かにさんの小説

【リボン イン ナイトメア】stage15


リボン イン ナイトメア

第15話



「な、何ですか、あれ・・・。」
私は自然とその一言と冷や汗をたらしていました。
そりゃあそうです、
目の前に不気味な団体さんが大名行列をしてたら自然とそういうでしょう。
「そ、そんなの僕知らないよ・・・。」
ピッチさんは今だかつて無い程脅えています。
「・・・ひょっとして、怪しい宗教団体って奴かい?」
ムーンさんはそんな不気味さ大爆発中の大名行列を見て冷静に分析しています。
・・・さすが、海賊のリーダーさんです。

ギラリ!

と、突如行列の中にいたフードの上から頭蓋骨をかぶった男がこちらを睨んで来ました。
私たちは思わず一歩引いてしまいました。

ギラリギラリギラリ!

更に、同じ格好の人たちがこちらを睨んできました。
私たちは更に一歩引きます。
「ム、ムーンさぁん!何なのですか!この人達!」
私は思わずムーンさんに質問しました。
「・・・いや、あたしに聞かれてもわからないよ・・・。」
そりゃ当然です。
「で、でもあの人達、一応ダークマターとかそういう部類じゃないみたいだよ!」
ピッチさんが宗教団体を見てそう言います。
・・・言われてみれば、確かに彼らは人間みたいです。
もしかしたら、話が出来るかも・・・。

「アンミョンハシムニカ!」

・・・スミマセン、誤ります。
彼等とのコミュニケーションなんてムチャもいい所でした。
そもそもカッコからして普通じゃありませんでした、
と、言うか彼らは本当にピッチさんたちと同じプププランドの住民なのですか!?
何か独特の文化を築いてますよ、彼らはぁ!

「・・・リボンちゃん、落ち着いて・・・。」

はっ、ムーンさんに心配されるとは・・・。(されて当然ですけど)
とにかく私は落ち着いて、怪しい人たちを見つめます。
なんだか見れば見るほど禍々しさ爆発中の人達です。
すると彼らはある一点を見つめていました。
私は目でその視点の先を追います。
その先にいたのは・・・。

ピッチさんです。

「え、えぇー!?ひょっとして僕ぅー!?」
ピッチさんは慌てています。
そして怯えています。
「ハウチ!ハウハハウチ!」
きゃー!突然意味のない事を叫ぶのはやめてください!
はっきり言って怖いです!彼ら!
「と、とにかく何か返事してみたら?」
ムーンさん、ナイスアドバイス!
とにかく、私は適当に返事してみます。

「ハウモウト!」

・・・適当すぎな返事です。
「おう?おうおう!」
あ、通じてます。
私は一瞬信じられない気分になりましたが、とにかく会話を続けます。

「アスオプト、ココトミリ!」

「ハクギョリン!」

「ぎょこぎょこ!」

「ウジジアリマスカ?」

・・・皆さん、訳解らないでしょ?
私も訳が解りません。
とにかく、こんなやり取りを三十分くらい続けていました。
で、結果はと言うと・・・。

「う、うわぁー!離せ、離せー!」

何故かピッチさんが連れてかれちゃいました。
ピッチさんを担いで遠くへと去っていく怪しい宗教団体。
私たちはそんな様子をボーゼンと見ていました。
・・・いや、このとき、実際何がおきたのか解りませんでした・・・。

「・・・ねぇ、ムーンさん。」

私はやっと口を開きました。
「何だい?」

「ひょっとして、ピッチさん連れてかれたのですか?」

「みたいだねぇ・・・。」

「ピッチさん、どうなっちゃうんでしょうか?」

「・・・まぁあの連中の様子じゃあろくな事に使わないんだろうねぇ・・・。」

「・・・私、味噌汁料理しか料理できませんよ。」

「・・・アタシおは料理どころか全部駄目だねぇ・・・。」

「・・・行きますか、」

「あたし達のこれからのためにも、ね。」

・・・とまぁムーンさんとこんなやり取りをした後、私たちはあの宗教団体の後を追いかける事にしました。


続く