かにさんの小説

【リボン イン ナイトメア】stage4


リボン イン ナイトメア

STAGE 4

前回のあらすじです。

今、私達は夢の泉へむかっています。
そこですっごい事になってたウィスピーウッズと戦いました。
私はピンチになってとっさに鬼神のお面を被りました。
そしたら・・・。

私は鬼神のお面の力で変身しました。
感じとしては・・・まぁ体中に力があふれているって感じですね。
でも・・・私が私じゃなくなったような・・・。
その様子を見たウィスピーウッズさんは
「・・・そぉんなこぉとしてかぁてるぅとぉおぉぉもぉぉうのぉかぁぁ!?」
・・・と言いました。
私は反論しようと口を開きます。
「ふん、馬鹿が良く吠える・・・。」
・・・あれ?
私、何を言ってるんですか?
「それで私に勝てると思ってるのか・・・。愚かな。」
・・・ひぃー!?私、口が悪くなってますー!
「・・・!?なぁ・・にぃ・・・!カァビィにくっつぃ・・てぇ・・
おぉ・・・びぃ・・・えて・・・いた・・・くせにぃ・・・生意気なぁ・・・!」
怒ったみたいです・・・。
ウィスピーウッズさんは私に向かってアメーバを出します。
その数はさっきのとは比べ物になりません!
・・・しかし私は不敵な笑みを浮かべると・・・。
「愚かな・・・。」
私はそう言うと手に持っていた剣をアメーバに向けます。
・・・何故か、こうすると何が起こるか自然と解っていました。
「・・・食らえ!」

バリバリバリ!

剣の先から大量の黒いイカヅチが出てきます。
そしてそれはアメーバを一瞬で蒸発させてしまいました。
「・・・!?これって確かダークマターの・・・。」
隅で見ていたピッチの声が聞こえました。
・・・多分耳もよくなってるんでしょう。
「おぉ、のぉ・・・れぇぇ!」
その行為はどうやらウィズピーウッズの怒りを買ったようです。
更に恐い顔になりました。
しかし。
その時、私は恐怖心を感じませんでした。
・・・まるで、ウィスピーウッズさんと戦うのが楽しいようでした。
ウィスピーウッズさんは空気弾を吹き出しました。
「・・・しつこい。」
私はそう言うとウィスピーウッズの懐に飛び込みました。
それも、一瞬で。
私は剣を構えそして・・・・。

ズバァッ!

ウィスピーウッズを真っ二つにしてしまいました。
「ギャアアアアアアアアアア!」
切られた所から凄い量の黒い液体が吹き出ます。
ウィスピーウッズは断末魔の悲鳴を上げると・・・。
例の銀色ぷにぷにの物に変わって行きました。
「・・・やった・・・。」
その様子を見たピッチさんはそう言いました。
「・・・所詮はただの操り人形か・・・。」
私はそう言うと仮面を外しました。

しゅうぅぅ・・・。
私は元の姿に戻ります。
「・・・・。」
しばらく私は何があったのか解りませんでした。
・・・でも、服や手に付いている黒い染みを見て。
私は自分のした事に気が付きました。
「私、ウィスピーウッズさんを倒しちゃったの・・・?」
私は凄い後悔と懺悔の念に襲われました。
「私は・・・、私は・・・ダークマターと同じ事をしたって言うの!?」
そう、いくつもの命を平気で奪うダークマターと同じ事を・・・。
私、そんな事をしたくなかった・・・!
声にならない心の叫びが頭の中に響き渡りました。
「私、私!・・・うわぁぁぁぁぁぁ・・・。」
私は泣きました。一人さびしく。
「・・・僕の事忘れてる?」
・・・あ、すみませんピッチさん。
「なんじゃい、邪悪な気配がしたから来てみれば・・。」
私は聞き覚えのある声を聞きました。
振り向くと、そこにはマドゥーさんが立っていました。
「・・・やれやれ、その様子じゃ、よっぽど恐い目に合ったみたいじゃな。」
マドゥーさんは呆れ果てていました。



「・・・なるほど、そのお面のお陰で助かったのか・・・。」
マドゥーさんは鬼神のお面を見て言いました。
「・・・ハイ、でも・・・そのお面は一体何なのですか。」
私は話を続けます。
「そのお面を被ると、すっごく強くなりました。でも、それと同時に何と言うか・・・優しさを失ったような、そんな気になりました!」
私は、必死で話をします。
悪いのは私じゃない。そのお面のせいだ。
そう自分に言い聞かせて。
「・・・このお面はな、鬼神のお面といって心を食らい力を与える効果があるのじゃ。」
「・・・心を・・・くらう・・・。」
「そうじゃ、それゆえ、このお面は人を悪魔に変えるといわれておる。」
一瞬、沈黙が辺りを支配します。
「・・・あの、質問していいですか?」
それまで喋らなかったピッチさんが口を開けました。
「・・・何じゃ?」
「・・・何で、プププランドはこうなったんでしょうか・・・。」
ピッチさんがそう言うと、マドゥーさんはこう言いました。
「・・・この星では犯罪は100年に一度しか起きんといわれておる。何故かと思うかね?」
「・・・え?」
「この星には人の心の悪い部分を吸い取ってしまう。昔からそう言われておる。」
「・・・そうなんですか?」
「そうじゃ、現にここには本当に悪い奴はいないじゃろ?」
確かにそのとおりです。
デデデ大王さんも、たまにいい事しますし。
「・・・しかしたまに悪い心を貯えきれない事があるのじゃ。」
「・・・じゃあ、悪い心が吹き出したから、ホップスターがこんな事に・・・。」
「・・・まぁそういう事じゃな。」
マドゥーさんは更に話を続けます。
「・・・お嬢ちゃん。」
「は、ハイ!」
「・・・もしこの歪んだホップスターを元に戻したいと考えるなら・・・。純粋な心、それを忘れるでないぞ。」
「・・・・え?」
「・・・今のホップスターを救えるのはお前しかおらぬ・・・。」
マドゥーさんはそう言うとまた消えてしまいました・・・。
「・・・。」
私は少し考えました。
そして立ち上がりました。
「・・・行きましょう。」
・・・ピッチはコクンとうなづきました。
・・・そう、今、私に出来る事は・・・。
夢の泉に向かう事・・・。
ただそれだけ。
この先何が起こっても、もう、私は泣かない。
・・・何にも負けない。
私達はまた歩き出しました。

続く