゃああ・・・!」 

 子分2「剣先だけじゃなく動きすら見えないだと!」

 彗吾「ふん・・・。」

 子分2「うぎゃあああ・・・!」

 子分2と4は倒れた。

 子分達「に、逃げろーーー!」

 センプル「おいお前ら待て!」

 彗吾「逃げ切れると思うなよ・・・!」

 彗吾が刀で子分達を切り刻む。

 子分達「うぎゃあああ!!!」

 センプル「ば、馬鹿な・・・!?」

 彗吾「お前で最後だな。」

 センプル「お、お前、俺に手を出すとビューノ様が黙ってないぞ!」

 彗吾「ふん・・・!」

 センプル「うぎゃああああ・・・!」

 バタッと倒れこむセンプルをよそに、彗吾は捕まっていた人の拘束を解く。

 彗吾「もう捕まるじゃねえぞ・・・。」

 女「た、助かりました。」

 男「ありがとうございます。」

 彗吾「人が嗅ぎつけてくるから逃げろ。」 

 捕まっていた人達はお礼を言った後、それぞれ散って行きました。 

 彗吾「門抜けるためには必要な荒事だったかもしれんがな・・・助ける気になったのはなぜ・・・。」

 彗吾はぶつぶつと独り言をしながら歩いている。

 彗吾「・・・まだ逃げていなかったのか?」

 ?「・・・。」

 彗吾「家族のいる場所はないのか?」

 ?「家族とかそういうの・・・ここにはいない。」

 彗吾「なら、どうする気だ」

 ?「・・・考え中。」

 彗吾「戦えるか?」

 ?「・・・武器ならあるけど?」

 彗吾「なら、俺について来い。飯ぐらいは食わせれる。・・・名前は?」

 ?「木戸雛織・・・。」

 彗吾「雛織か、俺は皇城彗吾。」

 雛織「彗吾・・・。」

 彗吾「じゃあここから出るぞ。」

 雛織「・・・わかった。」

 彗吾は雛織という少年を引き入れ、裏町を後にした。

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 皇城 彗吾(ケイゴ・スメラギ) 元ヴェレット十一軍十番隊長。欲望に負けた仲間に殺されかけ、十年の時を経て再始動。殺される前(十七歳)と肉体年齢は変わってない。髪は黒のセミショート。
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