かにさんの小説

【リボン イン ナイトメア】stage6


リボン イン ナイトメア

stage6

突然洗われて私とピッチさんを助けてくれたピンクの梟さん・・・。
梟さんが私の前に落ちてきました。
「・・・アンタ、何者なんだい?この辺じゃあ見掛けない顔だねぇ・・・。」
梟さんは私の顔を見て言いました。
「リボンです・・・リップルスターからやってきたんです。」
私はそう答えました。
「ふーん・・・・じゃあアンタ宇宙人みたいな物?」
そう言われて私は少しむっとしました。
確かにここの出身じゃありませんが何か失礼ですよそんな言い方!
「・・・アハハ、不満そうな顔をしてるね!悪かったよ!」
梟さんは私の顔を笑いながらそう言いました。
「あ、紹介がまだだったね・・・あたしはムーン、虹の島で盗賊団の頭をやってるのさ。」
ムーンさんと名乗った梟は私に対して自己紹介をしました。
「・・・盗賊団?」
私はムーンさんを見て言いました。
と、突然
「あっ!思い出した!」
ピッチが何かを思い出したように叫びました。
「最近虹の島々で盗賊団が出没して金品を奪ってるって・・・。あなたがその盗賊団の首領なの?」
ピッチはムーンさんに向かってそう言いました。
「・・・確かにそうだよ、あたしは泣く子も黙る盗賊団の女首領、ムーン・クレイドラ様さ。」
ムーンさんは隠すつもりも無いのかあっさり答えました。
「ええっ!?そうなんですか?」
私はそれを聞いてちょっと恐くなりました。
「・・・何だい?あたしが恐くなったのかい?」
ムーンさんは私達を見て言いました。
「い!いえ!ただちょっと・・・・。」
私の持つ盗賊団のボスってイメージとは違うなーって・・・・。
言おうとしましたけど止めました。
何か見つめられただけで金縛りに遭いましたから。
何でそんな事言いそうになったのかというと・・・。
・・・余りにも盗賊団の首領とは思えないほど奇麗でしたから・・・。。
ムーンさんって奇麗なピンク色の体毛で。
いかにもお嬢さんな感じでしたから。
「・・・そんな事よりこの船は何なんですか?」
私は話題を変えました。
「あ、この船?この船はどっかの宇宙船さ。」
その話を聞いた私はぶっ飛びそうになりました。
・・・いきなりここは宇宙船だって言われれば誰だって焦りますよね・・・。
「う、宇宙船って・・・・何で分かるんですか!?」
「さっきあっちに宇宙船の操縦室が合った・・・だからさ。」
ムーンさんは向こうの通路を指差します。
「でも、何でこんな所へ?それになんでアナタがこんな船に?」
「さあね、何か隕石でもぶつかったか・・・それは調べてみないとねぇ・・・。あたしは何か金目の物はないかと調べに入ったんだ。」
ムーンさんは空の空き瓶を物色しながらそう言いました。
「・・・。そうですか、ムーンさんありがとうございました。」
私は向こうの通路に行こうとします。
「ち、ちょっと!リボンちゃん!何処に行く気なの!?」
ピッチさんが私を止めようとします。
「この船の墜落原因を調べに行くのです!どう考えたってこれは隕石の衝突とかが原因じゃないですよ!」
私は大声でピッチに叫びます。
「やめなよ!もしとんでもない化け物がいたらどうするのさぁ!」
ピッチさんはスカートのすそを掴むその手を更に強く握り締めます。
「化け物なんてもう慣れてます!」
私も負けじと反論をします。
「・・・そこのちっこいの、いい度胸してるじゃないの。」
ムーンは私を見てそう答えました。
「え?」
「アンタ、盗賊団に入る気はないかい?」
ムーンは私に向かってそう言いました。
「ええーっ!?」
当然、私は驚きます。
「その度胸とさっきのとっさの判断力。あたしはそう言う奴を捜してたのさ。顔も文句無しだし。」
ムーンさんは私の顔を見て言いました。
私は冗談じゃあないと思いました。
何で私が虹の島で悪名高いらしい盗賊団に入らなきゃ行けないんでしょうか?
「すぐにとは言わなくてもいいよ、この騒ぎが収まってからでもいい。その間、あたしはアンタの冒険に付き合ってやるよ。」
「?」
ムーンさんは私に近づきます。
「見ての通り今ホップスターには何かやな雰囲気が漂ってる。これじゃああたし達も商売が上がったりなんだよ。
アンタに付いていけばその原因も分かる気がして・・・さ。」
「な、何でそう思うんですか!?」
ムーンさんの話を聞いた私はそう言います。
ムーンさんの答えはこうでした。
「・・・盗賊としての感と女の第6感だね。」
ムーンさんは自信満々でした。
・・・私はというとそれを聞いて力が抜けました・・・・。
「あっはっは!タダで仲間に入るとはいってないよ!これをやるよ!」
ムーンさんは何処からか杖みたいな物を取り出しました。
・・・杖といってもよくおとぎバナシに出て来る先に星とかが付いた杖ではありません。
古い西洋の絵に良く出て来るお爺さんの魔法使いが持ってる古ぼけた全身木製の杖です。
先端は鳥の頭みたいな形をしており、目には赤い宝石が付いています。
全長は私の身長より長く大体アドさんと同じサイズでした。
「・・・?何ですかこれは?」
「フォレストロッドといってビックフォレスト一番の長齢の木の枝から掘り出した物さ。」
私の質問にムーンはそう答えました。
「元々はデデデ大王のご先祖様の側近の魔法使いが使っていたとされてる杖なんだよ。
これなら多分外をうろついてる黒い化け物やここに住み着いてる怪物とかにも聞く筈だよ。」
ムーンさんは杖を振り回してそう言います。
「・・・何でそんなものがここにあるんですか?」
「盗んだんだよ、デデデ城から。」
私は又ずっこけそうになりました。
しかしバランスを取って持ちこたえました。
「そ、それってすっごくやばい事じゃあないんですか!」
私はムーンに大声で怒鳴りつけました。
「いいんだよ、どうせあんな城においてっても役に立たないんだし・・・それにそのナイフ、
それも元はデデデ城に置いてあった物何じゃあないの?」
ムーンに腰のナイフを見てそう言われて私は内心ドキッとしました。
確かにこれはデデデ城に置いてあった物を私が勝手に持ち出した物です。
「・・・で?仲間になるの?ならないの?」
ムーンさんにそう言われて私は焦りました。
そして散々考えた末・・・。
「・・・ムーンさん、よろしくお願いします。」
私はムーンさんを仲間に入れる事にしました。
この際仲間は多い方がいいですしね・・・・。
「・・・決まりね、それじゃあ改めてよろしく。」
ムーンさんは握手を求めました。
「・・・よろしく。」
私はムーンさんと握手をしました。

と、言う訳で私は新しい武器と仲間と一緒に船の探索に出かける事になりました。


トゥビィコンティニュウ