tateさんの小説

【世界迷作劇場】赤カービィちゃん:その2


カービィチャンは腹の中にラブリーを溜め込み、一路ワドルディおばあさんの家を目指しています。
ラブリー畑は、今やただの畑になっています。
そこへやってきたカブーが、いい土地を見つけた、と耕し始めました(どうやって…)。

「こっんにっちはー!おばーぁちゃん!!」
カービィチャンがワドルディおばあさんの家に着きました。
「入っておいで」
中から声がかかります。しかし、あのワドルディおばあさんの声とは思えないほどのダミ声です。
カービィチャンは不思議に思いつつも家の中に入りました。

部屋の中のベッドの上に、ワドルディおばあさん…?が寝ているのが見えました。
「おばーちゃん、具合はどぉ?」
「げふごは!!あんまりよくないねぇ…」

確かに、調子は悪そうです。聞いてて悲しくなってしまう声をしています。

タオルケットの下で、上下に動くおなかはボールのようです。
「おばーちゃん…太った?もしかして」
…もしかしなくても太ってます。
しかし、おばあさん…?はこう答えました。
「お前ほどじゃないよ、カービィチャン」

めちゃくちゃです。

ベッドからはみ出た足は、まるでアヒルの水かきです。
「おばーちゃん、泳げるようになったんだ!!凄いね!!!」
「まぁまぁだね」

もはや支離滅裂です。

ふと、顔にくっついている分厚い唇がカービィチャンの目に止まりました。
「…おばーちゃん、いつからタラコ唇になったの?ってか、前は口あったっけ?」

「…プチ」

ベッドに寝ていたおばあさん…?の血管の切れる音がしました。
大変です、脳出血です!!

…じゃなくて…

「それを言ったなぁ!カービィイイイ!!!」
なんとベッドに寝ていたのは、デデデ狼さんでした。

「ダメだよぉ!デデデ大王!!カービィチャンって言わないと…」
「うるさい!!黙れ!!!」

デデデ狼さんは、自身のタラコ唇をすっごく気にしていました。カービィチャンは、知らずにデデデ狼さんの逆鱗に触れてしまったのでした。
怒りまくったデデデ狼さんは、勢いに任せてカービィチャンを吸い込んで、そのまま飲み込みました。
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