かにさんの小説

【リボン イン ナイトメア】stage5


リボン イン ナイトメア

stage 5

ウィスピーウッズを倒した私達は無事に森を抜けました。
森を抜けた私達を待ち受けていたのは・・・。
「・・・船?」
正確には船ではなく飛行船です。
飛行船が目の前に現れたのです。
「・・・何でこんな所に・・・。」
飛行船は何かの攻撃を受けたらしく壊れてました。
私はピッチと二手に分かれて飛行船の外側を周りました。
・・・感想としては・・・疲れました。
この飛行船、異常に大きいんです。
何と言うか・・・空中要塞みたいな雰囲気でした。
私は丁度反対側でピッチと合流しました。
「どうですか?ピッチさん、何か分かりました?」
「全然、この船大きすぎるよ・・・。」
ピッチさんは少しばてていました。
「でも、さっき向こう側に入れそうな所を発見したよ。」
ピッチさんは船の向こう側を指差します。
見ると船壁が壊れていて入れそうな所があります。
「・・・じゃあ中に入って調べてみましょう。」
私は向こう側へ向かいました。
その時私は気が付きませんでした。
船窓の向こう側に光るずるどい目を。


「うわ・・・まるで幽霊船だね。」
ピッチさんが辺りを眺めていいます。
確かに床は板張りで所々が壊れており白い壁にシックなドアといかにも豪華客船が数年間海に沈んで
いたって感じの雰囲気でした。
・・・・本当に幽霊が出そうでした。
「でも、何でこんな所にこんなものが・・・。」
私は少し考えて居る内にダンスホールみたいな所へ出てしまいました。
・・・人気の無い、暗い雰囲気のダンスホール。
もしこれがちゃんとした飛行船なら貴族や令嬢が一堂に集まってダンスパーティでも催しそうな雰囲気でした。
私も出来ればカービィさんと・・・。
「リボンさん、どうしたんですか?」
ビクッ!突然のピッチさんの声に私は驚きました。
「あ、あ、ピッチ?ご、ごめん!考えごとしてたの!」
私は慌ててそういいました。
・・・その時私は気付きました。
・・・誰かに見られてる感覚に。
「・・・!?誰か居るの!」
私は叫びます。

・・・しーん・・・。

返事なんかする筈ありません。
と、辺りを見回していたピッチさんが震えて固まっていました。
「・・・ピッチさん?」
私はピッチさんの視線の先を見て見ると・・・。
鏡がありました。
「・・・わぁ、おっきなかがみ・・・。」
鏡を覗き込んで私はビックリしました。
鏡の中ではダンスパーティが催されていたのです。
・・・それもタキシードやドレスを着た骸骨や死霊だらけの冥界のダンスパーティが。
「あ、あわわわわ・・・。」
私は恐怖で体が震えました。
と、その時!

ギロリッ!

鏡の中の骸骨がこちらを睨み付けました。
そして鏡から飛び出してきたのです!

骸骨達はこちらに襲い掛かってきました。
「うわぁー!」
ピッチさんは叫びました。
でも私は別に驚きませんでした。
と、言うか目茶苦茶冷静でした。
「もぉ、数なんかで勝てると思わないでよ!」

ドガァ!

私は近くにあったテーブルを骸骨達に蹴り飛ばしました。
骸骨達はテーブルに押しつぶされます。
「今だっ!」
私は懐からシューティングスターを取り出すと。
それを空中に放り投げます。
「いっけぇぇぇ!」

びゅびゅびゅびゅんっ!

シューテイングスターは目茶苦茶に飛び回り骸骨達を砕いて行きました。
しばらくするとシューテイングスターは私の手元に戻りました。
骸骨達は皆粉になっていました。
「・・・リボンちゃん、たくましくなったね・・・。」
一部始終を見ていたピッチさんはそう言いました。
・・・そりゃああんな大変な事が続けば嫌でもたくましくなれます。
しかしその時!

びゅん!

「キャアっ!」
一体だけ生き残っていた骸骨が自分の腕を投げてきました。
油断していた私は腕を引っかかれてしまいました。
「くっ・・・。」
血がにじみ出ている腕を押さえて私は骸骨をにらみます。
骸骨はこっちに飛び掛かってきました!
その時!

ビシュッ!

何処からとも無く飛んできたピンク色の羽根が骸骨の頭を砕きました。
骸骨は音も無く崩れて行きました。
その様子を私は呆然と見ていました。
「全く・・・随分と尼ちゃんな子が来たもんだねぇ・・・。」
突然の後ろからの声に渡しは振り向きます。
そこにいたのは。
ピンク色の見事な毛並みをした梟さんでした・・・。



トゥビィコンティニュウ