かにさんの小説

【キング オブ ウィンド】第二話


キングオブウィンド第2話

ここはアインディアから離れた所にある浮島です。
ここにいたのは・・・クーの弟分であるピッチと先にクーにここに連れられて来た人達(まだ秘

密)でした。
「・・・クーさん遅いなー・・・。すぐ戻って来るって行ったのに。」
クーがここを出ていってからもう5時間は立っていました。
「おーい!」
と、そこへクーが飛んで来ました。
「あ、クーさん!」
ピッチはクーの所へ駆け寄ります。
「おう、ピッチか。」
「クーさん、遅いじゃないですか。」
「悪い、ちょっと飲んでたんだ。」
クーは少し済まなそうに言いました。
「それより、試験を受ける人達は連れて来ましたか?」
ピッチは思い出したようにいました。
「ああ、バッチリな、もうすぐ来る筈だが・・・。」
クーが自分の来た方向の空を見上げたその時。

ヒューーン、ズガガガガガ!

空からジェット噴射で何かが飛んで来たと思ったら勢い良く地面に激突して
そのまま地面すれすれに50mほど進んだ物体がありました。
言うまでもなく、それはラグラールでした。
「・・・やった〜、アタチが一番乗り・・・。ガクッ。」
ラグラールはそのまま倒れてしまいました。
と、お次はリューイがやって来ました。
「・・・あーあ、ラグちゃんたら無茶しちゃってなの。」
・・・・まだあって間も無いラグラールをもうちゃんづけです。
今度はセツエイがやって来ました。
「・・・大丈夫ですか?ラグラールさん・・・。」
ラグラールのものすごい状態に思わず心配しています。
「大丈夫なの、こういう人ほどしぶといなの。」
・・・酷い事いいますね。リューイは。
「ハァハァ・・・みんなー待ってよぉ・・・。」
ミーアが遅れてやって来ました。
「よーし、みんな揃ったな!」
クーが号令をかけます。
「今から俺の弟分の話を良く聞きな!」
クーがそう言うとピッチはどこから取り出したのか書類を広げました。
「・・・えーと、今から30分後に試験を始めます・・。皆さんそれまで自由時間にします・・

・。」

・・・と、言う訳でただ休憩中です。
この際ですから皆さんの様子を見てみましょう。
セツエイさんは剣の稽古をしています。
「エイッ!エイッ!エイッ!」
舞っている木の葉を切っています。
「楽しそうだネー。」
と、そこに色の白い少年が現れました。
その姿は何処と無く精霊を思い出させます。
「・・・君は?」
「僕は〜フェリアス=ラル=シェラ!長いからいつもはふぇあと呼ばれてるんだ!よろしく!」
「あ、よろしく、ふぇあさん。」
セツエイはふぇあと握手します。
「君は何で空の軍隊に入ろうと思ったの?」
「うーん・・・楽しそうだったから♪」
それを聞いたセツエイはずっこけてしまいました。
「あ、あのね・・・これは遊びじゃないんだよ?死ぬかもしれないんだよ?」
「えー死ぬのはヤダなぁ・・・。ねぇ君、死にたくない時はどうすればいいと思う?」
・・・つかみ所の無い人。
セツエイはそう思いました。
と、そこへ今度はタンポポ頭が特徴の女の子がやってきました。
「ねえ、君は何してるの?」
女の子はセツエイに話し掛けました。
「あ、剣の稽古ですよ。君は?」
少女はセツエイの目の前で気を付けをしました。
「あたし、レモンって言うの!ヨロシク!」
少女はかわいく自己紹介をしました。
「僕はセツエイといいます。」
「僕はふぇあだよー。」
他の2人も自己紹介をしました。


今度はラグラールとリューイの奇妙なコンビです。
「・・・何だか暇なのー。」
「そうだわよ。」
この2人、いつのまにか仲良くなっていました。
と、2人は変な物を発見しました。
「ねえラグちゃん!あれを見てなの!」
「・・・あ、何か居るわよっ!」
その変なモノとは・・・。
鷲の首と翼の間に鯨のからだがあるという不気味な生き物でした。
それが浮島の端っこでじっとしていました。
「・・・・!ラグちゃん!ゴニョゴニョ・・・。」
「・・・!それ、言いだわさ!」
この2人、何か企んでいるようです・・・。


さてその辺な生き物・・・いやちゃんと名前がありますね。
えーとぉ・・・らいねっく?あ、ライラックですか!
とにかくライラックは悩んでいました。
「はぁ・・・。」
ため息なんて着いてます。
「・・・ここなら親の手掛かりがつかめるかも!と思って参加したけど・・・良く考えたら軍隊

なんだし・・・。
怪我するかもなぁ・・・。」
・・・怪我なんてレベルでは済まないと思うのですが・・・。
とにかくライラックは思い悩んでいました。
「・・・ばぁ〜!」
「けっけっけ!」
・・・と、いきなり目の前にラグラールとリューイが現れました!
で、ライラックの行動は当然・・・。
「・・・・キャアアアアア!」
暴れてしまいました。
しかも図体が大きいですから被害もパンパじゃありません。
ライラックは何処かへ飛んでいってしまいました。
「キャハハハ!」
2人は見事にハモって笑いました。


「・・・フーン、君、ダークキャッスルにすんでいたんだ。」
セツエイがレモンに話し掛けます。
「そうよ!私達の種族ってホップスターでは幻と呼ばれてるんだからぁ!」
レモンはえばります。
「でもなんで君がこんな所に・・・。」
セツエイがそう言った時。
「お化けが出たあああああああ!」
突然向こうからライラックが現れました。
ライラックはこちらに突撃してきました!
「!」
「ウワッ!」
「キャッ!」
セツエイとふぇあは何とか避けました。
しかしレモンは体当たりをもろに食らってしまいました。
「!?」
「レモンさん大丈夫ですか!」
2人はレモンに駆け寄ります。
「・・・何とか・・・あっ!」
彼女は自分の体にかすり傷が出来てるのに気が付きました。
「・・・かすり傷じゃないか。そう言うのはつばを付ければすぐに・・・。」
と、ふぇあが言おうとした時。
レモンの雰囲気が変わっているのに気が付きました。
「・・・あのガキャあ・・・絶対ぶっ殺す!」

ジャキン!

彼女はそう言うと懐から無数の包丁を取り出しました。
「3枚に降ろしたらぁ!」


シャシャシャ!

彼女はライラックに向けて無数の包丁を投げつけました。
「・・・きゃああああ!」
ライラックもこれに気付いて逃げます。
「オラオラぁ!玉の肌に傷を付けた罪は重いぞこらぁ!」
彼女は残忍な顔で包丁を投げつけます。
「・・・と、とにかく止めないと!」
セツエイはレモンを止めようとします。
「・・・!邪魔をするきか!?お前も血祭りじゃあ!」
レモンはセツエイにも包丁を投げようとしました。
その時!

ズコッ!

・・・何処からとも無く飛んできた羽に打たれてレモンは倒れました・・・。
「!?」
「大丈夫なのか?」
セツエイはレモンに近寄ります。
・・・どうやら気絶しているだけのようです。
セツエイはレモンに刺さった羽を抜きます。
「・・・。」
「大丈夫だったみたいね。」
と、そこへセツエイの所に飛んできたのは・・・。
まんま黄色のカービィに羽根が生えた生物でした。
もっとも、セツエイはカービィの姿なんて知りませんが。
「・・・君は?」
「私はキービィ・フェルリルって言うの。キービィで良いわよ。」
・・・どうやら女の人みたいです。
「・・・この人の知り合いですか?」
セツエイは質問しました。
「ええ、そうよ。彼女ったら昔っから傷をちょっと見ただけでいさかいが無くなるのよ・・・。
近づくもの全てを消そうとするのよ。」
キービィのその一言にセツエイは恐怖を覚えました。
「アナタも空の軍隊に入るのでしょ?同じ目的を持つもの同志なかよくしましょ。」
キービィはセツエイに握手を求めてきました。
「・・・よろしく。」
セツエイは握手をしました・・・。

・・・ちなみにミーアはずーっと木陰で寝ていました・・・。

続く